民主党の小沢一郎幹事長の資金管理団体「陸山会」が、実際には04年に支出した土地の購入費を05年分の政治資金収支報告書に記載していた問題で東京地検特捜部は、東京都内の市民団体が提出した政治資金規正法違反容疑での告発状を17日までに受理した。
告発されたのは、陸山会の会計責任者で小沢氏の公設第1秘書の大久保隆規被告(48)=西松建設の違法献金をめぐり同法違反罪で起訴=や事務担当者ら3人。告発状によると、陸山会は04年10月に約3億4千万円を支払って購入した世田谷区の土地代金を04年分の収支報告書に記載せず、05年分の報告書に記載したとされる。