2003/06/03、2005/08/27追記
Windows95/98のシステムではHDDを交換するのは簡単でしたが、2000/XPでは構造が複雑になったせいか、ただコピーしてMBRをチョイチョイ、とはいかなくなってしまいました。Webを検索しても、検索の仕方が悪いのか、コピー用のユーティリティを買えとかクリーンインストールしろとか、そんな話ばかりしか見つけられませんでした。
ともかく、自力でお金をかけずに何とかする事にして、試行錯誤の結果成功したのでここに記録しておきます。もしかしたら既出かもしれませんが、一応自分で見つけた方法ですのでご容赦を。
以下のシステムで成功しました。
よりシンプル(と思う)な方法を発見しました。
1.Windowsの「バックアップユーティリティ」をインストールします。標準ではインストールされていませんので、WindowsのCDからインストールします。場所は
\VALUEADD\MSFT\NTBACKUP |
です。
2.このツールで、システムをバックアップします。ウィザードでバックアップする「項目を指定する」を選び、次の項目を選んでバックアップします。出力先は<元HDD>の2番目のパーティションにしました。
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「System State」とは何の事かよくわかりませんが、チェックしておきます。
心配ならレジストリエディタ(regedit)で現在のレジストリをすべて「エクスポート」しておきましょう。結局使いませんでしたが。 |
3.シャットダウンし、<新HDD>が起動ディスクになるよう接続し直します。WindowsのCD-ROMから起動し、OSのクリーンインストールをします。このとき、コンピュータ名、ユーザー名を元のシステムと同一にしておきます。
4.「クリティカルな」ドライバをインストールしておきます。「クリティカルな」とは何を指すのかうまく説明できません(^^;)が、私は次のデバイスのドライバをインストールしました。
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注意事項は
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心配ならレジストリエディタ(regedit)でこの段階のレジストリをすべて「エクスポート」しておきましょう。結局使いませんでしたが。 |
5.「バックアップユーティリティ」をインストールします。
6.シャットダウンし、<元HDD>を2番目のドライブになるよう接続して起動します。
7.「バックアップユーティリティ」で<元HDD>にバックアップしたデータを復元します。復元場所は「元の場所」です。
8.再起動するとアクティべーションを求められるので、行います。悪いことをしていないなら何も問題ありませんので(笑)思い切ってやりましょう。ちなみに私の場合、LANアダプタのドライバが壊れていたので、電話でアクティべーションを行わざるを得ませんでした。
9.アクティべーションが終わると、ログオンできます。この段階でうまくいっていればほとんどのデータ、ソフト、環境が戻っています。問題がいくらかあるはずですので、よく確認して、修正しましょう。私の場合は
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10.問題が全て解決したら、シャットダウンし、<元HDD>を切り離します。
11.最後に、Windows Updateがリセットされたので、再度全てをUpdateします。
これでHDDの移行が完了です。
ここにたどり着くまでに、XPの再インストールを4回くらい、電話でのアクティべーションを2回行いました。その間、サウンドドライバ(の連携?)が壊れて、どうにもならなくなったこともありました。
ここに紹介したやり方が唯一かつ最適な方法とは思いません。これでもだめなケースや、逆にもっとうまいやりかたがあるかもしれないでしょうが、あとは皆さんが工夫して下さい。
最後に一応書いておきますが、この方法で大事なデータが失われても責任は持てません。