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浦和と契約残すも…高原が国内移籍を検討

 浦和の元日本代表FW高原直泰(30)が来年6月のW杯出場を目指し、今オフの国内移籍を検討していることが17日、分かった。浦和とは来季まで契約が残り、高原自身も浦和への愛着が強いが、強引に世代交代を進めるフィンケ監督の方針もあって最近10戦で先発機会は3戦と激減していた。

 今後、ドイツ人代理人のクロート氏が来日し、浦和側と来季について会談する予定だ。高原に近い関係者は「来季も今のような構想外の状態が続くのなら国内を第一に移籍を考える。いいオファーがあれば、すぐにでも行く」と明言。今季年俸は1億4000万円(推定)だが、「今は体調もいいし金額ではない」と話した。移籍先にはW杯代表への逆転選出に向け、アピールしやすい国内を最優先する。

 今季の浦和では守備要員に回ることもあり、出場24戦4得点にとどまったが、6月にドイツ、9月にはカタールのクラブから獲得の打診を受けるなど依然、周囲の評価は高い。浦和側との会談で来季の出場機会が確約されなければ、国内移籍を決断することになる。

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