2日間の豊川養護学校訪問が企画されました。
が、一日はこの間の台風で学校が休校になり、キャンセルに。
そして今日、その代替日として訪問。
今日は5名の経営者の方が集まって下さいました。
見学の前に、先生方から学校について説明していただきました。
写真に写っているのは、進路指導の道奥先生。
毎日、実習企業開拓のために奔走されています。
今日は先生から「運動の自動化」のお話をうかがいました。
障害を持った生徒さんたちは不器用な子が多いそう。
でも、それは生まれつきではないそう。
運動の自動化とは、つまり、経験することによって、できなかったことが普通にできるようになるということ。
今日はみんなで指体操をしてみました。
が、私一人、まったく指が動かない!! まったく「自動化」していません。
それと同じ。慣れていないだけ。
「時間はかかりますが、辛抱してもらうとたいていのことはできるようになります」
そうおっしゃっていました。
日本理化学工業さんがしていらっしゃる事を見ると良く分かりますが、
障害を持った方の能力に合わせて、企業が「工夫」や「配慮」をすることによって、ずいぶん出来ることが広がります。
エレベーターの中の鏡の役割もしかり。
あれは車椅子の方のための「工夫」なんだそう。
そういうことを、もっと知らなくちゃいけません。
2週間前にうかがった時より、みんな、ずいぶん「作業」にも慣れていました。
みんなが今作成している、コースターとティッシュ入れ。
文化祭で販売するそう。
買いに行きたいな。
特に私は「まっちゃん」という男の子のファンです。
今度はいつみんなの顔が見れるかな。
生徒の皆さんの顔を見ると、
企業人として、人間として、母として、
いろんな強い思いがわいてきます。
今日の訪問も本当に先生方にはお世話になりました。
そして訪問への呼びかけに手を上げてくださった皆様。
本当にありがとうございました。
一人でも多くの経営者の方が、
「法律」ではない部分で、障害者雇用を考えてくれる社会になるといいですね。