2009年11月14日 土曜日

石垣島市長レイプ疑惑について

Filed under: 日記 — miki @ 19時21分

ブログを読んでいただいている2名の方から「何故サラさんについて書いた日記を削除したのか」と問い合わせが来たので、あらためてこの事件について書かせていただく。

その前にはじめてこの事件を知る方もいるかもしれないので概略を述べておきます。今年の10月15日にサラ(仮名)と名乗る女性が7年前に石垣島市長にレイプされたとブログで告発。彼女はチャンネル桜に顔を出して出演し、被害状況を告発。私はその取材をした。報道局としては一方の言い分だけを垂れ流すのは公正性にかけるので大浜市長にインタビューを求めたが市長は取材拒否。石垣島市長からは沈黙どこか顔も撮影できなかった。

私が削除したブログはその時期のものである。削除した理由の一つを、簡単明瞭に答えればブログの中で大浜市長の言い分が一行もないのもバランスに欠けるので、先月末、再び石垣島を訪ね、今度こそ市長にあえる段取りが確実にできていたのでそこで市長のコメントをえて、あらためて原稿を練り直して発表しようと思ったからだ。ところが2度にわたる訪石垣にもかかわらず、市長は公的な場に姿を現さなかった。石垣島の議員が「きちんと報道機関に説明すべきである」という意見書を市長に提出し、わざわざ市長に、市長の都合でアポイントをとっていただけに市長が出ないなど想定外だ。地元メディアもそろっていたにもかかわらず市長は当日、眼下に行くといって欠席し、代理に副市長が登場する始末。

その後、なかなかこの件について書けない。何故かというとサラさんの病状が悪化し、彼女は他社からの取材依頼にも対応できず私も電話で話すらできない。ご主人とはたまに話すがあくまで2次情報となってしまう。彼女の回復を願わずにはいられない。かれこれしている間に石垣市長が弁護士を通してサラさんを名誉棄損で刑事事件告訴「準備中」という声明を地元メディア限定の記者会見で発表。告訴準備中とは実に曲者だ。準備中にしておきながら弁護士が裏で動いて相手方とお金などで示談に持ち込み、うやむやにしてしまうというパターンがよくあるからだ。裁判になれば双方の動きも報道できるが、その前段階ではこちらも動きようがない。ともあれ私がこの事件を取材して一番不可解なのは大浜市長の行動だ。本当に名誉棄損に値する事実無根のことであれば、即座に取材に応じるはず。公人にもかかわらず、2度も逃げると対外的にも疑惑を生むことは免れない。いずれにせよ、石垣島で動きがあればフォローしながら、最終的にまとまった見解をブログに書くつもりでおります。

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