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Bs岡田監督「分かりにくい」 岡田に“改名”を提案

◆ 仰木イズム継承…自らスター育成や ◆

 “広報部長”としても一役買う。オリックス・岡田彰布監督(51)が17日、同姓の岡田貴弘内野手(21)について「同じチームに岡田、岡田では分かりにくいよな」と若き主砲候補に来季からの登録名変更を提案。自ら私案を列挙した上で「募集したらどうや」と広くファンに公募するプランを披露した。かつて「イチロー」、「パンチ佐藤」を生み出した故仰木彬元監督(享年70)のイズムを継承し、自らの手でスター育成に着手する。

◆ 「ナニゴジ」封印、新登録名は公募で ◆

 岡田監督が岡田に…って分かりにくいわ!若き主砲候補の認知度アップを図るため、指揮官は岡田に対して“改名”を提案。インパクトのある新登録名を広くファンに公募して決定するという、前代未聞のプランを実行に移すことを決めた。

 「同じチームに岡田、岡田では分かりにくいよな。サッカー(日本代表)の岡田監督もおるしな。新聞見て、一発で分かるような名前にしたらええんちゃうか。募集したらどうや?」

 まずは率先して私案を披露。「“ムーディー岡田”なんてどうや?アフロにして“アフロ岡田”とかな」。遊び心たっぷりの候補を挙げた上で「4文字くらいで呼びやすい名前がええ。“パンチ佐藤”みたいに“○○岡田”がええな」と、希望を付け加えることも忘れなかった。

 同時に「ゴジラ」は封印する方針だ。岡田は大阪・履正社高時代から同じ左打ちの長距離砲、松井秀(ヤンキース)の愛称にちなんで「ナニワのゴジラ」と呼ばれた。だが指揮官は「“ナニワの−”はスケールが小さいわ。“ゴジラ”も登録名にするには引っかかるんとちゃうか?」と指摘。商標登録などがかかわって困難であることに加え、“二番せんじ”からの脱却も願った。

 まさに“仰木イズム”の継承だ。柔軟な発想で「イチロー」や「パンチ佐藤」などの人気者を生み出した故仰木元監督の足跡をたどるように、ユニークなプランを披露した岡田監督。恩師にならって“広報部長”としての話題提供にもひと役買い、その上で登録名変更に伴いブレークしたイチローに続く新スターの誕生に期待を込める。

 岡田本人も「呼びやすくて良いのがあれば、それにしたい」と“改名”に乗り気。球団では近日中にも公式ホームページ並びに携帯公式サイト上において応募方法などの詳細を発表する予定で、採用者には岡田の直筆サイン入りバットを贈呈することも決めている。未来のスターの「名付け親」になるチャンスだ。

[ 2009年11月18日付 ]

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