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2009年11月18日(水) 19:20 |
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北木島「干物」で島おこし
瀬戸内の魚を使った新たな特産品の誕生です。 笠岡諸島の島おこしにと干物の加工工場が北木島に完成し、落成式が行われました。
これが、笠岡諸島の新たな特産品となる「灰干し」と呼ばれる魚の干物です。 笠岡諸島の活性化に取り組むNPO「かさおか島づくり海社」が中心となって去年から準備を進めてきたもので、18日、北木島に加工工場が完成しました。 「灰干し」は、笠岡諸島で水揚げされた新鮮な魚を塩水に漬け、セロハンと布でくるんだ後灰で挟み込み、低温熟成させて作られます。 使われるのは、火山灰。 火山灰が魚の水分と臭みを適度に吸収し、おいしい干物になるといいます。 かつて火山の噴火で大きな被害を受けた東京、三宅島も、島おこしに火山岩を使った「灰干し」の干物が作れないものかと模索していました。 そこで、島の伝統産業として石材の加工技術を持つ北木島が協力を申し入れ、三宅島の火山岩を使った灰干しが実現したというわけです。 18日行われた工場の落成式では、早速、「灰干し」の試食が行われました。 今後は一日200キロを目標に灰干しを生産し、島の雇用にもつなげたい考えです。 笠岡諸島の灰干しは、笠岡市のアンテナショップで購入することができます。 今後はインターネットや、関西圏の販売を予定し、島から元気を発信します。
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