2009年11月17日
中田さんの旅…旅人がジダンとの華麗なる交友関係をテレビで披露の巻。
「人生とは旅であり、旅とは人生である」…あの名言を残した旅人は、世界的サッカー選手とも交友があるのです!
僕は、電話や呼び鈴にまったく反応をしません。着信しても番号すら見ずに放置が基本で、玄関の覗き穴から相手をうかがうことすらありません。おかしなヤツと思われるかもしれませんが、それで困ったことはないのです。何故か。それは電話や呼び鈴でやってくるものは、「相手側に用事がある」からです。健康食品を買って欲しい、アンケートに協力して欲しい、公明党に投票して欲しいなど、向こうの用事でやってきているのです。稀に宅急便など「こちら側の用事」による訪問者もありますが、その場合は玄関先で名乗るかメッセージを残していきます。訪問理由さえわかれば、こちらとて海の底の貝ではありませんから、ドアも開きましょう。
まぁ、いずれにせよ身に覚えもないのに向こうからやってくるモノの大半はロクでもないもの。追い返せば済むものならまだマシですが、会うこと自体が目的のケースは厄介。ストーカーは言うまでもなく、有名人との握手写真を掲げて詐欺行為に及ぶ輩などの多いこと多いこと。私はこんな人物と交友がありますよ、この人も愛用してますよ、この人がやってるんだから大丈夫…そんな事件が今までいくつあったでしょう。「有名人と友達だから信用できる」と安易に思い込む我々にも責任はありますが、そのような形で利用される側もいい迷惑。信頼とは自分自身の言葉と行動で勝ち取るもの。交友関係を自慢するヤツほど、中身は薄っぺらいものなのです。
おおっと、柄にもなく脱線してしまいました。
そんな余談とはまったく無関係ですが、僕らの旅人がジネディーヌ・ジダン氏とスペシャル対談を行いましたので、16日にフジテレビが放映した「すぽると!」から対談の模様をチェックしていきましょう。
◆どうでもいいけど「対談」なのにジダンからの質問が一個もなくてワロタw
「夢の競演!ジダン×中田英寿」と銘打たれた本日のスペシャル対談。フランス方向から「そうか?」という大声が風に乗って聞こえてきますが、当の本人たちはとってもフレンドリー。ジダンは開口一番「頭を剃ろうと思ったけど髭剃りが壊れたんで、買いに行ったら遅刻しちゃったよ」なんてマルセイユ空回りギャグを披露するなど、まるでホームパーティーのような雰囲気。
番組ではまず二人の偉人を紹介し、いかに夢の競演であるかをアピール。「中田英寿、元プロサッカー選手。2006年引退」「ジネディーヌ・ジダン、元プロサッカー選手。2006年引退」との紹介文は、二人の共通項を鮮やかに浮かび上がらせました。「板東英二、元プロ野球選手。1969年引退」「稲尾和久、元プロ野球選手。1969年引退」という別の紹介文と比べてみると、いかにジダン×旅人がスゴイ顔合わせかわかるというもの。
そんな二人のやり取りは、サッカーファン必聴のものばかり。
●オープニングトーク 僕らのチャリティー活動
サッカーに恩返しをするためにチャリティーを続けるジダン。地球世直しのためにサッカーの力を使う旅人。二人のやり方は異なれど、結果的にやっていることは一緒。ジダンと旅人が、魂の高いステージで共鳴しあう関係であることがご理解いただけましたでしょうか。
特にジダンの「君の活動は素晴らしい。一緒に何かやりたい」は飛ばし記事…もとい、テストにも出る重要な発言なので、よく覚えておきましょう。
●俺たちの時代について
もちろん、ここで番組は2000-2001シーズンの第29節ローマVSユベントス戦のVTRを挿入。旅人のロングシュートを契機に0-2の逆境からローマが追いつき、その年の優勝を引き寄せた一戦を振り返ります。ジダンと旅人が、世界最高峰の舞台で鎬を削った仲であることがご理解いただけましたでしょうか。「ジダン関係なくね?」という心の声が聞こえたあなたは、ちょっと休養が必要かもしれません。
とりあえず、ジダンの「君のゴールで私は優勝を逃したんですよ」はファンクラブ検定…もとい、テストにも出る重要な発言なので、よく覚えておきましょう。
その後も、最近注目の選手や、現代サッカーについてなど白熱するトーク。ジダンからは、「理屈ではなく感性でプレーすることが大切」というブルース・リーばりの提言や、テクニックよりフィジカルを優先する現代サッカーへの苦言、美しいサッカーを見たいという率直な希望など、雲の上のサッカー論を拝聴することができました。ちょっと前まで千葉にいた爺さんも似たようなことを言っていたので、あえて書き起こしはしませんが、貴重な意見を聞けたのは本当にラッキーでした。これも旅人の交友関係があればこそ。めざましテレビで軽部アナがマライア・キャリーにインタビューするのとはワケが違う、一段格上の「交友関係」を見た思いです。
この交友関係の前には、「先月はグアルディオラ自慢で、今月はジダン自慢か」とか、「そんなの人に言わせないで自分で言え」とか、「サッカーに関するあなたの意見を日本人は待っている」なんて一部のやっかみもかき消されることでしょう。
そしてスペシャル対談もいよいよ佳境に。
●アジアのサッカーに必要なもの
ジダンの柔らかな語り口とは裏腹に、どうしたらいいのか解決策はまったく与えられないという現実。旅人の質問を理解できなかったのか、「現状どうしようもねぇかな」と答えるのは気が引けたのか。これがメディアのインタビュアーならば「もっと食い下がれ」と一喝するところですが、旅人にそれを言うのは酷ですよね。本業は旅なんですから。
ただ、ジダンの「君はヨーロッパで成功した最初の選手ですし、アジアのレベルを世界に示しました」は日本サッカー史…もとい、テストにも出る重要な発言なので、よく覚えておきましょう。
●エンディングトーク 将来の展望について
若者がサッカーの未来だから彼らに関わりたいと語るジダン。若者が地球の未来だから彼らを救いたいと語る旅人。二人の立ち位置は異なれど、未来を守り育てようとする気持ちは一緒。ジダンと旅人が、魂の高いステージで共鳴しあう関係であることが、いい加減ご理解いただけましたでしょうか。
そういう観点からすると、あくまでもサッカー界の範疇に留まるジダンと、地球規模に飛び出した旅人とは、相互に補完しあう「欠くことのできない」盟友と言えるかもしれませんね。
番組の最後には握手をして別れた二人。僕はその美しい光景を見ながら、この写真と一緒に「次回の旅人サッカーではあの盟友が!?」なんて煽られたら、「どうせ前園さんだろ」と思いつつもチケットを買ってしまうのだろうな…と思ったのでした。
ジダン×旅人スペシャル対談動画その1
ジダン×旅人スペシャル対談動画その2
これで旅人の全盛期を知らない若者も、その偉大さがわかりましたね!以上!
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僕は、電話や呼び鈴にまったく反応をしません。着信しても番号すら見ずに放置が基本で、玄関の覗き穴から相手をうかがうことすらありません。おかしなヤツと思われるかもしれませんが、それで困ったことはないのです。何故か。それは電話や呼び鈴でやってくるものは、「相手側に用事がある」からです。健康食品を買って欲しい、アンケートに協力して欲しい、公明党に投票して欲しいなど、向こうの用事でやってきているのです。稀に宅急便など「こちら側の用事」による訪問者もありますが、その場合は玄関先で名乗るかメッセージを残していきます。訪問理由さえわかれば、こちらとて海の底の貝ではありませんから、ドアも開きましょう。
まぁ、いずれにせよ身に覚えもないのに向こうからやってくるモノの大半はロクでもないもの。追い返せば済むものならまだマシですが、会うこと自体が目的のケースは厄介。ストーカーは言うまでもなく、有名人との握手写真を掲げて詐欺行為に及ぶ輩などの多いこと多いこと。私はこんな人物と交友がありますよ、この人も愛用してますよ、この人がやってるんだから大丈夫…そんな事件が今までいくつあったでしょう。「有名人と友達だから信用できる」と安易に思い込む我々にも責任はありますが、そのような形で利用される側もいい迷惑。信頼とは自分自身の言葉と行動で勝ち取るもの。交友関係を自慢するヤツほど、中身は薄っぺらいものなのです。
おおっと、柄にもなく脱線してしまいました。
そんな余談とはまったく無関係ですが、僕らの旅人がジネディーヌ・ジダン氏とスペシャル対談を行いましたので、16日にフジテレビが放映した「すぽると!」から対談の模様をチェックしていきましょう。
◆どうでもいいけど「対談」なのにジダンからの質問が一個もなくてワロタw
「夢の競演!ジダン×中田英寿」と銘打たれた本日のスペシャル対談。フランス方向から「そうか?」という大声が風に乗って聞こえてきますが、当の本人たちはとってもフレンドリー。ジダンは開口一番「頭を剃ろうと思ったけど髭剃りが壊れたんで、買いに行ったら遅刻しちゃったよ」なんてマルセイユ空回りギャグを披露するなど、まるでホームパーティーのような雰囲気。
番組ではまず二人の偉人を紹介し、いかに夢の競演であるかをアピール。「中田英寿、元プロサッカー選手。2006年引退」「ジネディーヌ・ジダン、元プロサッカー選手。2006年引退」との紹介文は、二人の共通項を鮮やかに浮かび上がらせました。「板東英二、元プロ野球選手。1969年引退」「稲尾和久、元プロ野球選手。1969年引退」という別の紹介文と比べてみると、いかにジダン×旅人がスゴイ顔合わせかわかるというもの。
そんな二人のやり取りは、サッカーファン必聴のものばかり。
●オープニングトーク 僕らのチャリティー活動
旅人:「2006年に僕らは引退したけど、それから何をしてました?」
ジダン:「色々なことに挑戦しました。家族との時間も持てました」
旅人:「こないだもカンデラ(元フランス代表)の引退試合(チャリティーマッチ)でも会ったけど、チャリティーの活動をメインでやっているような感じがするけど」
ジダン:「チャリティ活動は私にとって重要です。何故なら、私に多くを与えてくれたサッカーへ恩返しがしたいからです。チャリティを通じてそれができるので、私は幸せです」
旅人:「僕も世界を回って、サッカーで何かをやりたいと思うようになった。まだまだサッカーには可能性があるなと」
ジダン:「君の活動は素晴らしいと思います。日本で何か一緒にできたらいいですね。日本とヨーロッパの距離の問題はあるけど、旅行は楽しいし、いつか一緒に何かやりたいですね」
サッカーに恩返しをするためにチャリティーを続けるジダン。地球世直しのためにサッカーの力を使う旅人。二人のやり方は異なれど、結果的にやっていることは一緒。ジダンと旅人が、魂の高いステージで共鳴しあう関係であることがご理解いただけましたでしょうか。
特にジダンの「君の活動は素晴らしい。一緒に何かやりたい」は飛ばし記事…もとい、テストにも出る重要な発言なので、よく覚えておきましょう。
●俺たちの時代について
旅人:「こないだのカンデラの試合でもすごく上手かったけど、現役に戻りたいと思うことはないのかな?」
ジダン:「現役に戻りたいとは思わないですね。君もほかの選手も同じ気持ちだと思います。ただ、昔の仲間とプレーするのは好きです」
ジダン:「でもひとつ言いたいのは、過去に私たちは何度も対戦していますが、君がトリノにきたとき私にヒドイことをしたんですよ(笑)。君のゴールで私は優勝を逃したんですよ」
もちろん、ここで番組は2000-2001シーズンの第29節ローマVSユベントス戦のVTRを挿入。旅人のロングシュートを契機に0-2の逆境からローマが追いつき、その年の優勝を引き寄せた一戦を振り返ります。ジダンと旅人が、世界最高峰の舞台で鎬を削った仲であることがご理解いただけましたでしょうか。「ジダン関係なくね?」という心の声が聞こえたあなたは、ちょっと休養が必要かもしれません。
とりあえず、ジダンの「君のゴールで私は優勝を逃したんですよ」はファンクラブ検定…もとい、テストにも出る重要な発言なので、よく覚えておきましょう。
その後も、最近注目の選手や、現代サッカーについてなど白熱するトーク。ジダンからは、「理屈ではなく感性でプレーすることが大切」というブルース・リーばりの提言や、テクニックよりフィジカルを優先する現代サッカーへの苦言、美しいサッカーを見たいという率直な希望など、雲の上のサッカー論を拝聴することができました。ちょっと前まで千葉にいた爺さんも似たようなことを言っていたので、あえて書き起こしはしませんが、貴重な意見を聞けたのは本当にラッキーでした。これも旅人の交友関係があればこそ。めざましテレビで軽部アナがマライア・キャリーにインタビューするのとはワケが違う、一段格上の「交友関係」を見た思いです。
この交友関係の前には、「先月はグアルディオラ自慢で、今月はジダン自慢か」とか、「そんなの人に言わせないで自分で言え」とか、「サッカーに関するあなたの意見を日本人は待っている」なんて一部のやっかみもかき消されることでしょう。
そしてスペシャル対談もいよいよ佳境に。
●アジアのサッカーに必要なもの
旅人:「アジアのチームはどうしたら強くなるかな?」
ジダン:「アジアの選手は速さやテクニックはありますが、印象的なのはピッチでの振舞いです。ボールを失っても仲間のせいにはせず、常に仲間を信頼しています。礼儀正しく、仲間を信頼し、素晴らしい団結力を見せます。この10年でヨーロッパにも追いついてきています」
ジダン:「君はヨーロッパで成功した最初の選手ですし、アジアのレベルを世界に示しました。ただヨーロッパに個人では追いついてもチームレベルではまだまだです。しかし、10年前と比べると差は縮まっています。これは特筆すべきことです」
ジダンの柔らかな語り口とは裏腹に、どうしたらいいのか解決策はまったく与えられないという現実。旅人の質問を理解できなかったのか、「現状どうしようもねぇかな」と答えるのは気が引けたのか。これがメディアのインタビュアーならば「もっと食い下がれ」と一喝するところですが、旅人にそれを言うのは酷ですよね。本業は旅なんですから。
ただ、ジダンの「君はヨーロッパで成功した最初の選手ですし、アジアのレベルを世界に示しました」は日本サッカー史…もとい、テストにも出る重要な発言なので、よく覚えておきましょう。
●エンディングトーク 将来の展望について
旅人:「ジダンは今でもサッカー界でもっとも注目を浴びる人物だと思うけど、この先サッカー界で何をやっていきたい?」
ジダン:「現在レアルマドリードで少し仕事をしていますが、いつかクラブの仕事に専念したいと思います。今はユース育成部門とトップチームで仕事をしていますが、ユース部門についてはこれまでと違った世界なので勉強も必要です。私は若く時間もあるので色々学びたいです」
旅人:「監督はやってみたい?」
ジダン:「監督よりもクラブの幹部として運営に携わりたいです。また、若い選手と接することが本当に大切だと思います。何故なら若い選手たちがサッカーの未来だからです」
若者がサッカーの未来だから彼らに関わりたいと語るジダン。若者が地球の未来だから彼らを救いたいと語る旅人。二人の立ち位置は異なれど、未来を守り育てようとする気持ちは一緒。ジダンと旅人が、魂の高いステージで共鳴しあう関係であることが、いい加減ご理解いただけましたでしょうか。
そういう観点からすると、あくまでもサッカー界の範疇に留まるジダンと、地球規模に飛び出した旅人とは、相互に補完しあう「欠くことのできない」盟友と言えるかもしれませんね。
番組の最後には握手をして別れた二人。僕はその美しい光景を見ながら、この写真と一緒に「次回の旅人サッカーではあの盟友が!?」なんて煽られたら、「どうせ前園さんだろ」と思いつつもチケットを買ってしまうのだろうな…と思ったのでした。
ジダン×旅人スペシャル対談動画その1
ジダン×旅人スペシャル対談動画その2
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