浅尾　五輪目指し西堀とのペア解消

ペアを解消すると発表した浅尾美和（左）と西堀健実 Photo By スポニチ

　ビーチバレー女子の人気ペア、浅尾美和（２３）西堀健実（２８）組がペアを解消すると、２人が所属するエスワンが１６日に発表した。同社の曽根社長は「前向きなペア解消」と話し、今後は新たなパートナーを探す。２人は来季以降もエスワンに所属し、別々のペアで１２年ロンドン五輪出場を目指す。

　結成５年目の今季、浅尾・西堀組はビーチバレージャパンで優勝し“日本一”の称号を手にした。だが、国内ツアーは過去１９大会に出場して２位が２度、３位が１４度、５位が３度と優勝はなし。五輪出場に直結するワールドツアーでも目立った成績を挙げられなかった。今季最終戦のプーケット・タイオープンでも１１月４日の予選で敗退。同オープン後から２人で話し合いを重ね、“決別”を決めたという。ロンドン五輪出場には１１〜１２年途中までのワールドツアーの合計ポイントで上位２４チームに入ることが条件。来季は“五輪サバイバル”の前年となる重要なシーズンだけに、早期のペア解散を選択したとみられる。

　１８日にペア解消の理由や今後について記者会見するが、２人が来季以降組む選手は現時点では未定。現在、ペアの相手がいない菅山かおる（３０＝ＷＩＮＤＳ）や、来季以降は楠原千秋（３４＝フリー）とのペアが“白紙状態”の浦田聖子（２８＝ＭＤＩ）らが有力候補で、２人のパートナー選びに注目が集まる。

[ 2009年11月17日 ]