田英夫元参院議員が死去 社民党、07年引退元社民党参院議員の田英夫氏が13日午前8時58分、呼吸不全のため東京都港区の病院で死去した。86歳。東京都出身。葬儀・告別式は近親者で済ませた。喪主は妻圭子さん。 共同通信社に入社し第1次南極観測隊に参加。社会部長を経て1962年、東京放送(TBS)のニュース番組「ニュースコープ」のキャスターに転身。67年、ベトナム戦争中の北ベトナムに入って米軍劣勢を報道したことが政治問題化し、キャスターを降板した。 71年の参院選全国区に社会党から出馬、トップ当選したのをはじめ比例代表や東京選挙区で計6回当選した。 この間、77年9月には中道勢力の結集を目指して離党し、翌年に社会民主連合を結成、代表を務めた。97年には社民党に復党、党外交・防衛部会長を務めるなど外交、防衛問題に取り組んだ。 2001年7月の参院選を機に健康上の理由から引退を表明。当時の土井たか子党首らの説得を受け入れて比例代表から出馬したが落選し、03年4月に繰り上げ当選。07年7月の参院選には立候補せず、引退した。 【共同通信】
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