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日々つれづれ このページをアンテナに追加

2100-01-01

osahune2100-01-01

こんばんは

02:36 | こんばんは - 日々つれづれ を含むブックマーク はてなブックマーク - こんばんは - 日々つれづれ こんばんは - 日々つれづれ のブックマークコメント

おさふねと申します

よろしくお願いします。

日々思ったことを綴って行きたいと思いますのでよろしくお願いします。

あと、頂き物なのですが…

護憲パンダ君です。

日本の数少ない宝である日本国憲法改悪させるわけにはいきません。

ささやかながらここに主張させていただきます。

碧猫さん、有難うございました。

松原松原 2008/04/01 10:47 長船さんの言う通りですね。稲田は重罪を犯していますね。

osahuneosahune 2008/04/01 11:35 こんにちは
レスありがとうございます。
もう今のウヨはろくに勉強もしないでがなりたてるばっかなので纏めて産業廃棄物として処理したいですよほんとに

くせげ男くせげ男 2008/04/09 20:45 こんにちは。ここ面白いですね。
人間、それなりに真剣に、真面目に生きていれば、
おのずとリベラルな思想を持つはずだと僕は思うのですが、
実際、世の中にはいろんな人がいますよね。
今の状況で、どうして安っぽいナショナリズムを信じられるんだろう?・・・不思議です。
愛国心は持っていた方が良いですが、なぜ、これほど安っぽい愛国の表明をするんだろう?
お気に入りに登録しました。これからも頑張ってくださいね。では。

osahuneosahune 2008/04/10 01:09 こんばんは
コメント有難うございます。
このブログを始めた動機は「なんで安っぽいネトウヨ幼稚園児が出てくるのだろう?」というものでした。
まあ、怒りに任せて書いてるのもありますが(笑)
これからもよろしくお願いしますね

earspearsp 2009/05/10 16:06 http://locolo.blog.so-net.ne.jp/2009-05-05
小泉が沈黙した理由は。
http://plaza.rakuten.co.jp/seizaikaiclub/diary/200904220000/
自民党の金庫に金がない?
田原さんもこれじゃ・・・・
http://blogs.yahoo.co.jp/voteshop/folder/60653.html
自民からの講演料ねぇ。

aikokuhosyuaikokuhosyu 2009/11/18 21:36 売国奴は日本から出てけ!

2009-11-17

ウサンクサイケイ抄 11月16日

| 16:24 | ウサンクサイケイ抄 11月16日 - 日々つれづれ を含むブックマーク はてなブックマーク - ウサンクサイケイ抄 11月16日 - 日々つれづれ ウサンクサイケイ抄 11月16日 - 日々つれづれ のブックマークコメント

ウサンクサイケイ抄 11月16日

円の大小を問わず、円周の長さと直径の比は一定で、その数が3より少し大きいことは、紀元前2000年ごろのバビロニア発見されたという。いわゆる円周率はその後、さまざまな方法で計算されてきた。

▼桁(けた)数が飛躍的に伸びたのは、コンピューターが開発されてからだ。1949年の2037桁を皮切りに、73年には100万、89年には10億桁に達した。現在世界記録は、筑波大計算科学研究センタースーパーコンピューターが今夏打ち立てた、2兆5769億8037万桁だ。

▼とはいえ円周率計算は、あくまでスパコンの性能を確かめるために行われる。本来の仕事は、生命科学ナノテクノロジー研究、気候変動予測新薬開発などで、画期的な成果を挙げることだ。

政府研究機関の理化学研究所が中心となり開発を進めてきた次世代スーパーコンピューターは、毎秒1京(1兆の1万倍)回という世界一計算速度を誇るはずだった。神戸市ポートアイランド地区で施設も建設中だ。そのスパコン開発に、行政刷新会議の仕分け作業で、「ノー」が突きつけられた。

▼「世界一をめざす理由は何か。2位ではだめか」。決め手となったのは、仕分け人、蓮舫(れんほう)参院議員の発言だったという。7年前、日本スパコン地球シミュレータ」が一時世界一に躍り出たとき、衝撃を受けた米国メディアは大々的に報じた。スパコンの性能は、開発国の科学技術力そのもの、2位ではだめなのだ。

▼ほかの科学関連事業も軒並みカットの判定を受けている。東大工学部応用数学を学んだ鳩山首相をはじめ、菅国家戦略相は東工大平野官房長官中央大理工学部の出身だ。初の「理系内閣」の正体は、「科学軽視内閣」なのか。

ウサンクサイケイ抄11月16日 改訂版

円の大小を問わず、円周の長さと直径の比は一定で、その数が3より少し大きいことは、紀元前2000年ごろのバビロニア発見されたという。いわゆる円周率はその後、さまざまな方法で計算されてきた。

▼桁(けた)数が飛躍的に伸びたのは、コンピューターが開発されてからだ。1949年の2037桁を皮切りに、73年には100万、89年には10億桁に達した。現在世界記録は、筑波大計算科学研究センタースーパーコンピューターが今夏打ち立てた、2兆5769億8037万桁だ。

▼とはいえ円周率計算は、あくまでスパコンの性能を確かめるために行われる。そんなに金かけて作り上げたとしても大方国威高揚の喧伝と企業利権に使われるだけでどうせ数十年後にはポンコツ同様の代物に成り下がるに違いない。

政府研究機関の理化学研究所が中心となり開発を進めてきた次世代スーパーコンピューターは、毎秒1京(1兆の1万倍)回という世界一計算速度を誇るはずだった。神戸市ポートアイランド地区で施設も建設中だ。そのスパコン開発に、行政刷新会議の仕分け作業での見直しが決まったとの事だが今の優先事項からいっても妥当な線だろう。国庫に余裕のない今、ますます増大する格差問題貧困問題の解決に目を向けなければいけないこのご時世に、数十年後には陳腐化するような代物に莫大な金をつぎ込む余裕はない。

▼「世界一をめざす理由は何か。2位ではだめか」。決め手となったのは、仕分け人、蓮舫(れんほう)参院議員の発言だったという。7年前、日本スパコン地球シミュレータ」が一時世界一に躍り出たとき、衝撃を受けた米国メディアは大々的に報じた。「スパコンの性能は、開発国の科学技術力そのもの、2位ではだめなのだ」ってあーたジョジョの奇妙な冒険じゃあるまいし、「日本のォ科学技術ゥは世界一イィィィィィ!!!!!!」とでも叫ぶつもりか(嘲)

▼ほかの科学関連事業も軒並みカットの判定を受けているが、まぁ250億の血税をぶち込んだ挙句ハードウェア企業利権争いで終わってしまい、見るも無残な大失敗に終わってしまったシグマ計画悪夢や、鳴り物入りで570億もの血税を叩き込んだにしては今ひとつぱっとした成果が見えてこなかった「第5世代コンピュータ計画」など、これらの二の轍を踏まない配慮は、技術躍進事業に関して下手に役所が絡むとロクな事にならないという経験を学んだためなら褒められた物だが、実際はどうだか(嘲) 東大工学部応用数学を学んだ鳩山首相をはじめ、菅国家戦略相は東工大平野官房長官中央大理工学部の出身だ。初の「理系内閣」の正体は、おそらく「無駄科学軽視内閣」なのだろうから無駄ともいえる国家事業への資金投入を控え、国民全体の生活力の底上げに使ってもらいたい(嘲)

11月16日のウサンクサイケイ抄読んで真っ先に思い出したのが「シグマ計画」でした(笑) あと行政主導でぎゃんぎゃん喚いて進めてたにもかかわらずどっかに消えてしまったニューメディアとか(笑)

aikokuhosyuaikokuhosyu 2009/11/18 21:37 産経は日本一の新聞だ。それを汚すとは許せない。

2009-11-12

日々雑論 本当に素朴な疑問

| 17:02 | 日々雑論 本当に素朴な疑問 - 日々つれづれ を含むブックマーク はてなブックマーク - 日々雑論 本当に素朴な疑問 - 日々つれづれ 日々雑論 本当に素朴な疑問 - 日々つれづれ のブックマークコメント

 この前の土曜日に所用で名古屋に行ったんだけど、というより行かざるを得なかったので行ってきたのだが、よくわからない変な団体が辻説法をしていて非常に胡散臭かった。辻説法の内容は「外国人参政権を認めると国が滅ぶ」(だったらてめーは安い外食を一切口にしちゃ駄目だし海外産の代物一切利用するなよ)とか「竹島は日本の領土だ」(つい最近まで放置状態だったのに今更急に喚くなよ馬鹿)とか、こんなもんこんなところでするなよ馬鹿馬鹿しい、つうくらいの内容でどっかの酷使様のサイトひらけば、まあ、開くまでもなく2ちゃんかなんかのネトウヨ板かなんか見てればうんざりする位目にする程度の、敢えて取り上げるほどのものでもない代物なんだが、思い出すうちにひとつ疑問が浮かんできてどうにも頭から離れなくなった。

 その疑問と言うのはですねえ…

 全体がすごく胡散臭く見えると言うことだ。 

 いや、内容はさておき辻説法してる人の身なりはきっちりしてたんですよ。黒いスーツの黒の革靴で、就職活動に行っても通用するくらいのリクルートスーツ着てゴリッパな演説ぶってたし。

 でもね、

 あーいう妄想と言うかデンパというか宗教と言うかよくわかりませんが、それを力一杯力説しているのを見れば見るほど、胡散臭さと怪しさのオーラが輝きを増すのはどうしてなんだろうか?選挙期間中の政治家の街頭演説なんかの「どーせ出来もせん事をたらたら述べやがって」みたいな白々しさとはまた違った、強いて言えば宗教勧誘の「善意の押し売り」的な感じなんだけどまたそれとは違った、非常に香ばしく頭の回線の接続が間違ったとしか思えないあの胡散臭いオーラはいったいどこから来るのか?

 少し頭の中の片隅に置いておきたいと思う。結論でないからよくわかんないけど

 

2009-11-09

日々雑論 農業が崩壊すると言ってるけどね。改訂版

| 14:14 | 日々雑論 農業が崩壊すると言ってるけどね。改訂版 - 日々つれづれ を含むブックマーク はてなブックマーク - 日々雑論 農業が崩壊すると言ってるけどね。改訂版 - 日々つれづれ 日々雑論 農業が崩壊すると言ってるけどね。改訂版 - 日々つれづれ のブックマークコメント

 なんか最近テレビとかを見ていると「農業の危機」みたいな事を言ってたり、それに対して芸能人が農村部で野菜作ってたりするのをリアルタイムで放映してたりとかしていて、改めて、と言うよりは嫌が応にも農業の問題をこれでもかと突きつけられる訳なんだけど、それらを見てるとなんか違和感がどうしても出てくるんだな。

 報道番組はしきりに後継者不足と政府の朝令暮改を強調し、バラエティは農業の楽しさを芸人を使って面白おかしく紹介する。まあ、おそらく両方とも正しいとは思うんだけど…おいらが日本の戦争責任について初めて首をつっこうもうとしたときと同じ様な「違和感」が頭の中で育っている。

 どのような「違和感」かというとですねえ…

 地方の「農業従業者」の団体は「本当に」「悲劇」の「滅ぶしかない」「社会的弱者」であり、またずっとそうだったのか?という疑問だ。

 日本の戦争責任について、「やられた事は声高々に喚き散す癖に、やった事は不気味な程に出てこない」のが妙に引っかかったから「やった事」を首突っ込んで主に義兵闘争やシンガポール華僑大検証を中心に齧っている訳だが、では農村部においてはどうなの?という事で見てみよう。

 まずは亡くなってまだ暫くしか経ってないけど平岡正明・上杉清文対談集「どーもすいません」より一部抜粋

平岡:百姓といやあ、下堀のカメ公につきる。

上杉:なんですか?その下堀のカメ公って

平岡:ウチの遠い親戚で二宮尊徳を信奉してるんだよな(笑)。ウチはずっと東京に土着してたから、戦争末期に疎開しようと思っても、疎開する田舎がないんだよね。で、散々探したら母方の遠い親戚が小田原在住の酒匂にあって、そこに疎開したんだ。(略)食うために買出しに行かなければならないんだ。そこから東海道線の線路を越えて一理くらい離れたところに、堀口という親戚があるってんで、いつも母親に手を引かれてイモなんかを買いに行くわけ。上杉さんの時代は、竹の子生活って言葉まだあったの?

上杉:竹の子生活ですか?竹の子族じゃないでしょ?

平岡:うん、あの時代は物凄いインフレでしょ?金なんかあってもないようなもんですよね?だから、百姓は金では売ってくれないんだ。自分の着ているものを一枚一枚脱いで食料に換えるわけ

上杉:物々交換

平岡:カラダか着物だよな。着物を売りつくしちゃうと、カラダしかない。

上杉:そうですね。

平岡:で、フスマを買いに行ったんだよ。俺たち、その当時はフスマパンというのをよく食ってたの。フスマとうどん粉混ぜて。

上杉:馬みたいなもんだ。

平岡:馬ならいい。豚以下に扱われた。で、下堀のカメ公のウチまで買いに行ったんだ。すると、カメ公が出てきて「オメエッち今日何もって来ただか」て言うんだよね。金のほかに指輪だとか、マフラーだとか、毛皮だとか、着物だとかね。金払って、百姓に物やって、それでやっとフスマをもらうわけね。米なんか全然売ってくれねえから。それで、何回目かの時、カメ公が「オメエッちにやるフスマなんかねえ。豚に食わせる餌のほうが大事だ」なんて言いやがった。

上杉:はははははは……その二宮尊徳が言ったわけですね。フスマをブタに食わせるって。

平岡:その時、俺は悔しかったなぁ。(中略)あの下堀のカメ公だけは許さない(笑)。そのころ、供出ってあったんだよね。

上杉:ああ、ありましたね。内は寺だから梵鐘を供出したそうです。戦時中の話ですけど。

平岡:釣鐘じゃ食えねえよな(笑)。で、俺、その時、日本の百姓の小ずるさというのを嫌と言うほど見たんだよ。食料調達の役人が来るとさ、「もうねぇ」って米俵にしがみついてるんだ。「こんなことして百姓を殺す気か」なんて言ってた婆ぁがさ、役人が行ってしまうと、ケロっとして、「今日はこれだけで助かった」っていって、床の下にいっぱいあったりするんだよな(笑)。百姓のサイドから言えば役人が収奪していくって理屈もあるけど、そういうのは認めないのね。俺は、金がないって言ったときは本当にないわけよ。ところが、あるくせにないって言ってる人間がいる。それ以来、俺は百姓が嫌いでね。(略)

以上、平岡・上杉対談集よりの一部抜粋だが、掘り下げてゆくと結構重苦しかったりするんだけど、重苦しい話題を冗談とギャグで言いくるめているのであまり衝撃はないかもしれない。まあ、手軽に日本の農村部の闇を齧ると言う意味では白土三平「カムイ伝」なんかを読むのもいいんだけれど、という訳でもうひとつ。黒田喜夫の一連の詩の中のひとつを取り上げてみる

(略)

妊婦によりそって囁いていた

俺たちの多産系

飢餓と貧婪といううつくしい言葉

婦はやすらかに息ずく下腹を幻の土地よといった

骨盤は無限に広いなんて撫でてると

土地のおくに踞んでいる人の形をさぐりあてた

肉のおくに踞んでいるいびつなマッスの

休みない鼓動にふれてると

苦い近親憎悪がきた

おれに似た仔か

農奴誕生か

いまはこの肉の鎖の断種こそ願う

飢餓と貧婪といううつくしい言葉

うつくしい言葉におもねて

肯定の種を蒔きつづけるこの肉の鎖を断つときだ

立上ると

婦が肢にすがり

そのままひきずって窓ぎわに立ち

遠い土地よ幻よ

遠く広い土地をゆめみることが何故救いなのか

アクションすさまじく細民の街を指さすと

恨みがましい顔があおむいた

ああ鬼っ児生むわよ

鬼っ児なら産め

恨みがましく婦はのけぞっていった

(略)

とりあえず一部分だけを抜き出してみたが、凄まじいまでの飢餓に対する怨念である。この「飢餓」に対して、これでもかこれでもかと鋼を突き立て抉り出す怨念をぶつける先はと言えば、まず間違いなく農村部ムラ社会構造の抱える「闇の部分」だろう。地方農村部で生活が出来なくなった大多数が集まったのが都市部の雛形でもあるわけだし、その「闇」の部分を放置、あるいは「闇」の権益に胡坐をかいてなんら対策をとらなかったがための結果と言ってもあながち的外れでもないだろう。いくら目に見える範囲を整えたとしても、縦横に構築された「ムラ社会」としてのネットワークの「負」の部分をなんとかしないと、所詮上辺だけの目論見で終わってしまうのではないのだろうか。

2009-11-07

編集失敗

11:42 | 編集失敗 - 日々つれづれ を含むブックマーク はてなブックマーク - 編集失敗 - 日々つれづれ 編集失敗 - 日々つれづれ のブックマークコメント

 編集失敗しましたのでもう一度後日修正します。ちょっと今仕事中で…ごめんなさい

2009-11-03

日々雑論 ウサンクサイケイ抄11月3日

| 16:51 | 日々雑論 ウサンクサイケイ抄11月3日 - 日々つれづれ を含むブックマーク はてなブックマーク - 日々雑論 ウサンクサイケイ抄11月3日 - 日々つれづれ 日々雑論 ウサンクサイケイ抄11月3日 - 日々つれづれ のブックマークコメント

ここ数日、ウサンクサイケイ抄デンパ注意報がまったく発令されず、まったく普通のコラムでお茶を濁され、アチキのようなウサンクサイウォチャはやきもきしておったのですが、今日は久々に良質の毒デンパが垂れ流されているようですから遊んでみる事にしましょうか(笑)

【ウサンクサイケイ抄】11月3日

ウォールストリート・ジャーナル・アジア版には、日本通の論説委員がいるようだ。10月27日付の社説で、米軍普天間飛行場の移設に関する日米合意の見直しを掲げる鳩山由紀夫首相を、歌舞伎役者にたとえていた。

▼芝居のクライマックスで見得(みえ)を切るような、観客(国民)受けするパフォーマンスはもうたくさんだ、というのだ。さらに、「見得を切る」には、「大げさな態度で、他人に自信のほどを示す」という意味があることを踏まえて問いただす。「日本は自らを守るためにより多額の予算を費やすのか」「外交だけで日本を守れると思っているのか」

▼かつて米国通商代表部日本部長を務めたチャールズ・レイクさんによると、日米経済摩擦が激しかったころ、日米両国政府の交渉担当者は、歌舞伎役者と呼ばれていた(『GREAT JAPAN』朝日新聞出版)。といっても、まったく違う意味で、だ。

▼当時、市場開放の必要性は、日本政府も理解していたものの、国内の政治的要因のために実現できなかった。そこで歌舞伎役者(交渉者)が、米国の強烈な要求を日本が渋々受け入れるという筋書き通りの演技をすることで、合意に結びつけた、という。

▼レイクさんのいう歌舞伎役者は、もはや日米両政府にいないようだ。だからこそ、米国務省が発表した日米外相会談の予定を、日本側が訂正を求め、会談の実現そのものが危うくなるというドタバタ劇を見せられる。

▼そもそも鳩山内閣に筋書きがない。普天間移設をめぐって、首相と岡田克也外相、北沢俊美防衛相の発言が食い違う、「閣内不一致」状態が続いている。役者が思いつきのセリフを口にするだけの即興劇には、米紙にいわれなくても、うんざりだ。

【ウサンクサイケイ抄改訂版】11月3日

ウォールストリート・ジャーナル・アジア版には、日本通の論説委員がいるようだ。10月27日付の社説で、米軍普天間飛行場の移設に関する日米合意の見直しを掲げる鳩山由紀夫首相を、歌舞伎役者に例えているが、何処までできるかはわからないが、日本文化を守り、伝統を貫き通す意味でも大いに期待したい。

▼芝居のクライマックスで見得(みえ)を切るような、観客(国民)受けするパフォーマンスはもうたくさんだ、というのは元々三流役者出身であったレーガン元大統領から指摘された事であって、さらに日本でも中曽根康弘元首相や近くで行けば「小泉劇場」とまで揶揄された小泉元首相にいたっては、今の日本の惨状を生み出した張本人なのだから、のうのうと第一線を退いて息子に代を譲るとは、もはや呆れて言葉もない。「見得を切る」には、「大げさな態度で、他人に自信のほどを示す」という意味があることを踏まえて問いただす。これはまさに小泉内閣のやって来た事であり、ここでなぜウサンクサイケイは鳩山内閣や与党批判につながるのか、全く理解に苦しむと思ったらこのコラムはそういえば軍事費の事だった。日本は自らを守るためにより多額の予算を費やすのか」は一見正論だが「外交だけで日本を守れると思っているのか」ってねえ…冷静に考えてほしい。世界最高性能のイージス艦を6隻、F15戦闘機を200機近く、F2支援戦闘機を100機近く…適当に見繕ってもこれだけの軍備が常に稼動状態にある国を一体何処が攻めると言うのだろう? 攻略できるとしたらアメリカくらいしか思いつかん(嘲)

▼かつて米国通商代表部日本部長を務めたチャールズ・レイクさんによると、日米経済摩擦が激しかったころ、日米両国政府の交渉担当者は、歌舞伎役者と呼ばれていた(『GREAT JAPAN』朝日新聞出版)。といっても、まったく違う意味で、だ。

▼当時、市場開放の必要性は、日本政府も理解していたものの、国内の政治的要因のために実現できなかった。そこで歌舞伎役者(交渉者)が、米国の強烈な要求を日本が渋々受け入れるという筋書き通りの演技をすることで、合意に結びつけた、という。

レーガンやその亜流、小泉元首相のような政治家崩れの三流役者は、もはや日米両政府にいないようですっきりして好感が持てる。だからこそ、米国務省が発表した日米外相会談の予定を、日本側が訂正を求め、会談の実現そのものまでカードに使った今までの馴れ合い外交という名の減私奉公とは全く違う緊張感の伴った外交上の駆け引きを見せてくれる。

▼そもそも鳩山内閣には流動性がある。普天間移設をめぐって、首相と岡田克也外相、北沢俊美防衛相の発言が食い違う、「閣内不一致」状態が続いている。役者が思いつきのセリフを口にする即興劇は、例えていえばフリージャズのセッションであり、さまざまな意見のぶつかり合いが出てくるのは見ていて楽しいし、それを如何に上手に調整して落とし所をつけるのが政治手腕であって、右向け右ですべてがすぐ決まる、ウサンクサイケイが常日頃から望んでいるような八百長政治の東洋型マスゲームは米紙にいわれなくても、うんざりだ。

ウサンクサイケイ抄がまともすぎるコラムではやっぱり面白みがないというか寂しいと言うか食い足りないというかギョーザのない中華料理店とかパンの無いモーニングとか、そんな感じがするのですが、やっぱりウサンクサイケイはこうでなくちゃ!*1

*1:つっても過度のデンパ浴は精神に重大な影響を及ぼすので控えたほうがやはり吉ですが