元宝塚花組のトップ、大浦みずきさん死去

　元宝塚歌劇団花組のトップスターで女優の大浦みずき（おおうら・みずき、本名阪田なつめ〈さかた・なつめ〉）さんが、１４日午前７時、肺がんのため東京都内の病院で死去した。５３歳だった。葬儀は近親者で行い、１２月２日午後２時から東京都新宿区南元町１９の千日谷会堂でお別れの会を開く。喪主は姉内藤啓子（ないとう・けいこ）さん。

　東京都出身。７４年宝塚歌劇団に入団、８８年にトップスターに。９１年に退団後は得意のダンスを生かし、ミュージカルを中心に活躍した。主な舞台に「キス・ミー・ケイト」「ベルサイユのばら」など。０５年にミュージカル「ナイン」で菊田一夫演劇賞。父は芥川賞作家の故阪田寛夫さんで、その友人で作家の故庄野潤三さんが芸名をつけた。１月から出演予定だった舞台を休み、病気療養をしていた。