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講演の報告
以下、講演のご報告を2つほどします。
12月は、ジェイカレッジとICC(NTTインターコミュニケーション・センター)で講演を行いました。 ジェイカレッジは、セミナーを通じて多様性の渦を起こし、そこから創造と変革の萌芽を生み出そうと企画された自律型の学びと成長の場です。 http://www.webook.tv/jcollege/archives/2007/11/ post_27/ アニリール・セルカンさんに聞く 「宇宙の視点から見た時間と空間のとらえ方」 ICCは「コミュニケーション」というテーマを軸に科学技術と芸術文化の対話を促進し,豊かな未来社会を構想していきたいとの構想のもと運営されている文化施設で、ヴァーチャル・リアリティやインタラクティヴ技術などの最先端電子テクノロジーを使ったメディア・アート作品を紹介すると共に、従来の形式や分類を超えた企画展を開催してきています。 http://www.ntticc.or.jp/Exhibition/2007/Exploring Media/talk1216_j.html ICC10周年記念セッション・シリーズ Vol.3 「Exploring Media」ミッション002:メディアを探索せよ!:Make|Future|Possible」 いずれも、僕の講演の軸は、「未来を今から創造する」という観点から行いました。企業人、アーチスト、デザイナーなど、それぞれの専門知識を自分だけのものと捉えず、お互いから学びあうオープンな関係、コミュニケーションがそこには必要となります。それをふまえたうえで、僕自身ができることは、科学のおもしろさをみなさんにお伝えする機会を増やしていくこと、そして僕の研究テーマである「インフラフリー」という世界を接点とし、科学と日常生活の架け橋となること、であると考えています。けれど、実はこうしたことは大げさな講演活動を行わなくても、個々人が自分の生活の中でできることも多くあるのかもしれません。まずは、目の前で関わっている人との尊敬しあえる関係性、すべての出発点はそんなささやかでありながら当たり前な日常から始まっていることなのです。 また、余談になりますが、僕の著書「宇宙エレベーター」が、なかなか手に入りにくい、というお話を伺います。品薄状態だと出版社からも聞いています。今ですと、ICCのショップにまとまった冊数を取り扱っていただいています。こちらには「タイムマシン」もありますので、書店やアマゾンで日数がかかってしまう場合、展示をご覧になりついでにICCショップへお立ち寄りいただければと思います。 |