大阪アライド、札幌オールインFX巨額詐欺事件=為替王
7月21日(火)9時28分配信 サーチナ
大阪の投資会社「アライド」は約20億円、北海道の投資会社「オール・イン」は約100億円、いずれもFX(外国為替証拠金取引)で資産を増やす名目で投資家から巨額の資金を集めましたが破綻しました。返還される可能性は低く、詐欺事件として立件されそうです。
詐欺の構造はあまりに稚拙で、「騙される方もどうかしている」という声はごもっともだと思いますが、この類の投資詐欺事件は後を絶ちませんので、騙されないための簡単なチェックポイントを伝授いたしましょう。
■第1チェックポイント「運用するのは誰?」
FXも株も、運用するのは自分です。自分で責任のとれる範囲で運用するのが原則です。この原則を正しく理解できている人はこのような詐欺事件にひっかかりません。ただし、世の中には自分で運用をせずに他人に任せる形式の投資信託などの金融商品もあります。もし、他人に運用を任せたいと思ったら、第2チェックポイントに進みましょう。
■第2チェックポイント 「そんな大金を貸せますか?」
他人に運用を任せる場合、その人(またはその会社)に“お金を貸す”という認識を持ちましょう。自分の大切なお金を貸してあげて、そのお金を運用してもらうわけですが、100万円、1千万円、1億円という大金を、そんな簡単に信用して貸してよいのですか?よく考えてください。それでも、どうしてもお金を貸してあげたくてたまらない!という人は、次の第3チェックポイントに進みましょう。
■第3チェックポイント「誰に貸すのですか?」
長年の親友にお金を貸すならまだしも、知り合ったばかりの人に大金を貸すバカはいませんね。少なくとも素性を調べるでしょう。それと同じで、どうしてもお金を貸したい(=投資したい)と思うなら、その会社の責任者の経歴や当局への登録の有無などを調べるのは最低限のこと。これらを調べた上で、それでも“お金を貸してあげたくてたまらない!”と我慢できない場合、次の第4チェックポイントに進みましょう。
■第4チェックポイント「還ってこない可能性は?」
「他人に運用を任せる=お金を貸してあげる」という図式を頭に叩き込んだ上で、お金を貸すのですから当然、還ってこないリスクが存在します。アライド社の勧誘文句は“絶対に損はさせない”、オールイン社の勧誘文句は“月30%〜40%の配当を支払う”というもの。 知り合ったばかりの人に、“絶対に還すから”、“月30%の利子を払うから”といわれて信用できますか? むしろドン引きしますね。
以上の4つのチェックポイントは、難しいことは一切ありません。専門知識も一切必要ありません。今回に限らず、投資詐欺事件ではいつも、騙された被害者が裁判に訴えたりしますが、大事なのは投資した後ではなく、投資する前です。裁判しても資金が全額戻ってくることはありません。その時間と情熱のごく一部でも、投資する前に注ぐようにしてください。そうすれば、このような詐欺事件に騙されることはないでしょう。(執筆者:為替王)
詐欺の構造はあまりに稚拙で、「騙される方もどうかしている」という声はごもっともだと思いますが、この類の投資詐欺事件は後を絶ちませんので、騙されないための簡単なチェックポイントを伝授いたしましょう。
■第1チェックポイント「運用するのは誰?」
FXも株も、運用するのは自分です。自分で責任のとれる範囲で運用するのが原則です。この原則を正しく理解できている人はこのような詐欺事件にひっかかりません。ただし、世の中には自分で運用をせずに他人に任せる形式の投資信託などの金融商品もあります。もし、他人に運用を任せたいと思ったら、第2チェックポイントに進みましょう。
■第2チェックポイント 「そんな大金を貸せますか?」
他人に運用を任せる場合、その人(またはその会社)に“お金を貸す”という認識を持ちましょう。自分の大切なお金を貸してあげて、そのお金を運用してもらうわけですが、100万円、1千万円、1億円という大金を、そんな簡単に信用して貸してよいのですか?よく考えてください。それでも、どうしてもお金を貸してあげたくてたまらない!という人は、次の第3チェックポイントに進みましょう。
■第3チェックポイント「誰に貸すのですか?」
長年の親友にお金を貸すならまだしも、知り合ったばかりの人に大金を貸すバカはいませんね。少なくとも素性を調べるでしょう。それと同じで、どうしてもお金を貸したい(=投資したい)と思うなら、その会社の責任者の経歴や当局への登録の有無などを調べるのは最低限のこと。これらを調べた上で、それでも“お金を貸してあげたくてたまらない!”と我慢できない場合、次の第4チェックポイントに進みましょう。
■第4チェックポイント「還ってこない可能性は?」
「他人に運用を任せる=お金を貸してあげる」という図式を頭に叩き込んだ上で、お金を貸すのですから当然、還ってこないリスクが存在します。アライド社の勧誘文句は“絶対に損はさせない”、オールイン社の勧誘文句は“月30%〜40%の配当を支払う”というもの。 知り合ったばかりの人に、“絶対に還すから”、“月30%の利子を払うから”といわれて信用できますか? むしろドン引きしますね。
以上の4つのチェックポイントは、難しいことは一切ありません。専門知識も一切必要ありません。今回に限らず、投資詐欺事件ではいつも、騙された被害者が裁判に訴えたりしますが、大事なのは投資した後ではなく、投資する前です。裁判しても資金が全額戻ってくることはありません。その時間と情熱のごく一部でも、投資する前に注ぐようにしてください。そうすれば、このような詐欺事件に騙されることはないでしょう。(執筆者:為替王)
最終更新:7月21日(火)9時30分
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