高笑いする永田裕志=東京・奥沢のenishing
新日本12・5名古屋大会で中邑真輔(29)のIWGPヘビー級王座に挑む永田裕志(41)が17日、都内で、中邑が対戦を熱望したIGFのアントニオ猪木会長に成り代わることを宣言した。
永田は、中邑が猪木ばりの鉄拳を使うことに着目。「オレにはヒジがあるからヒジでたたき割ってやる。猪木さんが武藤さんにやったような教え方もある」と意味深に笑った。1986年11月、猪木が武藤敬司を鉄拳で血だるまにした一戦のように、ヒジでストロングスタイルをたたき込むという。
また、中邑に雪崩式の投げ技での負傷が目立つことから「トップロープからの投げに弱い」と指摘するなど、勝つための研究にも怠りはない。ストロングスタイル伝承と、2年2カ月ぶりの王座返り咲き-ミスターIWGPが一石二鳥を狙う。
(2009年11月17日)