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2009年11月17日(火) 19:05 |
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岡山総合医療センター概要案まとまる
岡山市は国内でも有数の医療福祉都市を目指しています。 その目玉施設として構想作りが進められる岡山総合医療センターの基本的な概要案がまとまりました。 岡山大学との連携を強め、救急病院などの機能を強化する考えです。
これまで基本的な構想を固めてきた委員会が、初めて新たに設置する総合医療センターの具体的な概要を示しました。 新センターはベッド数400で救急病院の機能を強化した「ERセンター」と専門の診療科を併設します。 総事業費は146億円を見込んでいます。 素案にはセンター設置場所として3ヶ所を挙げ、それぞれの長所・短所を書き出しました。 A案は現在の市民病院を段階的に建て替える方式です。 市内中心部にあり便利ですが、工事期間が他の2案に比べ長くなるという短所もあります。 B案は岡山市北区鹿田町にある職員駐車場を用地とする案です。 連携する岡山大学病院の隣にあり、病院の機能は高まりますが、周辺の用地取得をしなければならないという短所もあります。 C案は岡山市北区北長瀬の操車場跡地を利用する案です。 用地は既に岡山市のものですが、岡大病院から少し離れるというデメリットもあります。 岡山市と岡山大学で作る委員会は、新しいセンターに市内の病院を繋ぎ合わせ、市民に高度な医療を提供する役割を持たせたい考えです。 新しいセンターは基本設計の着手からオープンまでに5年程度を見込んでいます。 委員会は今後3つの案を比較して、最終的な設置場所を示したい考えですが、具体的な時期はまだ固まっていません。
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