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子供の刀
先週末は、講演会のため静岡県清水市へ出向きました。たくさんの子供たちも聴きに来てくれていて、講演後の質問タイムでは、積極的に手を挙げて質問をしてくれました。しかも、その質問の内容も、なかなか独創的なもので、僕もどうやってこたえたら伝わるか、悩んでしまうほどでした。子供の持つ無限の可能性をあらためて感じました。 また、今回は懇意にしていただいている黄檗売茶流の中澤宗匠とご一緒させていただき、その中で江戸時代から明治維新に至るまでの日本の歴史をとてもわかりやすく教えていただきました。徳川家康、勝海舟、大久保利通、西郷隆盛、木戸孝允、坂本龍馬など、まだまだ僕がしらなかった歴史上の人物も多く、僕も日本に住んでいる以上、もっと勉強したいな、と思いました。また武士という言葉の本当の意味を教えてもらえたことは、僕にとってとても貴重なことでした。「サムライ・ニッポン」というイメージは、海外では、「シンプルな武器でありながら、不思議と強い、負けない」というイメージです。けれど、武士の「武」という言葉は、本来は矛を止める、という意味で、武士が刀を抜くということは、自分が切られるか、相手を切るか以外に道はなく、武士が刀を抜く時は、本当にその覚悟をしたときに限るのだそうです。いかにに刀を抜かずに武士としての生涯を生き抜くか、それこそが武士道というわけです。西洋にも騎士道というものが存在しますが、これはある意味、キリスト教と深く関わっているものであり、日本の武士道とはかなり意味が違います。日本の武士道の5常、仁・義・礼・智・水・信は、これからの未来、世界が一つになるためのキーワードでもあると思いました。 帰り道に、ハイテクな回転寿司に入りました。食べ終わったお皿を 回収口に投入すると、計算までしてくれます。5皿食べると自分の席のモニターでゲームも出来ます。おもちゃ、あたりました。ハンバーグ寿司もありました。笑 PS 今月からナポリ大学の客員教授になりました。 |