「僕に似ちゃってかわいそう」。まだタレントだった1993年の出産会見で、複雑な親心をのぞかせた東国原知事。その心配をよそに、有里さん(16)はキュートな女性に成長していた。
番組は離婚後、長男の守さん(19)と有里さんの親権を持つかとうが“主役”で、有里さんと一緒に、新潟市近郊の弥彦山から日本海に浮かぶ佐渡島や越後平野の絶景を満喫し、村上市のサケ料理に舌鼓を打った。
有里さんの目元は知事似だが、アイドルと見間違うほど涼しげで爽やかな顔立ち。母親譲りの愛くるしい笑顔は、番組を大いに盛り上げた。
実はこの出演、偶然だった。有里さんは14歳から英国留学し、現地の高校に通う。たまたま学校の秋季休暇で帰国していた時期と番組ロケが重なり、かとうが「一緒に出演する?」と声を掛け、母娘共演が実現した。
ロケに同行した同局関係者は、有里さんについて「明るくて礼儀正しく、良い意味で普通の女の子。かとうさんとは仲良しでした」と絶賛。かとうもロケ中、自身のブログで、村上市で有里さんと染め物体験を楽しんだことなどを絵文字入りで報告していた。
一方、公務に加えて、宮崎のセールスマンとしてテレビ出演もこなすなど多忙な日々を送る知事は、自身のブログで「元カミ(さん)からのメールで知っていた」と告白。続けて「何で新潟? 普通、宮崎でしょう? 避けられてるな(笑)」と寂しさもチラリ。同番組は宮崎県でも宮崎放送で12月7、14日(月曜後3・0)の2週にわたり放送予定で、知事が愛娘のテレビ“デビュー”を見守る可能性は高い。
有里さんは「また母親と旅ができたらうれしいです」と話しているが、関係者によると「今のところ芸能界入りはない」としている。有里さんにその気がなくとも、芸能界がほっとかない!?