ええ名前、つけたってぇな-。オリックス・岡田彰布監督(51)が17日、来季の飛躍を期待している岡田貴弘内野手(21)の登録名を一般公募すると明言。監督と選手が同じ姓で紛らわしい、との理由で「呼びやすい登録名をつけてほしい」と呼びかけた。応募方法は後日、球団HPと携帯サイトで発表され、岡田内野手本人が“当選名”を決めることになった。
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監督が岡田で、期待の選手も岡田。「サッカー界にも岡田がおるし、紛らわしいやんか…」。そんな思いに加え、“未完の大器”を発奮させるいい起爆剤にしたい。以前から温めていたビッグプラン、それが貴弘内野手の登録名一般公募だった。
「呼びやすい名前をつけたってほしい。上手につける人がいっぱいおるやろうからな」
岡田監督が思い浮かべるのは、当時の仰木監督が命名し、それが登録名となった「パンチ佐藤」の例。トレードマークだったパンチパーマから採用、これが思いのほかはまった。登録名を一般公募するなど前代未聞、史上初の“珍事”だが、逆にインパクトが強いし、親しみも得られる。
公募にあたり「カタカナだけではあかん」「○○○岡田がいい」と条件を挙げ、その上で自ら具体例を示した。
(1)ムーディー岡田(完全な思いつき?でもなぜかお気に入り)
(2)アフロ岡田(パンチに対抗)
(3)ヌーボー岡田(「子供のころ、そんな呼ばれ方をしとったようや」。実際は“ダーダ”で全く違っている!!)
この日の練習終了後、監督に公募することを告げられた貴弘内野手も「先輩の方が呼びにくいと思うので、いい名前があればうれしいです」と、期待を寄せた。
「何に決まっても、監督には“ムーディー”と呼ばれそうですけどね」と苦笑いの本人だが…。採用者には直筆のバットが進呈されるこの企画、応募するファンのセンスも試されている!?