イエメンで地元部族が日本人拉致 親族の釈放要求【カイロ共同】イエメンの首都サヌア近郊で15日、日本人の援助関係者1人とイエメン人運転手1人が、地元部族民に拉致された。在イエメンの日本大使館が16日明らかにした。同大使館当局者によると、拉致されたのは国際協力機構(JICA)の援助プロジェクトを受注した民間企業関係の男性。 イエメン政府が地元部族との間で2人の釈放に向けた交渉を行っている。同政府は2人の所在を把握しており、いずれも無事という。 ロイター通信によると、部族民は、イエメン当局に拘束されている親族の釈放を要求している。日本大使館によると、身代金の要求はなく、政治的な背景はないもようだという。 同大使館は本人から携帯電話で連絡があり、拉致を確認。交渉が現在続いているとして、日本人の名前や年齢、所属などを明らかにしていない。 イエメンでは昨年5月、西部マーリブを旅行していた日本人女性2人が武装した地元部族の男らに誘拐され、翌日解放される事件が起きている。 【共同通信】
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