タイピング

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 以下の記述は、統計データや科学的分析に基づくものではありません。はまかぜメンバーの経験則です。

 

■誰でもできるか
  • 10分700字前後の手書きよりも、速く入力できれば、手書きより有利です。個人差はありますが、練習さえすれば、1年以内に到達できるレベルです。1年で手話をマスターすることより、易しいです。

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■かな漢字変換システム
  • Windowsで代表的なのは、MS-IMEとATOKですが、いずれも優れたシステムです。
  • はまかぜは、富士通ワープロ専用機OASYSの流れをくむOAKを使っています。
  • MS-IMEやATOKに慣れた人が、OAKに変えても使い物になりません。使い慣れたのを使うのが一番です
  • でも、初めてパソコンにさわるとか、使い慣れたのがないなら、OAKも選択肢に入れてもらえると、OASYSファンの、はまかぜは嬉しいです。
  • OAKは、MS-IMEやATOKのような複文節変換でなく、単文節変換で使ってこそ、その真価を発揮します。
  • はまかぜの経験則
  • かな漢字変換システムのヒット率の良し悪しは、高速入力には無関係です。
  • いくら正しくヒットしても、国語的に無意味な変換候補がたくさんあると、選択に手間取り、かえって遅くなります。
  • 無意味に変換するより、変換しないことが、高速入力に適しています。
  • 10個の間違った変換候補のなかの、1つの正しい変換よりも、まったく変換しない方が有利です。
  • 異論あると思いますが、1992年富士通ワープロコンテスト入力部門で、10分間2517字入力の大会新記録で優勝した、はまかぜメンバー「マシンガンはま」の経験則です。
  • OAKの単文節変換は、無意味な変換をしません。

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■キーボード配列と入力方式
  かな入力 ローマ字入力
JIS かな文字、最上段タッチがたいへん。 かな文字は最上段へのタッチなし。
NICOLA 親指シフトキーと同時打鍵することで、かな文字は最上段タッチなし。 右手小指の後退・取消が便利。
親指シフト
  • ローマ字入力は子音母音の2タッチのため、かな入力の1タッチと比べて、確かに不利ですが、慣れてくると、子音母音を同時タッチしだすし、最上段へのタッチがないぶん、そんなに不利でもないです。
  • 初めての人は、ローマ字変換をおすすめします。
  • 仕事などのしがらみがない人は、NICOLAも選択肢に加えてください。
  • JISキーボードをNICOLA化するフリーソフト親指ひゅんQもあります。ダウンロードは Vector Software PACK から。
  • はまかぜメンバーのことはこちら

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■タッチタイピング
  • キーボードを見ないで打鍵することです。これが、できないと高速入力できません。
  • アルファベット、たったの26字! 漢字2000字の手書きを覚えたあなた、よっぽど簡単! 必ずできる。
  • タッチタイピングは「できる」「できない」ではなくて、「するか」「しないか」です。

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■タッチタイピング/第1ステップ
  • ローマ字入力の場合です。
  • 次の2つを「指」で覚えます。
  1. どの方向に、どれだけ指を伸ばしたら、キートップを正しく真上から押さえることができるか。
  2. そのキーのアルファベットは何か。

キーボードの図を見ながら、「目」や「頭」で覚えようとしないこと。

  • 注意すること
  1. キーは、打つ、たたくのでなく、かるく押さえる。たいていの人が強くたたきすぎる。腱鞘炎になるよ。
  2. ホームポジションを基準に覚える。伸ばした指は、必ずホームポジションに戻す。伸びて戻る、伸びて戻るの繰り返し。
  3. 一定のリズムを保ち、速く入力しようとしないこと。遅くていいのよ。
  4. 絶対、キーボードを見ない。見たら、まったく練習効果なし。
  5. だから、間違って当たり前、気にしない。
  • 練習ソフト

第1ステップは、タイピング練習ソフトを使うのが良いです。Word97をプリインストールしたパソコンなら、市販練習ソフトを購入しなくても、Word97にバンドルされている練習ソフトがあります。

日本商工会議所キータッチ2000テスト トレーニングプログラムが、Word97(Microsoft Officeシリーズ)のCD-ROMにバンドルされています。

\VALUPACK\KEYTOUCH に入っている Wkt2000.exe です。そのままハードディスクにコピーして使います。

NICOLA用には、ニフティサーブNICOLAキーボードフォーラムのデータライブラリ(nifty:FKBOARD/LIB/4)に登録されている「NICOLAタイプ練習」があります。

  • 1日30分の練習を、毎日、2週間、継続するのが、もっとも効果的です。第1ステップは、とにかく集中して練習すること!
  • キーボードを見ないためには、強制されるのが一番です。二人一組で、一人が相手の手元を下敷きで隠す、相手を見張っておいて、見たら1回100円の罰金とかね。
  • 指が、アルファベットの位置を、ひととおり覚えたら、タイピング練習ソフトを使う必要はありません。

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■タッチタイピング/第2ステップ
  • ローマ字入力を覚えます。
  • 最初のうちは、頭のなかで、ローマ字を思い浮かべてよいです。



    K A (頭のなかで分解)

    K (ケーは右中指中段)

    A (エーは左小指中段)

  • でも、慣れてきたら



右中指中段+左小指中段

のように、アルファベットを経由せず、指が自然に反応するまで練習します。

  • 漢字に変換しないで練習します
  • 練習ソフト

メモ帳とかのテキストエディタが軽くてよいです。

第2ステップは、キーボードがなくても練習できます。正しいタイピング姿勢をとって、ひざに両手を置いて、目を閉じて、あいうえお、かきくけこ……、と繰り返しましょう。そう、電車のなかでね。

  • ローマ字変換練習例文はこちら

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■タッチタイピング/第3ステップ
  • 原稿読み取り入力を練習します。本屋さんに行って「ワープロ検定1級問題集」を購入します。入力問題ばっかしのが良いです。
  • 1行字詰め数を問題文原稿と同じにして入力します。
  • 台所タイマーを利用して、必ず時間を計測してください。10分間、ひたすら入力します。10分経過したら、間違いは調べなくてよいから、入力文字数を、概算で数え、記録してください。これを連続5回練習します。5回やったら、くたくたになりますね。おつかれさま。でも、頑張ってね。
  • まとめて1時間以上、練習を続けてはいけません。必ず休みながらやりましょう
  • 記録した文字数をグラフ化します。Excel97版文字数記録シートはこちら。これを見て、毎日、頑張る!

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■チャット練習
  • タッチタイプができるようになったら、チャット(おしゃべり)で練習しましょう。ニフティサーブのCB/RTやIRCなどでチャットができます。
  • はまかぜメンバーは、ニフティサーブのリアルタイム会議室で、毎週1回練習しています。
  • チャットでは、自分の好きなおしゃべりを楽しむ事ができます。ただ、顔も合わせたことのない人とおしゃべりをするわけですから、チャットに入る時と去る時にはあいさつをするなど、最低の礼儀は失わないようにしましょうね。

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■聞き取り練習
  • 音を聞きながら入力をするのは、慣れるまでは難しいものです。まず、音を聞いて、タイピングをすることに慣れましょう。
  • 文章をゆっくり読み上げて、録音します。文節間に間を開けると、楽に入力できます。間に(1、2、3)と3秒ぐらい間をあけると、1分間100文字程度のテープができあがります。同じ文章の文節間を3秒、2秒、1秒と開けわけたテープを作ると、入力速度が上昇して行くのが自分ではっきり分かるので良いかもしれません。
  • 1本のテープは10分程度にしましょう。最初は、10分打つだけでも、ずいぶん疲れるものです。できれば、後項(連携プレーのひみつ)を参照して、2人の連携をしながら、1分100字程度のテープから始めましょう。
  • 文字変換に手間取ると、そちらに気を取られて、話を聞けなくなります。もし思い通りの漢字が出ない時は、ひらがなのままでもかまいません。とにかく文字が出ないことには、見ている人に伝わりません。「情報を落とさない」ということを、まず第一義に考えましょう。漢字への変換は、二の次です。
  • 歌を聞きながら、その歌詞を入力するのも、聞き取りの練習になります。中島みゆきの「時代」は、1分間100字程度です。「空と君との間には」は1分間140字程度です(例は、はまかぜの趣味です)。自分の好みの曲を探して練習しましょう。

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■ちょっとした工夫
  • 学習機能の活用

 ワープロ機能では、最も最近に使った漢字を最初に変換するという学習機能があります。これを活用して、目的の漢字が早く出て来るようにしましょう。

 一つの読み方で出て来る文字は、一つか二つに限定します。それ以外の漢字については、単語登録や読み替えを使って文字を出すようにします。

例:読み方 漢字
けん
ごん
くだん
あがた

(ただし、話の内容によって、「県」がよく出て来る場合は、そちらを「けん」の読みで出すこともあります。そのあたりは臨機応変に)

  • 単語登録

    文字変換に手間取らないように、早く目的の漢字が出るように、単語登録をします。

    例:異常 いじょう
    以上 いうえ(こちらを単語登録)

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■連携入力のひ・み・つ
  • はまかぜは、連携入力者2人1組、訂正役1人で練習しています。訂正役がいると、変換間違いを気にすることなく入力できるため、入力者の気持ちにゆとりができます。
  • 訂正役は「1行入力窓」(C:BBさん(後述:必携ソフト参照)の「訂正モード」で訂正をしています。
  • ではここで、どのように連携をしたか、についてはまかぜメンバーのマーカス&キーミーに話してもらいましょう。
−−−− まず最初にペアを組んで練習した時は、どうでしたか?
マーカス: とにかく最初は、隣を気にする余裕などありませんでした。
キーミー: 自分で打つだけで精一杯だったよね。
マーカス: とにかく自分の画面を見るだけで精一杯。それで話がどんどん進んで行くので、どこまで打ったのかさえ分からなくなって、結局、指が止まってしまいました。
−−−− では、それからどのように練習しました?
マーカス: 普通の速度のテープで最初からやるのは無理だって分かったので、まず最初は1分100字ぐらいのテープで練習しました。
キーミー: そうすると、少しは隣の打ってる文字を見る余裕ができました。
マーカス: 私はまだ最初はできなかったけど・・・
キーミー: どっちかが見ればいいんじゃない?
マーカス: うん。まあね。それで同じテープを繰り返し練習してるうちに、このへんで切ればキーミーが打ちやすいかなっていうのが分かって来る。
キーミー: そうそう。同じテープだから、ここらへんで区切れば、お互いに打ちやすいかなという呼吸が分かって来るね。
マーカス: だから同じペアで、同じテープで繰り返し練習していると、連携の取り方が、分かってくるところがあると思うよ。
キーミー: それからやはり、訂正役がいなくて2人だけで入力していると、自分の誤変換が気になって、次に進む余裕がなくなるけど、訂正役の人がいると、とりあえず自分の打ったものを送信できるよね。
マーカス: うん。誤変換はちょっと恥ずかしいけどね。それに読んでもらう人にも誤変換は申し訳ないとは思うけど、とりあえず文字を出さないと、自分達の役目を果たせないからね。
キーミー: そう。だからやはり訂正役の人はいて欲しいよね。本当は自分の打ったものを直しながら打てるといいんだけど、そんな余裕はないし。
マーカス: 今のところは、キーミーとだったら、うまく連携して打てるけど、初めて組む相手だと、うまく行かないよ。
キーミー: うーん、私も初めての相手だと、なかなか慣れないかな。でも、この間、ワールドカップの入力をやった時に、ある程度の文字数で区切らないといけない(表示用ソフトの関係で)ことがあったの。その時には、初めて組む人でも割とうまく行ったよ。ある程度、規則性をもたせると、初めて組む相手でもうまく連携が取れるかも知れないって思った。
マーカス: そうかあ。じゃあ、今から、初めて組む相手との連携をうまくやる規則性を模索して行かないといけないね。

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今後掲載予定(いつになるかわからないけれど……) 

■ミスタッチをなくす

■要約の工夫

■必携ソフト

  • EditSend
  • RTD
  • 一行窓
  • 秀丸エディタで二人書きセット

■実践的前準備

  • 関連資料準備
  • 単語登録

■これから調査研究したい技術

  • 短縮登録
  • 漢字直接入力
  • 音声入力

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