舞台を作っていると色んな思いにとらわれることがあります。最初はこれ、面白い!やってみたい!こういう話にして、こういうキャストでお客様にはこんな思いを伝えたい!と突然アドレナリンが噴出してくる。だけど、ひとつの舞台が完成するまで紆余曲折があるので途中、心が折れそうなときだってある。でも、そんな時、面白そうな話だね、見に行くよ、といわれたら、私また頑張っちゃおうかな~となる。1ヶ月後にはすべての公演が終わっている。その時にああすれば良かったという思いがひとつふたつ消えているように、いまちゃんと準備したいものです。詩人・相田みつをさんの「やれなかったやらなかった、どっちなの」の言葉がいつもわたしの心に響いています。制作・山下のひとりごとでした。