トヨタ自動車は13日、同社が米国で販売する車種でアクセルペダルがフロアマットに引っかかり事故を招く恐れがある問題で、「レクサスES350」など8車種の車両を改修する方針を固めた。ディーラーを通じて対象車両を自主的に回収したうえで、アクセルペダルを改修し、マットに引っかかりにくい形状に変える。
トヨタと米運輸省高速道路安全局(NHTSA)との間で大筋合意した。NHTSAは早ければ週明けにも発表する。改修するのはESのほか「カムリ」「プリウス」など8車種。問題の発覚時には380万台が対象とされたが、その後、新たに生産・販売された分が加わるため、400万台を超える車が改修される見込み。
車両の改修には数百億円規模の費用がかかる見込み。トヨタはこれまで品質保証費用を引き当てており、「今期業績には大きな影響はない」(同社幹部)としている。(14日 07:00)