合成麻薬MDMAを使用したとして麻薬取締法違反罪に問われた元俳優・押尾学被告
合成麻薬MDMAを使用したとして麻薬取締法違反罪に問われた元俳優・押尾学被告(31)が出演し、“お蔵入り”しかけていた映画「誘拐ラプソディー」(榊英雄監督)が、同被告の出演シーンを撮り直し、来年4月の公開が決定したことが16日、配給の角川映画から発表された。当初は今年12月に公開予定だった。
押尾被告の逮捕に伴い、公開無期延期の可能性もあったが「何とかこの作品を公開にこぎつけたい」(角川関係者)との思いから、撮り直しを決定。押尾被告の代役は俳優としても活躍する榊監督が自ら務めた。
17日発売の「週刊女性」によれば、当初は押尾被告の代役を務める役者を探したが、声をかけた誰もが「押尾の後はやりたくない」と拒否。お蔵入りを阻止するために監督自身が出演したと報じている。押尾被告の出演は10シーンだったという。
押尾被告が準主役級で出演し、来年2月に公開予定だった映画「だから俺達は、朝を待っていた」は、同被告が起訴された8月24日、公開の無期延期が発表されている。
また、押尾被告に懲役1年6月、執行猶予5年を言い渡した東京地裁の有罪判決が17日午前0時で確定した。検察、弁護側の双方が控訴しないことを決めていた。