イスラマバード(CNN) パキスタン北西部、政府直轄部族地域に拠点を築くパキスタン・タリバーン運動(TTP)は16日までに、北西辺境州の首都ペシャワル周辺で最近多発する爆弾テロなどに関連し、関与を認めるビデオ声明をウェブサイトに掲載した。
今後も攻撃を続けると言明した。ペシャワルでは16日、警察署が標的とみられる自爆の車爆弾テロが発生、6人が死亡、25人が負傷している。同市での自爆テロとしては、過去8日間で6度目となった。パキスタン軍は現在、部族地域南ワジリスタン地区で本格的なTTP掃討作戦を続けており、一連の爆弾テロは報復攻撃ともなっている。
声明でTTPの報道担当と名乗る人物は、これまでの爆弾テロの標的は宗教的に正当であると主張。標的は軍や治安当局関連施設などが多いが、米国の利益を代弁している機関と述べた。
しかし、先月下旬に、ペシャワルの混雑した市場や首都イスラマバードで起きた自爆や車爆弾テロに関しては犯行を否定し、一般市民は狙わないと述べた。