「タイムマシン」オフィシャルブログ
うれしいニュースです。今度の新刊「タイムマシン」専用のブログが立ち上がりました。オフィシャル「タイムマシン」ブログとして、日経BP社さんが運営して下さっています。この本の編集担当の竹内さんが、日々の動きを書き留めていってくださるそうで、本当にありがたく思っています。本に書ききれなかったエピソードやこれから「タイムマシン」を知っていただくための活動など、情報もどんどん出して行く予定ですので、みなさんも是非行ってみてください。リンクにも貼っておきますね。

http://blog.nikkeibp.co.jp/book/timemachine/

アマゾンでの先行発売もとても好調だそうです。店頭での発売は、
11月27日からになります。都心の大型店には、相当数置いていただけるようですので、これから迎えるクリスマスシーズンにも、活用してもえたらなぁ、と願っています。

では、今後のアリゾナ報告をご期待ください。



朝EXPO
11月15日、僕は朝の5時半に起きました。この季節の5時半というのは、もうかなり寒いし、外はまだ暗いし、誰もいないんだと言う事がわかりました。笑
僕がなぜそんなに早く起きたのかと言えば、7時に朝EXPOのゲストとしてトークイベントに参加する約束をしていたからです。
朝EXPOとは、普段通勤ラッシュで苦労している丸の内の人たちに、楽しい丸の内の朝を提供しようという試みなのだそうです。確かに、ちょっと頑張って早く起きると、電車も道路も空いていて、心なしか都心の空気も澄んでいる気がします。
www.asaexpo.net/

左からイシコ、僕、児玉さん、秘馬君です。

イベントのナビゲータはイシコ。彼はホワイトマンのリーダで、彼と僕は数年前からの仲良しさんです。ホワイトマン、知らないなぁ、という人はこちらでちゃんと知ってください。笑 http://www.white-man.com/index.html
このイベントを企画運営している、秘馬さんもホワイトマンメンバー。ピアニストだと聞いたときは正直驚いた(ごめんなさい)けど、ピアノを弾いているときの姿、最高に素敵です。そして、今日のイベントで知り合ったのは、昨日のトークゲストでもあったプロスキーヤーの児玉さん。いつか北海道で一緒にスキーしたいですね。

トーク中の様子。

イベントは50人を超えた参加者で、とても楽しい1時間を過ごすことができました。日本では「早起きは三文の得。」と言うそうですが、仲間と経験を共にし、新しい出会いもあり、美味しい朝ごはんもいただきと、本当にお得感溢れる朝となり、大満足です。ありがとうございました!
だからと言って、これからも早起きができるかは疑問ですが、
僕は明日からアメリカ出張です。アリゾナからブログも書きますので、是非ご覧ください。では、行ってきます。
「+1」インタビュー
ヨーロッパでカルチャー系マガジンとして人気の高い「+1」の特別インタビューを受けました。

コンピューター会社の広告みたいですね。笑

2005年度の技術革新や科学部門でアメリカ名誉勲章を取ったこと、科学はどうやって進歩していくか、それに伴いこれからの世界はどんな未来をむかえるか、など幅広いテーマで話をしました。そして、インタビューの最後の質問はこれ。「トルコがEUに加盟することをどう思っているか?」とても大切な問題です。なぜなら、実は、トルコがEUに加盟できないということはヨーロッパ宇宙開発事業団(ESA)に入れない、ということを意味しているからです。僕は、ESAとは今年は特別契約を結んでいますが、もし近年中にトルコがEUに加盟しない場合は、ESAにも入れない=トルコから宇宙飛行士が飛び立つこと自体、難しくなるのです。EU加盟は、2008年の予定でしたが、現在は2014年になるかもしれないといわれています。そして、トルコ人初の宇宙飛行士候補として、僕は意見を求められたわけです。

みなさん、アタチュルク(トルコの父。トルコ共和国の建国者であるムスタファ・ケマル・パシャに与えられた名前)が我々国民に伝えたメッセージを思い出すことがありますか?

「私たちは、これから平和な世界を築くことに全力を尽くそう。そのための道を開く唯一の方法は、人間がお互いを尊敬し大切にしながら、科学を進歩させていくことである。それが唯一の私の願いである。」アタチュルクが遺した非常に大切なメッセージです。

EUに加盟することが、彼の願った平和な世界へとつながるならば、そこに向かうためのひとつのステップであるならば、それにはなんとしても成すべき意味があるでしょう。僕はそう答えました。

「でも、そうしたら、セルカンさんは宇宙に行けないかもしれないですよ。」

「それが?笑 僕は宇宙飛行士候補になれてよかったと思っていますよ。そこには新しいたくさんの出会いと経験があります。じゃあ、その出会いや経験は宇宙へ行かないと全て無駄になりますか?自分に起きている出来事に意味のないことはありません。僕は、みんなにそう知ってもらいたい。そして、自分を信じて、夢を持って生きていってほしい。別天地を求めて宇宙へ飛び立たなくても、新らしい宇宙(世界)は、僕らの手で作ることができるんじゃないかな?」

それは、お互いを尊敬し、大切にし合う、平和な世界。

大切なこと
今日は、僕の新刊「タイムマシン」のデザインをしていただいた
岡本一宣さん、北田進吾さんと食事をしました。
僕のイメージをはるかに超えたセンスのよい本に仕上っていて、
本当にうれしく思っています。どうもありがとうございました。
一宣さんはグラフィック業界の大御所でありながら、いつお会いしてもニュートラルな方で、僕はそんな彼の人柄が大好きです。

マフィア、テロリスト、危険な考古学者!?笑

その楽しい時間をご一緒した帰り道、ふと不思議な気持ちになりました。僕がこうした活動を始めてから、本当に色々な人たちに応援してもらってきました。僕の未来を信じてくれている大切な人たちの期待に応えたい!そう思う気持ちから、気づけば「この本でこうならなくちゃ!今度はここまでしなくちゃ!」と、自分で自分にプレッシャーをかけていたのかもしれないな、と思ったのです。でも、僕が大切に思う人たちは、僕を大切に思ってくれている人たちです。「インフラフリー」、「子供教育」、「宇宙エレベーター」、「タイムマシン」、その活動の未来は誰にも分かりません。
でも、僕がセルカンであることを楽しみ笑顔であることを願ってくれている人たちがいることを、心から感じる事ができた今日、また新たな出発をしたような気がしています。

人生は出会いと経験。
「タイムマシン」の先の未来には、きっと、みんなの笑顔がある。

無事校了!
昨夜、次回の新作「タイムマシン」を、無事校了させました。これも、日経BP、未来館、デザイン会社、印刷会社などなど、みなさんのおかげです。ありがとうございました。1冊の本を出すためには、本当に様々な人にたくさんの作業をしていただくものです。その結果、いろいろな意味で非常に完成度の高い本になったと自負しています。アマゾン先行発売11月17日、書店発売11月27日になります。是非、読んでもらえたらと思います。帯には、何と、日本の名誉、宇宙飛行士の毛利衛さんにコメントをいただいています。光栄です!

校了を向かえ、仲間と小さなお祝いをしました

また、11月27日(月)の夜は、滋賀県の栗東で講演会を行います。詳しい情報は追って公開しますが、関西方面にお住まいの方にお越しいただければと思っています。よろしくお願いします。
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