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November 06, 2009

国家戦略室への提言「まず、デフレを止めよう~若年失業と財政再建の問題解決に向けて」

国家戦略室への提言「まず、デフレを止めよう~若年失業と財政再建の問題解決に向けて」(PDF資料)

11月5日午後6-7時の時間帯で、国家戦略室の「マーケット・アイ」ミーティングにおいて、上記資料をもとにプレゼンテーションを行いました。

私たちの施策について、会うまでは選択肢としてほぼゼロだったのが、施策としての可能性が出てきた、というのが印象です。

実際に、プレゼン後の感想でも、菅大臣から「興味ある。どうしようかな」という発言があったそうです。それだけでも、行ったかいがあったと思います。

プレゼンで行った、主たるポイントは以下の通りです。

・(P1)デフレ脱却こそが、ボーリングの1番ピンである。ここを倒さずして、他の施策を行っても、効果は限定的。これから、15分間、この話しかしないと宣言。

-この点は、例えはこの日にプレゼンを行ったもう一人のエコノミスト、高橋進氏も同意見

-Twitterで趣旨を説明して、署名アカウントを作ったところ、1日で2,300名以上の賛同者が集まった(紙で画面を提出)

・(P2)現在がデフレスパイラルになる虞がない、と言うこと事態が認識が甘すぎる。すでにデフレスパイラル。GDPデフレーターが10年に渡ってマイナスなことを考えるべき。政府や日銀の判断は甘いのではないか。

-今後、3年間デフレが続くという予想は放置をしていいのか、と疑問提起

-日本の自殺率の高さ、幸福度の低さを見逃してはいけない

・(P2、3、4)デフレスパイラルが発生すると、もっとも困るのは弱者の雇用。特に、若年層や女性。なぜなら、特に正社員賃金には下方硬直性があるため、売上高や利益の減少に伴い、雇用主は賃金の切り下げだけでは追いつかない部分を、非正規雇用を増やしたり、雇用を控える、ということで対応する。フィリップス曲線は古い理論だが、皮膚感覚として正しい。

-例えば、先日、訪れたラクーアで足裏マッサージをしていた女性は、某大学の経済学部出身で、ここしか仕事がなかった

-今は、コンビニのアルバイト、ファミレスの給仕だって、外国人・主婦・若年層が争うので大変な競争率

-私たちの世代では、知り合いや弟・妹とかで職がない人がいるのは当たり前。親が生きているうちはいいが、そうなくなると、私たちが自分たちの弟・妹を扶養するのかという話題もよく出る

・(P5)脱デフレは高度な政治的判断とリーダーシップが必要。デフレ指導でどこまでの物価上昇率と失業率のバランスにするかは、政府しか決められない。日銀はその執行を行う。

-何もしなくてこのまま放置をするのではなく、施策をうち、透明性を高め、説明責任を実行する。

-せっかく民主党はさまざまなことにチャレンジし、試行錯誤を行って、自民党時代と変えると言っているのだから、脱・デフレ施策を実行すべき

・(P6)国債問題はデフレが続く限り、解決しない。名目成長率が国債の利子を下回る限り、税収による返済は大変厳しい。

-国債については、みな名目利子率の議論ばかりするが、物価と合わせた実質利子率でみないと、判断を間違える

・(P7)デフレから脱却するには、政策アコードを締結して国民と約束を行い、政府がリーダーシップを取るべき。

-政策アコードの例としては、インフレターゲットや、物価上昇率と失業率の双方、為替ターゲットの設定、名目成長率の設定などが考えられる


上記の説明について、菅大臣との主たる質疑応答は、以下のとおりでした。

Q1 非常に魅力的な提案だが、それは要は、貨幣発行量を増やし、国債を発行すると言うこと

A1 そうです。モノに比べて、貨幣が足りない状況なので、国債と引き替えに貨幣を発行し、その国債を日銀が引き受けて、市場に供給する。その収入を、環境、農業、介護など、いま投資が必要な分野に投入します。


Q2 日銀に明日からやれ、といったら、やるのか

A2 はい、できます。必要だったら、私も一緒に行きます。日銀は国民から選ばれたわけではないので、迷いがありますから、選ばれている政府のリーダーシップと、今回の署名のような、国民の声の後押しが重要です。


Q3 こういうことを行いたいという声は党内にもなるが、国債を発行を増やすと、利率が上がって問題になるということが自分も含めて、懸念される

A3 すでに実質ベースで見ると、国債の利率はとてつもない高いことを理解すべき。利子率は名目ベースに物価の上昇・下落を合わせた実質ベースで見ないといけない。脱・デフレ対策を行えば、実質ベースの利率は下がる可能性が高い。


今回は第一歩ですので、一度でわかっていただこうとは思っていませんので、今後も継続した活動を続けたいと思います。

今回の経験は、少子化対策のことを思い出します。2005年ぐらいから、少子化対策活動を本格的に行い始めましたが、2006~2007年は歯牙にもかけず、という状態だったのが、急に2008~2009年に急に動き始めました。

とにかく、何回でも、何年でも、言い続けます。


なお、今回のミーティングについて、オンラインで見ることができる各社の記事は以下の通りです。他にも、時事通信などから配信されています。

毎日新聞

産経新聞


引き続き、ご賛同いただけるみなさまと一緒にやっていきたいと思いますので、どうかよろしくお願いします。


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コメント

投稿者: kannpi (Nov 6, 2009 12:28:58 PM)

私の自営をしていますが、このデフレは深刻です。
何を言っても仕事が少ないし、仕事の金額が1/2~1/3て以上です。
政府も何とかしないと皆が生きてけませんので、デフレ脱却の政策を今年中に行って欲しいです。


投稿者: knaka (Nov 6, 2009 1:10:49 PM)

失業の問題は若い人だけの問題ではなく、40代も50代も深刻なんです。私の周りにも職を失っている40代、50代がたくさんおられます。


投稿者: はなわようこ (Nov 6, 2009 1:49:19 PM)

わたしの周りも深刻です。職がみつからない学生。兄弟も扶養しないといけないのかという問題。他方で貯蓄に頼る高齢者はデフレのメリットを享受しています。このまま放置しておくと世代間闘争も激しくなるのは避けられません。


投稿者: fuhana (Nov 6, 2009 1:52:05 PM)

足裏マッサージのお仕事を誇りを持ってされて
いらっしゃる方もいると思いますので、
たまたま、経済学部出身の女性がしたかったお仕事に
つけない現状という事だけ、書かれても良かったかなと
感じました。


投稿者: 牙 (Nov 6, 2009 3:28:14 PM)

財政再建における国債金利もそうですが、何事も実質金利を目安にしないと、全ての判断を誤ります。
日銀は、何故か実質金利を無視し続けています。


投稿者: 読者A (Nov 6, 2009 4:09:11 PM)

かなりアクセスのある金融日記さんの方で

日銀がお金をたくさん刷れば問題が解決すると思っているオメデタイ人々を救済するエントリー
http://blog.livedoor.jp/kazu_fujisawa/archives/51609362.html

というのが出てましたが、勝間さんの論拠を
真っ向から否定する内容のように思いましたが
できれば反論的な記事が読みたいです。


投稿者: 川越 智仁 (Nov 6, 2009 4:23:18 PM)

>fuhanaさん
"足裏マッサージ"と"リフレ"をかけているんですよ


投稿者: fuhana (Nov 6, 2009 5:33:18 PM)

>川越さん
そっか~、すごくすっきりしました!!


投稿者: くまきち (Nov 6, 2009 5:34:39 PM)

>かなりアクセスのある金融日記

将来の増税って、インフレになるだけでも実質的に貨幣所有へのインフレ税になるでしょうに…。

あとエージェントが将来を(仮にこの人の言うように)予測して、みな(家計も企業も)がそのまま貯蓄する(貨幣を選好する)というなら
=物価は上がりませんので、物価の変動という貨幣発行に対するコストが発生しない
=金刷っていくらでも使える無税国家が誕生するということですかね?それは喜ばしいことですが。
つーか、そんなに国債が増えるのが嫌なら政府紙幣でも刷って使えばいいことだと思うけどねぇ。償還のない国債=貨幣なんだもの。

しかし「生ぬるい地獄なのだ」とか「希望を捨てる勇気」とかって、なんかどっかで聞いたような話だなぁ…w
http://diamond.jp/series/collabo/10001/


投稿者: くまきち (Nov 6, 2009 6:14:46 PM)

まぁめんどくさいからいちいち突っ込まないけど、その金融ブログの話は無視していいと思う。金融屋さんなら山崎元さんのブログ読んでればいいんではないの。
リフレ論には色んなパターンがあって、リフレとはこれだというようなものはなかなか言えないので(例えばislmとnewislmは微妙に違うとか、ルールよりも民主的裁量だとか、価格か流動性かとか)あって面倒なんだけど
ターゲッティングのコミットメント→ニュースドライブン→リフレーションというインタゲ論への(あくまで理論的な面に絞ってだけど)コアな批判というのは、情報を信じて行動を変化させるか否かという点を除けば

「流動性効用を満たすものが貨幣以外にも存在する→代替貨幣による貨幣システムの機能不全」

くらいしか知らないんだよなぁ。これにしたって中銀がインフレーションを起こせない、ではなくて、スマートに制御されたインフレを起こせる保証がない、だろうし。
しかもそういう前提を設定した世界でのインタゲ論・リフレ論やってる人もいるしね…。


投稿者: おおさき (Nov 6, 2009 6:42:58 PM)

【教えてください!!】署名アカウントにフォローしていいのかどうか判断ができません(><)

管直人大臣へのプレゼン資料とブログを読み、「現在の経済状況はデフレであり、デフレは財政破綻を招くので脱却しなくてはいけない」、ここまではわかるのですが、脱却する方法についてよくわかりません。

リフレ政策ですが、ポール・クルーグマン氏は賛成しているようですが、ジョセフ・E・スティグリッツ氏や池田信夫氏が反対されているようです。

どのように判断すればいいのでしょうか?


投稿者: くまきち (Nov 6, 2009 7:05:15 PM)

>ジョセフ・E・スティグリッツ氏や池田信夫氏が反対されている

スティグリッツは別にインタゲに批判的でもリフレには反対してはいないと思いますが。インタゲはリフレの全てではないんで、世の中非インタゲ型のリフレ論者もいるというだけです。

まぁ池田信夫は反対してるでしょうけどw


投稿者: のばりす (Nov 6, 2009 8:10:35 PM)

というかスティグリッツは最高に過激なリフレ派だよね。10%ぐらいインフレになっても全然オッケーって立場だしw

とにかくインフレと失業率のトレードオフを意識して、経済良くする為にインフレを恐れるなって言ってる。それが彼のIMF批判にもつながっている。そしてもちろん日銀批判にも。

で、その辺はスティグリッツの一般向けの著書読むだけで簡単にわかるんだけど、わかっていて嘘を広める変な連中がいるのが困りもの。どうにかならないかな?


投稿者: ignorant man (Nov 6, 2009 8:59:30 PM)

hey, I've got a question for you guys. What's got this so-called inflation targeting to do with the real economy that we have been going through ?

i am really skeptical of what u mentioned above ,which is that inflation is the only panacea to save the current economic crisis.

if a country manipulated its currency by any necessary means, that would lead to destruct the flows of goods ,capital all other things with deterimenatal effects across the board, i think.

If you don't perform, you're out. Simple as that. said the winner of the 2008 series of The Apprentice UK

that's the words we should always keep in the back of our minds.because any forms of monetary policy or government intervention won't solve the mess piled up at an unprecedented pace .that's for sure.


投稿者: むらかみ (Nov 6, 2009 9:19:27 PM)

>おおさきさん

デフレを止める方法ですが慶応大学の深尾先生がマイナス金利の導入を
提言されていますね。具体的な方法まで考えられてるみたいです。
池田先生も反対はされてないみたいですよ。

http://www.rieti.go.jp/users/iio-jun/discussion/05.html

納税者番号+ベーシックインカムの導入と平行して実施してほしいと思います。


投稿者: のばりす (Nov 6, 2009 9:43:33 PM)

>上のignorantな方

管理通貨制という言葉はご存じないでしょうか?高校政経レベルという事は一般常識レベルなんですが、実は先進国ってどこも広義の国家が通貨の量をコントロールしているんです。それに対してこちらはもっとマイナーな知識になりますが、インフレターゲットも多くの国で導入されていますし、デフレ脱出に効果を発揮したような事例も既に存在しますね。

実際、20世紀を通じてどこの国でも通貨の量はほぼ一貫して増加してきました。また現時点について言うなら、日本以外の主要国はどこも日本を遥かに上回るペースで、目一杯通貨の量を増やしてる最中だったりします。そしてそんな状況においても、長期金利の推移等から考えると、あなたの想像するような破滅的な事態を、プロの市場関係者は全く予測していないようですね。だからひとまず安心していいと思います。

というか、わざわざ居丈高な英文で書いてるのは、この場合ちょっと恥の上塗りになっちゃってないかな?と他人事ながら心配。まあこの件だけで断定的に評価を下すのも何ですし、今後も地道に精進し続けて下さい。資格の勉強を手広くこなせば管理通貨制レベルの知識は自然に身に着きますよ。


投稿者: くまきち (Nov 6, 2009 10:50:26 PM)

のばりすさん
>インフレと失業率のトレードオフを意識して

これちょっと難しいかも。細かい話だけど、たぶんスティグリッツはそんなに強固にこのトレードオフを想定していないような気がする。
インフレ率←トレードオフ→失業率だからインフレ率上がっていい というより インフレ率<失業率だから失業率こそ見るべき という見方じゃないのだろうかなあ。
まぁこまけぇことは(ry 

で、スティグリッツはむしろ過激リフレ派と言えるのは間違いないと思う。これは著作みれば普通に読み取れると思う。ただインタゲ的(代替効果中心の見方)ではないだろうけど。


投稿者: yamada (Nov 7, 2009 12:05:31 AM)

>のばりすさんへ

Stiglitz教授のインフレに関する見解,間違えて解釈されていませんか?

教授はあなたが言われていることと全く違う見解をお持ちのようですが。

The Failure of Inflation Targeting by joseph stiglitz
project syndicate というサイトで一度、調べられることをお勧めします。

それでもだめなら、google videos でjoseph stiglitz, inflationで検索して肉声を聞いてみてください?

それでもだめなら、you should go back to school and take economics 101 ですね



投稿者: GK (Nov 7, 2009 12:35:18 AM)

>yamadaさんへ
Stiglitzのインタゲ批判は、ある水準のインフレ率に厳格に従うという意味でのインタゲに対する批判ということでしょう。そこは区別すべきでしょうね。

project syndicateの記事は原材料価格が高騰した局面で書いている話です。我が国のように原材料を輸入に頼っている国にとって、2%のインフレ率に厳格にコミットすると、原材料価格高騰によって2%以上に物価が高騰した場合、利上げをせねばならないことになります。Stiglitzが批判しているのはそういったインタゲであって、1~3%といった「伸縮的なインタゲ」への批判ではないですよ。
そのあたり、池田さんも誤解されているみたいですけど。


投稿者: くまきち (Nov 7, 2009 12:39:23 AM)

>The Failure of Inflation Targeting by joseph stiglitz

別に海外サイトを読まなくても、「経済教室」の第1章を読めば同種のことは書いてありますよ。この件については既に書いてますがInflation Targeting=リフレ論の全てではないので…。

で「全く違った見解」というのがどの点を指しているのかという点を明確にしないと、話がよくわかりません。
「インタゲはダメ」と言ったことも事実ですし「インタゲは日本のデフレ脱却には不確実な手法だ」と言ったのも事実です。
が、同時に「10%のインフレでも経済損失はそれほど大きくないから、インフレ率を気にせずに失業率を見て積極的なマクロ政策を行うべきだ」と言ったのも事実です。
前段をそのまま取れば「違った見解」ということもできますが、後段の話から考えれば「そう違った見解でもない」ということは出来ますよ。
ですから、のばりすさんのどこが「違っているのか」「この部分は不正確だ」という点を具体的に指摘してほしいかもですねー。


投稿者: ignorant man (Nov 7, 2009 2:26:31 AM)

Hey , Mr.Whatever,のぼりす

you don't need to worry about me, worry about yourself, stupid ass!

By the way , thanks for your malicious comments. it really broke my heart and pissed me off.

What on earth do you really need to take the trouble to look down on somebody and to despise the person who has no intention to show off.

I really think you are somehow ...anyway,

As you pointed out, “ investors, fund manegers and economists have got all information they need to predict where stock prices, whatever economic indicators, would heard for, so there are no worries about the devastated situation that I have in my mind.”

Are you out of mind? Look, what's happening right now , Can't you see so many people losing their jobs?

Who predicted the crisis like this ? ahh!

Just only a few economists such as Nouriel Roubini ,Robert Shiller could predict the situation like this, even Nouriel Roubini was mocked and given a name as Dr.doom .

so all I can say to you is that life is full of surprises and you should be always open for criticism of any kind.

Don't preach to anyone with your shallow economic thinking. you got that!


投稿者: shi-n (Nov 7, 2009 3:58:40 AM)

>訪れたラクーアで足裏マッサージをしていた女性は

職業蔑視?
しかし、全体に稚拙な文章でよく判らない。


投稿者: おおさき (Nov 7, 2009 7:52:43 AM)

おはようございます。皆さん、ご親切にありがとうございます(^^)/


投稿者: おおさき (Nov 7, 2009 8:12:56 AM)

>くまきちさん、のばりすさん
コメントがスパムになってしまいます(><)


投稿者: おおさき (Nov 7, 2009 8:13:32 AM)

>むらかみさん
深尾先生の資料ありがとうございます。

>yamadaさん、GKさん
Stiglitz教授への理解が深まりそうです!!

>ignorant manさん
so all I can say to you is that life is full of surprises and you should be always open for criticism of any kind.
うんうん。そうですよね。


投稿者: くまきち (Nov 7, 2009 8:20:14 AM)

そうですね、なんかスパムになってしまいました。
あまりたくさん書くとよくないということでしょうか?w
まぁここで議論してもアレなんで自重しますw


投稿者: philnews (Nov 7, 2009 9:35:03 AM)

勝間さまのご活躍ぶり、心から応援しております。政府が一刻も早くデフレを止める政策を採用してくれることを願っています。


投稿者: みうら (Nov 7, 2009 10:13:19 AM)

国家戦略室へのプレゼンを拝見しました。
この10年以上国債残高は増続いているにも拘らず、
デフレが進行しています。
なので、管さんは慎重なのでしょうが、日本を成長路線に乗せるのは、デフレ脱却しかありません。
その為にも、勝間さんに頑張って貰い、言い続けて欲しいと願ってる一人です。


投稿者: chezare (Nov 7, 2009 10:41:41 AM)

勝間さんがプレゼンをしていただいたことで希望が持てました。
目の前で起きているデフレで国民が苦しめられていることが理解できない民主党・日銀にいらいらしていたのです。
円高の今こそ、日銀が国債引き受けを出来るチャンスなのですから。


投稿者: 一般読者 (Nov 7, 2009 12:22:21 PM)

>日銀がお金をたくさん刷れば問題が解決すると思っているオメデタイ人々を救済するエントリー
>http://blog.livedoor.jp/kazu_fujisawa/archives/51609362.html

当該ブログのグラフを見ての驚きは、マネタリーベースが2005~2006年に急激に減少していること。

それはともかく、当該グラフでは分かりづらいですけど、消費者物価指数は(2001年から2002年までのマネタリーベースの伸びもあってか)2002年から2005年頃にかけて-1%から0%にジワジワとプラスに転じはじめていたはずなのでは?

日銀が2005年に急激にマネタリーベースを減少させること(ゼロ金利政策を解除すること)がなかったら、(2001年から2002年までのマネタリーベースの伸びを反映して)消費者物価指数は順調にプラス圏内を上昇推移するようになっていた可能性があるのでは?

いずれにせよ、マネタリーベースと消費者物価の相関についての考察は、絶対値だけではなく変化率(マネタリーベース伸び率、消費者物価指数)における相関とか、遅効性の問題とか、様々な角度から比較していく必要があるようにも思えますけど。


投稿者: ケンジ (Nov 7, 2009 1:45:43 PM)

正直勝間さんには胡散臭いイメージがあったのですが、こうしてちゃんと持論を持って実際に動いている方なんですね
まずデフレを止めるためにゆるやかにインフレを起こすという意見にも賛成です
頑張って活動を続けてください


投稿者: プーたん (Nov 7, 2009 5:28:10 PM)

職がないことを誇張されていますが、諸外国に比べて日本は恵まれてますよ。
足裏マッサージの女性だって、えり好みをしているから無いのであって、足裏マッサージのように探せばいくらでも求人はあるはず。
経済学部や商学部など文系学部の大学生は、このような不況下では、基本的にえり好みしていたら職にありつけないことはわかっているはず。(研究者目指すならともかく、学卒と言えども、社会に出て役に立つこと身につけてないでしょうが。)


投稿者: Cru (Nov 7, 2009 10:09:08 PM)

民主党の日銀独立の主張に逆らわずプレゼンできるという事に感心。
さすがと思いました。


おおさきさん。
『スティグリッツ教授の経済教室』あたり、読まれて見ては? 一般向けのわかりやすい書籍です。
おいそがしければ"スティグリッツ 失業率 インフレ"あたりをキーワードにネット検索してみるとか。


投稿者: Cru (Nov 7, 2009 10:24:02 PM)

なんかこのブログ、TypePadの スパムリストがおかしな事になってますね…


投稿者: day (Nov 7, 2009 10:42:51 PM)

この方の主張は、全般的に、現状の冷静な分析が
不十分(と言うかゼロ)のまま「解決策」に
突っ走っている。

-日本の自殺率の高さ、幸福度の低さを見逃しては
 いけない
-例えば、先日、訪れたラクーアで足裏マッサージを
 していた女性は、某大学の経済学部出身で、ここ
 しか仕事がなかった

例えば上記に関し、「弱者」、「幸福度とは何なのか」、
「なぜそうなのか」などを定義・調査・分析
された上で「提言」をされておいでなのでしょうか?

テレビや新聞に書かれたことを、何ら解析せずに、
ただ「ああしましょう」「こうしましょう」と
声高に論じているように感じられます。

この件のみならず、すべてにおいて。


投稿者: 詠み人 (Nov 7, 2009 11:46:04 PM)

池田信夫さんがこんなエントリーをされています。

勝間和代氏のためのマクロ経済学入門
http://ikedanobuo.livedoor.biz/archives/51307531.html


投稿者: おおさき (Nov 7, 2009 11:53:43 PM)

>くまくちさん
ご親切にありがとうございました!!

>Cruさん
ちょうど先日『スティグリッツ教授の経済教室』は読み終えたところです。

『21世紀初めの日本と世界』を読んで「インフレ・ターゲットは導入すべきでない」と書かれていたので質問しました(^^)/


投稿者: タカシ (Nov 8, 2009 1:09:31 AM)


ケンジさんと同じく、勝間さんを誤解していた一人です。

勝間さんというと、”一人一人が頑張れば、日本全体もよくなるよ”的なノリで、マクロ的な政策を無視しているのではないかと、勝手に誤解していました。

しかし、このエントリを読んで、政府紙幣発行、日銀の国債引受によるデフレ緩和論者の方だったことがわかり、すごくうれしくなりました。


>とにかく、何回でも、何年でも、言い続けます。

勝間さんの行動力と忍耐力には、頭が下がります。

政府紙幣・日銀直接引受の本当の難しさは、学問的・技術的な詳細ではなく、いかに人々に理解してもらうかということなのですよね。

(正直、個人的には、理解してもらうのは、無理なんだろうとあきらめていましたが…)

本当に、頑張ってください!!


投稿者: 老害 (Nov 8, 2009 8:14:09 AM)

デフレの一番の原因は、老人・団塊世代への資産集中と55歳定年制から60歳定年制への移行とおもうのですが。老人・団塊世代が貯蓄ばかりし、お金が流動しないのと。55歳から60歳の高額所得者が増えたことによる企業の固定費が増え、業績が上がらない。雇用を減らしたいがリストラはしにくい。よって若者の雇用を減らし派遣労働者に行こう。若者はお金が無いから、物が買えない・・・55歳で定年にして退職金し、55歳以降は30歳程度の給与で働いてもらう。退職金もらうためだけに企業にしがみつく人間が多すぎる。俺は仕事できるのに何故だ!という人は退職金を元に起業すればいい。仕事ができるのだから。
65歳再雇用や65歳定年制にしたら更にデフレがひどくなると思う。


投稿者: YYT (Nov 8, 2009 9:29:33 AM)

インフレのコントロールってできるのでしょうか? 個人的にはかなり疑問なんですけど・・・。(>_<) 

もし、インフレのコントロールができかなかった場合ワーキング・プアの人たちは安いコンビニ弁当さえ食べられなくなります。

また、物価があがる→雇用が増え+賃金があがる、だと思うので、雇用が増え賃金があがるまでかなり時間差があることが予想されます。ワーキング・プアの人たちがそれまでもつのでしょうか?

だから、インフレ誘導ではなく、もう少ししっかりしたセイフティ・ネットを構築した上で、大前研一さんの主張されているようなリバタリアン的な経済政策を実行したほうが現実的だと考えます。


投稿者: O (Nov 8, 2009 1:31:11 PM)

経済立て直しには、非正規職員の待遇改善など労働市場の改革も並行して行う必要があると思います。

定年制度を考えると年金制度の改革も必要だと思います。

きちんと社会保障(ベーシックインカムなど)によるセーフティネットを構築した上での政策実行が期待されます。


投稿者: 一般読者 (Nov 8, 2009 2:08:06 PM)

ご参考まで
『ハリ・セルダンになりたくて』
http://d.hatena.ne.jp/koiti_yano/20091107/p1
2009-11-07
>■[マクロ経済学] 政策分析に応用される新ケインズ派DSGEモデル
>「リフレ政策の根拠は何か?」とよく聞かれるのですが、その根拠は「新ケインズ派動学的確率的一般均衡モデル(中略)」だと矢野は理解しています。
(後略)


投稿者: 一般読者 (Nov 8, 2009 2:18:04 PM)

ご参考まで
http://d.hatena.ne.jp/koiti_yano/20091105/p1
>■[マクロ経済学] デフレからの脱却と経済再生に関する国際フォーラム
デフレからの脱却の重要性について話をしていると、「そんなことを言っているのはKrugmanっていう変人だけじゃないの?」とよく聞かれます。
>もちろん、そんなことはないです。(後略)


投稿者: プーたん (Nov 8, 2009 2:37:23 PM)

勝間和代さん、商学部出身のようですが、経済学部にでも入りなおして、まともな経済理論を勉強をされたほうがよいのでは。
あなたのプレゼン資料はひどすぎる。
鬼の首でも取ったかのごとく公開するのも恥ずかしいことですよ。
管直人さんも苦笑されていたことでしょうね。


投稿者: 暇人 (Nov 8, 2009 6:00:00 PM)

勝間和代さんへ

言っていることは正しいです。
しかし、それは70年代にできたことです。
日本だけ70年代に戻ることはあっても
世界は戻りません。
第一国債の発行が簡単なのは、
日銀の独立性が強いからです。
勝間和代さんの理論だと国債の発行は
今より困難になるでしょう。
なぜ、所得再分配の人でしたのに、
インフレターゲットへ変更したのでしょうか?

構造改革(規制緩和政策)によって、
正社員や公務員の実質賃金が減り、
その分、派遣社員やアルバイトの賃金が増えた政策を支持していた人だと思ったんですが、
何故、考えが変わったのでしょうか?


投稿者: プーたん (Nov 8, 2009 7:18:01 PM)

先にも書きましたが、今の日本に職がないというのは現実を知らない人の妄想であって、「会社に人生を預けるな」の著者の発言とは思えません。
やりたい職種からの求人(正規雇用、非正規雇用)がなければ、自分で作れば良いではないか。リスクをとってでも自分で始めればよいではないか。
むしろ、今の日本に不足しているのは、チャレンジ精神をもった若者。
また、失敗しても再度チャレンジできる社会基盤やセーフティネットが必要。
デフレが諸悪の根源でインフレがすべての問題の処方箋というのは極論すぎる。


投稿者: 一般読者 (Nov 8, 2009 8:29:00 PM)

リフレ政策って、そうしたチャレンジ精神を生かせる基盤作りだと思うんですけど、どうでしょうか?
デフレであれば実質金利は0%以下に絶対にならないから融資を受け起業をするにも不利。
担保となる資産もデフレでどうなるか分からないから担保があっても融資はなかなか厳しい。
また、デフレであれば、消費は縮小しているから新規の商品、サービスに対して「試しに」って利用する消費者、企業も少ないのではないでしょうか?
転職についても同様。

ひとつの論点は、デフレ経済下で、産業構造改革は可能なのかってことがあるのですけど、、、
例えば、日本が大きく産業構造改革(第1次産業から第2次産業へ。石炭から石油へ)をしていた1950~1960年代は言うまでもなくインフレ経済下であったわけであって、、、


投稿者: のばりす (Nov 8, 2009 9:00:54 PM)

コメ欄を議論で埋めるのも見栄えが悪いかなと思ったんですが、精神論(=他人事への説教。好景気になるとアニマルスピリッツも勢いづくのにね~)系のよくわからないコメントが増えてきたので便乗します。

>yamadaさん

The Failure of Inflation Targeting
http://www.project-syndicate.org/commentary/stiglitz99

↑を最後まで読めばわかりますが、スティグリッツは利上げによる経済停滞・失業とインフレ抑制を天秤に掛けて、前者のデメリットが後者のメリットをずっと上回ると言ってるんですね。教条的なインフレ抑制は所謂ワシントン・コンセンサスの特徴で、スティグリッツはこれを度々批判してきましたが、要するにインフレでも失業率が下がった方がいいというのが彼の信念なんです。これは彼の数々の著作に目を通せば自然に理解出来ます。

ちなみに実際はスティグリッツのあげつらう類の教条的なインフレ目標は、さほど採用されているわけではなく、資源高騰のような短期のショックは重視せず、中長期的なインフレ率の安定を目標にする伸縮的インフレ目標が主流みたいですね。


投稿者: のばりす (Nov 8, 2009 9:07:14 PM)

>ignorantの方

「貨幣増発でハイパーインフレ」論は日本では10年以上外れ続けてますす。もちろんこれにはちゃんと理由があります。

世界史を勉強するとわかるんですが、ハイパーな国は共通して深刻な供給難を抱えていました。完全雇用状態でさえ必要な商品を賄えないわけで、高インフレは必然です。しかし現在、世界経済はデフレで、供給難どころか供給過剰状態(休業中の工場や失業中の労働者が供給力のバッファー)なので、まずその点が外れます。

またハイパーな国は対外債務を抱えていて、これらは内国債のように二桁程度のインフレで解消される事もありません。よって高インフレの要因になります。ですが日本は世界最大級の対外債権国なので、この点も余裕でクリア出来ます。(続きます)


投稿者: ignorant man (Nov 8, 2009 10:26:07 PM)

>Mr.のばりす

I'm glad to see you back again,MR.Nobarisu.
Once again, you've done the same mistakes that i recommended you not to do so.in this case,精神論(=他人事への説教。好景気になるとアニマルスピリッツも勢いづくのにね~)系のよくわからないコメントが増えてきたので便乗します。

what the heck is this? I really think you've got some issues to deal with ,criticizing ohter people's honest opinions ,like they don't deserved to be heard .I thought I would made some comments regarding of your views of inflation, but I dont feel good about what you've done to the others.

so good luck!I wish you the best of luck.


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