太陽光発電パネル、ジャスコで買えます イオンと京セラ販売提携
イオンと京セラは11日、住宅用太陽光発電システムの販売で業務提携したと発表した。イオンのショッピングセンターに京セラがテナント出店するほか、イオンも傘下の「ジャスコ」などに、同システムの販売から施工を請け負うコーナーを開設する。京セラはショッピングセンターの来店客を取り込むことで販売増につなげる。一方、イオンは集客効果のほか、傘下のイオン銀行などによるローン販売を通して金融事業の強化が期待できる。
◇ 流通大手と太陽光発電システムメーカーが恒常的な販売で提携するのは初めて。第1弾として京セラは今秋、埼玉県越谷市の「イオンレイクタウン」、東京都日の出町の「イオンモール日の出」にテナント出店する。来春には関西地方の店舗への出店も計画しており、状況をみながら増やしていく。京セラはこれまで訪問販売が中心だった。 イオンは、傘下のジャスコの一部店舗で展開している「住まいのリフォーム」売り場や、グループのビル総合メンテナンス企業のイオンディライトに、太陽光発電のコーナーを設け、システムの取り付け相談や販売、施工などを行う。 イオン銀行やイオンクレジットサービスは、販売支援を狙いに今月下旬から「ソーラーローン」の取り扱いを開始。クレジットサービスは1700万人のイオンカード会員に商品を案内、提案し販売拡大につなげる。 扱う太陽光発電システムは、4人家族の標準世帯で使われる3キロワットタイプのものは210万円だが、国や自治体の補助を最大限活用すれば、自己負担額は130万円程度になるケースもある。 両社は二酸化炭素(CO2)排出削減も目指し、今後3年間で1万戸の販売を見込む。実現すれば、CO2削減効果は1万トンに達し、JR山手線内の45%を森林にするのと同じ効果が期待できるという。 この日会見したイオンの岡田元也社長は「ショッピングセンターの持つ集客力で、太陽光システムの直接販売や施工、金融を一括した新しいビジネスモデルを目指す」と話した。京セラの久芳徹夫社長も「さらに積極的に普及拡大を図り、シェア拡大を目指したい」と述べた。最新経済ニュース
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