2009年11月18日 15時23分 更新:11月18日 20時48分
中堅出版社「幻冬舎」(見城徹社長、東京都渋谷区)の預金口座から1500万円を着服したとして、警視庁捜査2課は18日、東京都目黒区中根2、同社元管理局長、竹本和博容疑者(44)=3月に懲戒解雇=を業務上横領容疑で逮捕した。容疑を認めているという。同課は、竹本容疑者が01年8月~09年3月に約9億円を着服し、競馬に充てていたとみて捜査している。
逮捕容疑は、経理担当だった今年1~3月、自分で管理していた同社のキャッシュカードで9回にわたり、預金口座から現金計約1500万円を引き出し着服したとしている。発覚を免れるため、会計端末を操作して架空の売り上げを計上していたという。
同課によると、竹本容疑者は9億円を元手に総額35億円を馬券につぎ込んだが、逮捕前の預金残高は1万円以下だったという。
幻冬舎は、角川書店に勤務していた見城社長が93年に設立。03年にはジャスダックに上場した。出版不況のなか、「大河の一滴」(五木寛之著)などのミリオンセラーを数多く出版し注目されている。09年3月期の連結売上高は約116億円。【酒井祥宏】