日米関係:沖縄の海軍基地問題でオバマが譲歩
写真:from the Article "In Tokyo, Obama Makes Concession on Marine Base"
by HELENE COOPER and MARTIN FACKLER
(The New York Times November 13, 2009)
ニューヨーク・タイムズによると、オバマ大統領が東京に到着した数時間後には、沖縄の海軍基地の存続が議論されている問題について、日本側に譲歩を見せたそうだ。
1ヶ月前にロバート・ゲイツ防衛相との話し合いでは、米国側は、2006年に締結された日米協定を変更することに関しては話し合いの余地もないとかたくなな態度をとったが、オバマ大統領は、少なくとも形の上では、沖縄の海軍基地である普天間基地をキャンプ・シュワブに移設する件について、話し合いの場を設けたということなので、譲歩を見せたといってよかろう。
しかし、このNYタイムズの記事では、オバマが高官レベルの協議委員会を発足させて解決を図ることになったと書かれているだけで、具体的に何をどのように譲歩したのかという具体的な説明は一切なく、鳩山首相の来年の沖縄市議選挙の結果を待つ、つまり、結論を先送りするということしか明言されていない。
又、ホワイトハウスによれば、すでに締結されている「日米地位協定」をどのように実行に移すかということについて話し合いの機会を設けるのであり、この協定の内容を大きく変更することは許されないとしている。
とりあえずは、鳩山政権はただ米国側の言うことを聞くだけではなく、「普天間基地の移設計画問題」というエントリーで要求したとおり、きちんとオバマ大統領に日本の立場を説明し、米国と交渉をしたということになろう。なんたって、ソマリア沖での給油を中止するかわりにアフガン復興へ5年間で5000億円米国に寄付するっていうんだから、米国がそのうえ沖縄の基地についてあれこれ注文つけてくることからしておかしいと思うよ。ちなみにカナダはお金のかわりにアフガンに兵士を送っており、人の命を大切にする日本としては、お金で解決するしかないのだろう。それにしても、莫大な金額にめまいがする。
これまで、いろいろとブレたりしたが、自民党の交渉もせずに何でも米国の言うことを聞いていた対米追従主義に比べたら、比べようもないほどマシである。これからも粘り強くこの問題を交渉し続けていくことを望みたい。鳩山政権の支持率が下がってきているというニュースも聞こえているけれども、一時的なものだと思う。これからは、又上昇し続けるだろう。
『なごなぐ雑記』 オバマ対鳩山・2009沖縄をめぐる闘い/ガヴァン・マコーマック
1945年以来、米日がこのように激しく対立したことはなかった。米国政府の日本集中攻撃の爆発音がまだ散発的に聞こえ、オバマの訪日が聞近に迫っている中で、鳩山首相は選択に苦慮する。米国の要求を拒否すれば、大変な外交危機に陥るにちがいない。要求をのめば、国内政治上危機は避けられず、沖縄を絶望させることになる。鳩山首相には満足できる選択の可能性は残されていない。
ほんの数カ月前、鳩山政権当選で生まれた楽観主義的、明るい期待感がゆっくりと消えつつある。鳩山首相が名護の市長選のあとまで決断を遅らせるのなら、10年1月24日に予定されている名護市の選挙は、結果次第では世界史に残る重要性を持つことになる。
『晴天とら日和』 鳩山総理の優柔不断が、とうとう沖縄の住民を怒らせてしまった、。。。
米軍はいい加減にせんかい!
日米地位協定は破棄するべきだって思う。
人が殺されたり、レイプされたりして、それでも、。。。
ナニが悲しくて米軍のご機嫌伺をしなきゃぁ〜なんないわけ!
ふざけないでくれる。
トットと、日本から出てけ〜!
from the Article "In Tokyo, Obama Makes Concession on Marine Base"
by HELENE COOPER and MARTIN FACKLER
(The New York Times November 13, 2009)
Obama seeks to ease U.S.-Japan strains at start of Asia trip
LA Times By Peter Nicholas and Don Lee
November 13, 2009 | 8:43 a.m.
<日米首脳会談>同盟の深化へ協議開始 普天間移設は先送り
(毎日新聞 - 11月13日 21:52)
鳩山由紀夫首相は13日夜、オバマ米大統領と首相官邸で約1時間半会談した。両首脳は2010年の日米安保改定50年に向け日米同盟の深化を目指して政府間協議を始める方針で一致。同盟関係を基礎に、地球温暖化対策や核軍縮など世界規模の課題で連携を強化することを確認した。懸案の米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)移設問題については先送りし、閣僚級作業グループを設置して早期の解決を図ることを確認。首相がアフガニスタン復興支援に5年間で50億ドル拠出する方針を伝えたのに対し、大統領が謝意を表した。
オバマ大統領は同日夕、大統領専用機で羽田空港に到着した。1月の就任後、初の来日。鳩山首相との会談は9月の米ニューヨーク以来2回目。アジア歴訪の皮切りで、14日に東京都内でアジア政策演説を行い、シンガポールへ向かう。
両首脳は会談後、共同記者会見を行い、首相は「日本外交にとって日米同盟がすべての礎だ。世界環境の変化によって日米同盟をさらに深化・発展させ、建設的、未来志向の新しい日米同盟を築き上げていきたい」と表明。大統領も日米同盟について「両国だけでなくアジア太平洋地域の安定と繁栄のための基軸だ」と強調した。
普天間移設問題を巡っては、自民党政権時代に日米が合意した在日米軍再編計画の早期履行を求める米側と、計画の見直しも含め検証作業を進める日本側との対立が表面化していた。会談では首相が、8月の衆院選で県外・国外移設を目指す方針を示したことを説明。閣僚級の協議で解決を急ぐことで一致した。
また、首相は会見で、自ら提唱している「東アジア共同体」構想について「アジアにおける米国のプレゼンスが高まることを大いに期待したい」と米国の関与を前提としていることを強調し、米側の理解を求めた。大統領も「米国の将来とアジアの将来は運命共同体だ」と述べた。
核軍縮では、大統領が会見で「鳩山首相と『核のない世界』というビジョンを共有している」と表明する一方、「核兵器が存在している限り同盟国のための抑止力を維持する」ことを確認。広島、長崎訪問については「将来、訪問できたら名誉なことだが、短期的には訪れる計画はない」と述べた。【高山祐】
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