不況下でホラー映画がヒットする「法則」は本当か?東京ウォーカー11月15日(日) 10時37分配信 / エンターテインメント - エンタメ総合
100年に1度の大不況に重なる? “どん底”地獄絵図が展開する『ディセント2』 不況時にホラーが流行る理由として「ギャーギャー騒いでスッキリする」「暗い世相を反映している」と言われる。だが、号泣ドラマや爆笑コメディでも、同じぐらいのスッキリ感が得られるし、優れた映画の多くは無意識に世相を反映しているもの。たとえばゾンビ映画の金字塔『ナイト・オブ・ザ・リビングデッド』(68)はベトナム戦争の暗喩だというのが定説だが、ジョージ・A・ロメロ監督にその意図はなかったという。 ただ、不況になるとホラー映画が増えるのは事実らしい。人間が本能的に恐怖を抱く「暗」と「狭」に着目したイギリスの洞窟ホラー『ディセント』(06)が、低予算の小品ながらスティーブン・キングに絶賛され大ヒット。同じく低予算で続編『ディセント2』(公開中)が作られたように、アイデア一発で勝負できるホラーは製作費が安く済むからだ。 数が増えればそれだけヒットの確率も高くなるわけだが、それではあまりに味気ないので、こんな新説はいかが──「六本木」が「ギロッポン」となる業界用語方式で、「不況」を訳すと「キョウフ(恐怖)」。不況とホラーは表裏一体。不景気にホラー映画がヒットする可能性は限りなく高いのだ。【映画ライター/安藤智恵子】 【作品情報】 ・ ディセント2 【関連記事】 ・ 相武紗季映画初主演作は斬新な“胸キュン”ホラー (MovieWalker) ・ 『スパイダーマン』監督が語る“笑えるスリラー”の魅力とは (MovieWalker) ・ “SAW集編”で『ソウ』シリーズ過去5作を総ざらい! (MovieWalker) ・ 『戦慄迷宮3D』清水崇監督、コワイ小道具へのこだわり (MovieWalker)
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