2009.11.18 Web posted at:  20:38  JST Updated - CNN
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イラク議会選挙の1月実施が不透明に、ボイコット警告などで

バグダッド(CNN) 来年1月に予定されるイラク連邦議会選挙で、同国北部のクルド人自治区は17日、クルド人への議席配分数の増加が検討されなければ選挙をボイコットすると宣言した。

また、アラブ系イスラム教スンニ派のハシミ副大統領は18日、総選挙実施のための法案承認に拒否権を行使した。旧フセイン政権時代に国外に避難した難民の権利にも留意すべきだと要求している。難民の多数はアラブ系スンニ派。

選挙法案の成立には、大統領と副大統領2人で構成する大統領評議会の承認が必要。

イラク議会は今月8日、総選挙実施のための法案を承認したが、クルド自治区のボイコット警告と同副大統領の拒否権発動で、選挙が予定期日に実施されるか不透明になってきた。

選挙が遅れた場合、2011年までの全面撤退を予定する駐留米軍の撤収にも影響が出るのは必至となっている。

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