県内地域医療の核となる公立病院で、全国的な地方の医師不足を背景に診療科休止などが相次いでいる。愛媛新聞社が16日までに、16病院について取材したところ、ことし10月1日時点で東南予11病院の計15診療科が医師確保の困難さから休止しており、再開のめどが立ってないことが分かった。
11病院は三島、新居浜、南宇和の県立3病院と、西条市立周桑、市立大洲、西予市立宇和、同野村、宇和島市立吉田、同津島、北宇和郡鬼北町立北宇和、南宇和郡愛南町国保一本松―の各病院。
診療科別では小児科が5病院で休止と最も多く、全国的な小児科医不足が愛媛でも課題になっていることをうかがわせる。