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ヤマハ「プロ契約」廃止…社業優先へ

 ラグビートップリーグ(TL)ヤマハ発動機は16日、来季以降は、社員選手によるチーム編成にすると発表した。厳しい経営環境から活動を見直したもの。日本代表SH矢富、FB五郎丸らプロ17選手とは、契約形態を変更する考えだが、外国籍選手は退団が濃厚。指導者も含め、すべて日本人体制となるとみられ、練習も定時勤務終了後開始と社業が優先される。

 全42選手には、既に伝えられているが、山本部長らが個別面談を行い、理解を求めていく。ただ、プロ選手には、現日本代表組以外にも代表経験を持つプロップ山村主将、SO大田尾副将ら実力派がそろい、社員選手もFB松下をはじめ好素材を擁する。他のTL勢が興味を示すのも自然の流れで、主力が一気に去る可能性十分。新卒4選手の新加入が内定しており、来季もTLで戦う方針だが、選手数を確保できるか不透明な部分もあり、状況に応じ、日本ラグビー協会と協議することになる。

 ≪真下協会副会長「致し方ない」≫ヤマハ発動機が来季からプロ契約を廃止すると発表したことを受け、日本協会の真下昇副会長(70)は「会社の経営判断なので致し方ないでしょう」と話した。先週半ばにヤマハ発動機の担当役員と話したという真下副会長は「チームが弱体化するのにTLに加盟していいのかと言われたが、廃部ではないので頑張ってほしい。経営状況が好転したら補強し直すと言われたが、強化するには5年かかるでしょう」と厳しい表情を浮かべた。

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