第8話 
 
 
「今日も由香が立派な奴隷になれるよう調教してください、綾音様」 
朝、綾音が重い扉を開けて入ってくると、由香はベッドを降りて、膝をついてためらいもなく奴隷の挨拶を口にした。 
「美香さん、挨拶はどうしたの?」 
「それが挨拶ですって!イヤよ、言いたくないわ!」 
「一日経つと忘れるなんて、物覚えの悪い奴隷ね」 
「あうっ・・・」 
美香の反抗的な態度に綾音が手に持ったリモコンのスイッチを入れると、美香の首輪が締まり、思わず呻き声をあげてしまう。 
「挨拶は?」 
綾音はもう一度言葉を強要する。 
「どうか・・・調教してください・・・」 
綾音に強要されて美香は奴隷の挨拶をする。 
「『一日も早く立派な奴隷になれるようにどうか調教してください、綾音様』って、言うのよ」 
美香はあきらめて教えられた台詞を口にした。 
「・・・一日も早く、立派な奴隷になれるように・・・どうか・・・・調教してください・・・綾音様・・・」 
美香に屈辱的な奴隷の台詞を言わせて綾音はようやく満足した。 
「今日は由香さんに調教して貰うわね。美香さん、まず、服を脱ぐのよ」 
「・・・わかった・・・」 
美香は屈辱に表情を歪めながら、服を脱いでいった。 
だが、自らの手で裸になるのは、他人に脱がされるのとは別の恥ずかしさがあった。 
ふと昨日の話が気になって、美香は自分の身体を見る。 
脇の下にはきれいに剃りあげていた毛が、たった1日とは思えないくらいに生え揃っていた。 
股間の茂みは、昨日に比べて倍以上に濃密に繁茂していた。手を伸ばして股間を触ってみると、お尻の穴の周りにまで太い縮れ毛が生えているようだった。 
綾音の言うとおり、注射された強力な発毛剤は一夜でその効果を現していた。 
「ああ・・・・」 
少女には不相応な姿になってしまった美香は、落胆の声を漏らす。 
「さぁ、ベッドに横になって」 
力なくうなだれていた美香は大人しく指示に従い横になった。 
「美香さんをベッドに繋いで」 
綾音は縄を由香に渡すと作業を彼女に任せてしまう。 
ベッドに横になった美香は、妹の手によって手足に縄を巻きつけられ、ベッドに縛り付けられた。 
美香ほとんど抵抗らしい抵抗もみせないまま手足をベッドの四隅に拘束された。厳重に拘束された躰は殆ど動かすことはできない。 
「これを入れて上げるのよ」 
「はい、綾音様」 
綾音は、今度は小瓶を取り出し由香に渡した。 
由香が小瓶を覗き込むと、そこには2匹の蟲がいた。 
蟲は全身が黒色のイモムシのように見える。だが、その腹から無数の突起物が生え口のまわりに繊毛がついていた。蟲は全身をヌルヌルとさせ蠢いていた。 
由香は、美香の股間に手を潜り込ませていく。そして、小瓶を股間にもっていく。 
由香は姉の足の間に顔を入れると小瓶から、その中にいる蟲を取り出した。そして空いた方の手で美香の秘裂をこじ開け、その蟲をその中に入れようとした。 
「ひっ!?な、なにをするつもりなの・・・!?」 
「これからこの【胎獰蟲(たいどうちゅう)】を美香さんのいやらしい穴にいれてあげる。気持ちいいわよ」 
「イヤッ、嘘よ!そんな気持ち悪い蟲なんて入れないで!入るわけないわ!」 
美香は生理的嫌悪感から、身をよじって抵抗しようとしたが、厳重に拘束されていて身動きできない。 
「やだぁ、そんなのやめて……」 
美香は妹に必死で懇願するが、由香は無言で作業を続ける。 
美香は髪を振り乱し、目からは涙が溢れ出てしまう。 
「うぁ・・・・あ・・・・」 
ズニュ、ズニュ 
蟲はゆっくりと膣を押し広げながら胎内に入り込んでくる。 
蟲が少しずつ奥へと進んでいくと突起物が膣を刺激する。蟲の進入を助けるように愛液を分泌させてしまう。 
「今度は後ろに入れてあげなさい」 
「はい、綾音様」 
「あっ!やぁ!そっ、そこはぁ・・・!」 
そして由香は小瓶からまた蟲を取り出すと今度は美香の肛門を開き、直腸の中に押し込んだ。 
蟲はゆっくりとすぼまりを押し広げて直腸内に侵入してきた。 
内臓の末端を犯される異様な感触に美香は悶えていた。 
「どうかしら、胎獰蟲(たいどうちゅう)は気持ちいいでしょ?この蟲は、ある企業の研究所でバイオテクノロジーによって生み出された、奴隷調教用の蟲なのよ」 
「こんなの気持ち悪いだけよ」 
「そう・・・それならばこれで逝くはずないわよね。嘘をついて逝ってしまったら罰として乳首に針を刺すわよ?」 
「なんで・・・そんなことするのよ・・・・」 
「でも、美香さんが感じなかったら何もしないわ。美香さんは気持ち悪いだけなんでしょ?ならばなにも問題はないはずよ」 
そして、綾音は取り出した箱から禍禍しく太い針を取り出すと、美香の目の前に持ってきて見せつける。 
「美香さんが逝ってしまったら・・・分かっているわよね?」 
「・・・はい、綾音様・・・」 
そして、針を由香に手渡した。 
「あ、そうそう、その胎獰蟲(たいどうちゅう)は胎内に入ると膨張して身体の中をかき回してくれるのよ」 
すると、膣の方の蟲が膨らみはじめた。そのため腹から生えた突起物がさらに膣を強く刺激することになる。 
「あぅっ」 
突起物が膣を刺激しはじめた。膣の中で蟲が動き始めたのだ。しかし蟲の動きはそれだけではなかった。 
「一度味わうと病みつきになるでしょ?」 
「はあぁぁぁんっ」 
美香は綾音の問いかけに答える余裕はなかった。 
突起物がでたらめにグルグルと動き回る。突起物の一つ一つが膣の壁を擦るたびに快感が沸きあがってくる。 
「い、いやっ!そ、そんな奥に・・・入っちゃ・・・だ、だめっぇええ!」 
膣に潜り込んでいた蟲がさらに深く突きこみ、遂に蟲の先端が子宮口に辿り着く。美香の身体が大きくのけぞり、秘裂から愛液が流れ出す。 
「胎獰蟲(たいどうちゅう)は子宮の奥まで刺激してくれるのよ、たまらない快感のはずよ」 
「はっ、はっん・・・んっんぅ・・・うっ・・・うあぁっ」 
蟲の口から細い繊毛が伸びていき、まだ固い子宮口から子宮内に入り込み子宮の中をつつき始めた。 
子宮の中にまで何かを受け入れた事など美香にとっては初めての経験だった。子宮の中で繊毛がなで上げるたびに、背骨が折れてしまうのではないかと言うほど身体を仰け反らしてしまう。 
「ぁ・・・・あ・・・・」 
直腸に潜り込んだ蟲まで肥大化して美香の直腸の壁を内側から擦る。 
直腸を通過し腸壁にまで達した。ここでも蟲は突起物でえぐり、口から繊毛を出して腸壁を嬲る。 
「あ・・・あぁぁ・・・ふあぁぁ・・・」 
美香は泣きながら喘いでいる。 
もはや蟲に身体を犯されているおぞましさも、甘美な快楽に刷り替えられていた。 
乱暴に律動する蟲に合わせて、腰が淫らに踊り狂う。 
「はぁ、はぁ、はぁ」 
美香は苦しそうに息をしながら更なる快感に襲われていた。 
膣に入った蟲と直腸に入り込んだ蟲が薄い肉壁一枚隔ててお互いこすれあうように体内で暴れまわる。 
とどめを刺すように、両穴に詰め込まれた蟲たちが交互に激しく運動を始めた。 
直腸を揺り動かされ、膣を擦られなすがままに快楽を一方的に与えられ続ける。 
「では、胎獰蟲(たいどうちゅう)を取り出してあげて。両方一緒によ」 
「はい」 
由香は美香の股間を覗き込むと二つの穴に入っていた蟲を同時に引っ張り出した。だが、入れたときとは違い胎内で肥大化した蟲は膣と直腸を激しく擦り上げる。 
「さぁ、みっともなく、逝っちゃいなさい!」 
「んはぁ、はぁあああんっ」 
グチュウゥという音と共に肥大化した2匹の蟲が姿をあらわす。 
蟲に性感を極限まで高められていた美香は、とうとう、淫靡な蟲によって絶頂を迎えてしまいビクビクと躰を痙攣させた。それと同時に美香の股間からはおびただしい量の愛液が放出する。 
由香は美香の胎内から蟲を取り出すと瓶にしまいこんだ。 
 
「いくわよ、お姉ちゃん!」 
「ひっ!・・・ひぐうう!」 
逝ってしまったら罰が与えられることになる。 
無情にも由香が右の乳首に針を突き刺した。太い針が貫通する耐え難い痛みが全身を貫く。 
快感から苦痛へと一気にたたき落とされ、美香はただ悶えていた。 
「そ、それは・・・?」 
「ふふ、綺麗でしょう?このピアスがあなたの身体を飾るの。美香さんはダンサーだから特別に鈴をつけてあげるわね」 
綾音が箱から冷たく輝く銀のピアスを取り出す。 
ピアスには小さな鈴が取り付けられていた。これで美香が身体を動かすたびに涼やかな音を立てることになる。 
「お姉さんを綺麗に飾り付けてあげてね」 
綾音がピアスを渡すと由香は美香の乳首にピアスを通し両端を閉じてしまう。さらに用意されていた強力な接着剤で、継ぎ目を接着してしまう。 
これでリングの継ぎ目が全くなくなってしまい、右の乳首に淫靡な飾りが永久に取り付けられてしまった。 
「ねぇ・・・もう終わったんだから拘束を解いて・・・」 
美香は苦痛に悶えながら必死に綾音に助けを求める。 
「まだ左の乳首が残ってるじゃない。片一方だけではバランス悪いでしょ?」 
綾音は当然のように悪魔のような答を返す。美香をもっといたぶるつもりのようだった。 
「さぁ、続けて」 
「やめて、お願い・・・うっ・・・うう・・・」 
右の乳首に続き、すぐさま左の乳首も妹によって貫らぬかれた。再び、激痛が躰を走る。 
同じように、左の乳首にも同じ形のピアス飾りを取り付けると両方のピアスに細いチェーンを繋いだ。 
「最後はやっぱりここよね・・・」 
綾音が美香の隠れていたクリトリスの皮を剥く。 
軽い愛撫を加えただけで、蟲の淫らな責めによって性感を極限まで高められた少女の躰は、意思を裏切って勝手に欲情していく。 
「そんな、乳首だけって言ったじゃない!」 
綾音がなにをしようとしているか分かってしまった美香は慌ててそれを止めさせようとする。 
「ふふ、これはおまけよ。遠慮なんかしなくてもいいのよ」 
「そ、そんなの・・・無理よ・・・針なんか刺したら・・・千切れちゃうよ・・・」 
「たしかに、クリトリスのピアスは難しいわよね。じゃあ、由香さんがやりやすいように邪魔な皮を取り除いてあげるわ」 
「・・・お願いだから・・・やめて・・・・やめて・・・・よう・・・」 
力無く首を振る美香を無視して、綾音はピンセットと手術用のメスを用意すると、クリトリスを覆う包皮をピンセットで摘みながら根もとからメスでゆっくりと切り取っていった。綾音の巧みなメスさばきのおかげで殆ど出血は無い。 
これで美香のクリトリスは常時露出することになり、クリトリスは外部からの刺激をもろに受けるようになる。 
美香は変わり果てた姿になった自分のクリトリスに呆然としていた。 
だが、これはクリトリスを飾り付けるための前準備でしかない。 
「それでは、由香さん、クリトリスにピアスしてあげて」 
「痛いのは最初だけだから、ちょっと我慢してね」 
「い!・・・いや!・・・やめてーー!」 
美香の目が、目一杯開かれる。 
由香の手に握られた針の先がクリトリスを捕らえた。 
プツッという小さな音と共に、無情にも美香のクリトリスは針で横に刺し貫かれた。 
「・・・ぎぃ・・・!!」 
ただでさえ蟲の責めで感度が良くなっているクリトリスに気が狂いそうな痛みが迫ってくる。 
「はぁ、はぁ・・・」 
美香は、小さく声を出し浅い呼吸を何度も、何度も繰り返しその痛みに耐えた。 
「お姉ちゃん、動かないでね。動くと余計痛いよ」 
そう言いながら慎重に針を進める。 
美香はひたすら耐えた、下手に暴れて余計に傷つくのことが恐ろしかった。 
ようやく、針が美香のクリトリスを貫通した。そして、刺したときとは違い一瞬で引き抜かれる。 
「あっ!はぁぁぁ!」 
そして、さっきと同様に妹の手で敏感なクリトリスにも銀色のピアスが付けられてしまった。 
淫靡な細工によって美香の裸体は飾りつけられてしまった。銀色のピアスに付いた鈴が美香の秘裂の間で鮮やかに輝いていた。 
「ピアスした部分にこの薬を塗って上げて。化膿したりすると大変だから」 
綾音が由香にチューブを手渡す。 
由香がチューブに入っている軟膏を傷に塗ると見る間に傷が消えていった。 
「これで完成よ。このピアスには素敵な効果があるの。由香さん、引っ張ってみて」 
すると、ピアスの付けられた場所から、じんじんとした奇妙な感覚が襲いはじめる。 
由香は右手で乳首のチェーンを、左手でクリトリスのピアスを摘むと鈴が鳴った。 
そのまま3つのピアスをゆっくり引っ張り上げる。 
「いっ・・・いたっ!」 
「ダメよ、もっと激しくしないと感じないでしょ?」 
「はい、綾音様」 
今度は乳首もクリトリスも千切れてしまいそうなほど激しく引っ張り上げる。 
「いっ・・・っ!あうっ!はあ・・・いいっ」 
激しい責めに美香は身体を仰け反らせて苦痛に悶える。 
だが、次第に由香の激しい責めが美香には全く逆の感覚に変わっていく。 
だんだん、拒否をする呻き声が求めてくる喘ぎに変わってきた。 
ピアスされた箇所から激しく痛みを発していたはずが快感となってくる。 
美香は由香がピアスをより強く引っ張り上げてくれることを求めてしまいそうになる。 
「気持ちいいでしょ、性器にされるピアスって、最初は痛いけれど、すぐに快感に変わるのよ?」 
「い・・・いや・・・」 
瞳を潤ませて、美香は悶えるしかなかった。 
「奴隷らしく素敵な格好になったわね、とっても似合っているわよ」 
美香はもう普通の身体には戻れないと思うと、暗澹たる気持で残酷な飾りを眺めた。 
  
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