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北朝鮮の労働新聞が「麻生内閣は臨終内閣」

2009年7月25日19時10分

 【ソウル=牧野愛博】ラヂオプレスなどによると、北朝鮮の朝鮮中央放送は25日の定時ニュースで「日本政局が混乱状態に陥ったなか、衆議院が21日に解散され、総選挙の日が8月30日に決まった」と伝えた。北朝鮮メディアが今回の解散総選挙を伝えたのは初めて。「日本政界では権力争奪の暗闘と対立が極限に達している」と論評し、麻生政権が「民心を失って窮地に追い込まれた」と報じた。

 朝鮮労働党の機関紙、労働新聞も25日付の論評で「麻生内閣は今では臨終内閣と酷評されている。狂信的な政策は、日本の経済と国民生活を破綻(はたん)に追い込み、政局を混乱に陥れた」と批判。「民心を失った自民党は、最近の地方選挙ですべて敗れるという恥をさらした」と伝えた。

 民主党については、朝鮮中央放送が都議選の結果について「自民党が民主党に完敗した」とだけ伝え、論評はしていない。

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