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　金の地金約１２００キロを密輸入し消費税約１億５４００万円を免れたとして、東京地検特捜部は１７日、福岡県大野城市の土地家屋調査士、江藤宏晃容疑者（３７）を関税法違反（無許可輸入）や消費税法違反（脱税）などの疑いで逮捕した。

　逮捕容疑は、知人女性と共謀するなどして０８年４月１７日～０９年２月２１日、５６回にわたり金の地金計約１２００キロ（約３１億３７００万円相当）を国内に持ち込んだが、福岡空港などで税関に申告せず、消費税計約１億５４００万円を脱税したとしている。

　特捜部によると、江藤容疑者は消費税のかからない香港やオーストラリアで金を購入し、キャリーバッグの中に隠して密輸。国内で消費税分を上乗せして転売し、数千万円の利益を得ていたという。共謀したとされる知人女性については、在宅のまま捜査を続ける。【三木幸治】