放送予定
   
   
   
11月18日(水)放送予定
“衝撃”のVFX
〜ハリウッドを席巻する日本人〜

ニューヨークの街が大洪水で水没する…。亡きオードリー・ヘプバーンが、現代に甦ってセリフをしゃべる…。そうした"あり得ない"映像を「リアル」な迫力で見せるのがVFX(ヴィジュアル・エフェクト=視覚効果)。この秋公開されるハリウッド映画「2012」は最先端の技術を駆使し、およそ1500カットがVFXで作られた"VFX大作"。地球滅亡の危機を描いたこの映画には、ビル群の崩壊、大地震、洪水等々あらゆる「パニック」が登場。「リアルを超えたリアル」な衝撃が観客を圧倒する。もはやハリウッドはVFX無しにはあり得ない、とさえいわれる状況のもと、VFX制作各社は、名門大学に学んだ超一流の理系の学者や、NASAの職員までをも獲得し、よりリアルな映像を求めてしのぎを削る。番組では「2012」VFXチームのリーダーの1人で、去年、映像制作者として日本人で初めて、アカデミーの科学技術賞を受けた坂口亮氏に密着。一人の日本人技術者の成功物語を通じて、ハリウッドVFXの最前線を見つめる。
(NO.2819)

スタジオゲスト おすぎさん
    (映画評論家)
 

   
   
11月19日(木)放送予定
直売所が農業を変える
〜大ブームの舞台裏〜


今、農家が農産物などを直接販売する「直売所」が全国で急増している。その数は1万3000に達し、大手コンビニチェーンの店舗数に匹敵するまでになった。ぎりぎりまで畑で熟させることで抜群の糖度を実現した「朝採りいちご」や特産物を加工した「いちじくタルト」「れんこんソーセージ」など、そこでしか買えない農産物や加工品の数々が消費者の心をつかんでいるのだ。外国産の流入やスーパーの安値競争で収益が悪化し、暗い話題ばかりが目立った日本の農業。しかし、農家が消費者と直接向き合う直売所では、豊かなビジネス感覚で自らの道を切り開く農家が増え始めている。番組では、年商20億円を誇る愛知県の巨大直売所や零細農家のパワーを活用する愛媛県の中山間地直売所などを取材。その人気の秘密を探るとともに、農業の新たな成長モデルとしての可能性と課題を考える。
(NO.2820)

スタジオゲスト 大澤 信一さん
    (日本総研主任研究員)