2009.11.2
<2009年11月8日(日) 12時〜14時35分>
「この道は、世界に続く。」
17都道県の女性ランナーが熱い戦いを繰り広げる「第25回東日本女子駅伝」が11月8日(日)、福島市の日本陸連公認「FTVふくしま」マラソンコース(9区間42.195キロ)で行われます。コースは、福島市信夫ヶ丘競技場をスタートし、吾妻連峰の麓に広がる通称・フルーツラインでの折り返し。
ロス五輪の翌年の昭和60年、女子中・長距離ランナーの育成を目的に始まったこの大会、回を重ねるごとにその目的は実を結び、去年は全チームが第1回の優勝タイムを上回りました。過去24回の大会の中からは、女子マラソンで日本人初の世界チャンピオン・浅利純子をはじめ、渋井陽子も高校時代から過去6回出場。このほか、福士加代子、鈴木博美、高橋千恵美、赤羽有紀子ら数多くのトップランナーを輩出しています。尾崎好美や土佐礼子もアンカーとしてこの道を駆け抜けました。
2009年ベルリン世界陸上大会のマラソン・長距離代表10人のうち、実に8人がこの大会の経験者です(尾崎好美、加納由理、赤羽有紀子、藤永佳子、渋井陽子、左伯由香里、福士加代子、早狩実紀)
今回は、第25回の記念大会。今年から「ふるさと選手」枠が2名となり、各チームの選手層も充実。3連覇を狙う東京のほか、実業団選手をそろえた千葉、神奈川、宮城、さらには新潟・長野を軸に華麗で激しい順位争いが予想されます。
東京は、前大会5区で連覇の足がかりを作った野尻あずさ(第一生命)、2003年と2006年の全日本実業団女子駅伝で区間賞を取っている実力者、橋本歩(三井住友海上)、前回7区で1位の走りを見せた大槻みちる(拓大一高)がエントリーし、今年も優勝を狙います。千葉は注目の永田幸栄(豊田自動織機)がエントリー、他にも今年の全日本実業団ジュニア3000m2位の永尾薫(アルゼ)、23回大会5区区間賞の才上裕紀奈(積水化学)、ハーフマラソンで好成績をあげている山根麻美(豊田自動織機)など、十分優勝を狙えるメンバーがそろいました。昨年大健闘の新潟は、今年も「ふるさと選手」で山口麻衣子(ヤマダ電機)をエントリー、国体強化で強い高校生をそろえ、上位を目指します。さらに注目は長野、国際駅伝日本代表、世界クロカン代表の清水裕子(積水化学)がエントリー。ユニバーシアードハーフマラソン金メダリストの斉藤千聖(城西大)、インカレ10000m4位の小田切亜希(名城大)など有力メンバーをそろえ、上位に食い込んでくる事は必至です。
また、この大会は、4区(3km)と8区(3km)を中学生区間とするほか、3名以上は高校生相当年齢の選手起用が義務付けられています。未来のトップアスリートを目指し、懸命に走る若い選手の活躍ぶりも見どころのひとつです。
大会の模様は福島テレビをキーステーションに、フジテレビ、北海道文化放送、岩手めんこいテレビ、仙台放送、秋田テレビ、さくらんぼテレビ、新潟総合テレビ、長野放送、テレビ静岡、山梨放送、青森テレビの東日本12局ネットで生中継。(青森テレビでは中継録画で放送)
番組では将来日本のエースとなる若手選手の活躍も追いながら、筋書きのないドラマが生む「駅伝のおもしろさ」を、迫力のある映像、そして愛情あふれるコメントで定評の増田明美さんと、弘山晴美さんの解説でお伝えします。
『東日本女子駅伝』は、若手の有望選手を育成するため、9区間のうち4区(3km)と8区(3km)を中学生のみがエントリーできる区間としています。また、残る7人の選手のうち3人以上は高校生相当年齢選手の起用を義務付けています。このため、レースは毎回、抜きつ抜かれつの思わぬ展開が繰り広げられます。
25回目を迎えた記念大会の今年は、スタートを12時4分に変更し、ふるさと選手枠も2名となりました。那須川瑞穂選手、清水裕子選手、藤川亜希選手、野田頭美穂選手など実業団のトップランナーが地元チームでエントリーし、今年も混戦は必至です。
解説は、愛情あふれるコメントで定評の増田明美さんと、昨年に続き、一番尊敬されたランナーの弘山晴美さん。歴代のトップランナーが駆け抜けた晩秋の福島の美しい風景と、筋書きのないドラマが生む「駅伝のおもしろさ」をお見逃しなく。
2009年10月30日発行「パブペパ No.09-266」 フジテレビ広報部
※掲載情報は発行時のものです。放送日時や出演者等変更になる場合がありますので当日の番組表でご確認ください。