岡山放送局

2009年11月18日 21時14分更新

子ども虐待防止専門本部会議


岡山県内では親が自分の子どもを虐待し、警察に検挙されるケースが相次いでいることから県は専門家と虐待防止にむけた取り組みを協議しました。

相次ぐ虐待を防ごうと岡山県が開いた会議には県内に4か所ある児童相談所や警察の担当者など25人が参加しました。

県内ではこの半年の間に自分の子どもを虐待した疑いで5人の親が警察に逮捕されていて会議では児童相談所が通報を受けた時の経緯や対応など具体的な事例の報告が行われました。

そして再発防止策として、育児の不安を訴える若い母親についての情報を産婦人科医や助産師から提供してもらい、市町村で個別訪問して母親の相談に乗っていくことや、虐待の疑いがあると通報があったときの対応などについて保育士や地域の民生委員の人たちに研修を行うことなどが話し合われました。

岡山県保健福祉部の神ノ田昌博部長は「育児で悩んだ場合は1人で抱え込まずに、周りの人に相談して下さい。また虐待が疑われるケースに気付いた場合は、市町村や児童相談所に連絡をしてほしい」と話していました。