計量を終え、平仲会長とともにＶを誓ったフライ級・嘉納栄（右）＝名古屋市内のホテル
ボクシングの全日本新人王決定戦（１２月２０日・後楽園ホール）への出場権をかけ、西日本・西部日本対抗戦の勝者と中日本代表が激突する新人王西軍代表決定戦（デイリースポーツ後援）は１４日、名古屋市公会堂で開催される。１３日には名古屋市内のホテルで前日計量が行われ、全１２階級２４選手が計量をクリアした。フライ級では嘉納（かのう）栄（２９）＝平仲＝が、レゲエバンドとの２足のわらじで頂点を目指す。
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月に２度はライブを行っている。沖縄限定ながら、すでにＣＤ２枚をリリース。４人組のレゲエバンド「キングジャムセッション」のディージェイが嘉納のもう一つの顔だ。「きちんと両立してます。ボクシングがダメだと音楽にも影響するんで」と、胸を張った。
０７年３月のデビュー戦でＫＯ負けし、約８カ月ジムを休んだ。「行きづらくなった」と辞めることも頭をよぎったが、音楽にまで悪影響が出てきた。気持ちを切り替えて復帰し、その後は４連勝（３ＫＯ）で西軍代表決定戦に進出した。
「強くなれば両方とも続けていける」と、猛練習を積んできた。あとは試合に臨むだけ。「相手は手数があるけど、必ず勝ちます」とＶ宣言。元ＷＢＡスーパーライト級王者・平仲明信会長（４５）も「大丈夫」と大きな期待を寄せている。開設１４年のジムから２人目となる全日本進出を目指す。
(２００９年１１月１３日)