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僕は日本にいたとき
スイスにある全寮制の学校に通っていた僕は、8歳から両親と離れて生活をしています。まとまった休みには帰省することもありましたし、両親がスイスまで来てくれることもありましたが、兄弟と共に過ごした、という時間は、実はあまり多くはありません。特に、一番下の弟は、今年で年23歳。僕とは11歳年が離れています。僕が、(スイスの学校を退学になり)家族の家に戻った15歳の時、その弟は4歳でした。その後、現在に至るまで、僕は98ヶ国を巡り、日本にきてから8年半経っています。今では、両親とですら月に一回電話で話せば十分な日常になりました。 でも、今日は久しぶりに、父とも母ともゆっくりと電話で話しました。なぜなら、日本を離れることができない僕の代わりに、両親がイスタンブール工科大学の「2007年特別賞」を受け取るため、イスタンブールへ出向いてくれたからです。僕は、イスタンブール工科大学で学んだこともあり、その学校の出身者で活躍している人、成功している人に贈られるのがこの賞なのだそうです。 両親は、この賞の受賞をとても喜んでくれました。東京で初めての本を出版した記念パーティーに駆けつけてくれた時も、両親は僕が異国の地で、みなさんに祝福されて出版できたことが幸せだ、と言ってくれていました。 こうやって両親が喜んでいる姿を見ることができるのは、やはりうれしいものです。 今日の電話で、父は「自分が進みたい道に向かうために、これからも頑張ってね。僕らは離れていても家族だし、僕とお母さんも、あなたと同じ様に頑張っていくからね。」と話してくれました。 僕は、もう20年近く前、退学になった学校の学長先生の部屋で、黙って僕を迎えに来てくれた父と同じ父だ、と感じました。ん?それは何の話ですか?と思った人は、僕の2冊目の著書「タイムマシン」を是非読んでみてください。笑 |
Comment:
2007/09/11 10:42 AM, Wendy☆ wrote:
イスタンブール工科大学の「2007年特別賞」受賞おめでとうございます。
ご両親とセルカンさん相互の愛が文中にあふれて
います。
「タイムマシン」を読んだ時にも感じましたが
なんて素敵なご両親なんでしょう!!
相手を思う気持ちがあれば、
本当にどこにいても家族だし、どこにいても
繋がっているのですね。
2007/09/12 12:50 AM, meiz-bik wrote:
「2007年特別賞」の受賞、まずはおめでとうございます。ご両親も誇りに思っていらっしゃるでしょうね。子供が自分の信念の元に進むべき道を探し、決め、進んでいけることはやはり親にとっても嬉しいことだと思います。自分が人の親になった今、思うことですが・・・。
「タイムマシン」を読んだときに強く思った、ご両親の愛を強く感じますね。
これからのご活躍も期待しております。
2007/09/13 12:42 AM, zeroko wrote:
両親の笑顔にあふれた表情が、セルカンさんに対する愛がとても表している写真ですね。退学になった学校で、セルカンさんのお父さんが
息子を信じる気持ち、
それを感じてご両親を大切にする気持ち、
今の崩壊しつつある日本の家族にもタイムマシーンを通じて伝わることを願っています☆
2007/09/13 9:41 PM, masato wrote:
はじめまして。たいへん僭越ですが、はじめてご挨拶させて頂きます。
以前、ある機会にセルカンさんの存在を知り、なんとかコンタクトが取れないかと考えておりました。
この場にコメントすることが相応しいとは思っておりませんが、苦肉の策であるとご理解下さい。
急な訪問な上に、誠に勝手ですが、
もしこの文章がセルカンさんの目に留まり、お邪魔でなければ、ご返信を頂けないものでしょうか?
現段階では怪しさも満点と存じますが、どうかよろしくお願い申し上げます。
2007/09/17 9:01 AM, 管理人 wrote:
masato様コメント、ありがとうございます。
ご用件の旨、info@anilir.netまでお知らせくださいませ。
今後とも、よろしくお願い致します。
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