2009年11月16日10時12分
県教委は、県内の小中学生を対象に、文部科学省とともに実施した2009年度の学習状況調査結果の概要を15日までにまとめた。生活習慣を見ると、中学生は家庭で宿題する生徒の割合が全国に比べ低いことが明らかになった一方、若年層への普及が進む携帯電話は中学生の約7割、小学生の約4割が所持し、いずれも全国平均を上回っていることが分かった。
調査は、全国学力調査とともに今年4月に県内の小学6年生約5万4300人と、中学3年生約4万9千人を対象に実施。
携帯電話を持っている小学生は36%で、全国の31%に比べ若干多かった。また中学生は74%が携帯を所持しており、全国の60%を大きく上回った。県内中学生の38%が通話やメールを「ほぼ毎日している」と答え、全国の31%をしのぐ結果となった。数学Aの学力を上位からA〜D層に分類すると、「ほぼ毎日している」生徒の割合はA層の31%に対しD層が43%で、学力が低いD層に近づくほど携帯使用の頻度が高くなる傾向も分かった。
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