2009.11.4

フジテレビ開局50周年記念
アニメ「サザエさん」40周年記念スペシャルドラマ

『サザエさん』

筒井道隆、観月ありさ、鍋本凪々美、荒井健太郎、庄司龍成、竹下景
アニメから飛び出たようなサザエさん一家。磯野家門前にて
筒井道隆、観月ありさ、鍋本凪々美、荒井健太郎、庄司龍成、竹下景子、片岡鶴太郎

>>「サザエさん」オフィシャルサイト

<2009年11月15日(日)18時30分〜20時54分>


日本中の家族に愛されて40年。
日本のホームドラマの金字塔
あの国民的アニメ『サザエさん』の実写版ドラマが登場!!

 1969年10月5日からスタートし、2008年の10月に40周年を迎えたアニメ『サザエさん』は、フジテレビの歴史と共に歩んできたと言っても過言ではない長寿番組。40年間、放送時間が変わらず毎週日曜18時30分に放送され続けてきた『サザエさん』は、今も子供からお年寄りまで多くのファンに支えられています。誰もが知っている、この国民的アニメ『サザエさん』が、11月15日(日)(18時30分〜20時54分)に、実写版のスペシャルドラマとして登場します! 今回は、アニメの放送がスタートした1969年(昭和44年)当時を舞台に、“家族だんらんの大切さ”をオムニバス3本立てでアットホームに描きます。また、アニメでは、昭和45年に放送した日本初の国際万博をテーマとしたアニメの再放送や、『サザエさん』の40年の移り変わりを紹介するなど、アニメとドラマあわせて2時間30分のスペシャル版でお送りします!! スペシャル版ならでは、アニメと実写が楽しくリンクしていきます。
 
 日本一有名な主婦“サザエ”を演じるのは、コミカルな役には定評があり、今や日本で一番のコメディエンヌで誰からも愛される観月ありさ。これまで、江利チエミ(TBS系・1965〜1967年)、星野知子(フジテレビ系・1981〜1985年)、浅野温子(フジテレビ系・1992〜1996年)で、何度かテレビドラマ化されてきましたが、この3人に続き、観月ありさが4代目のサザエとなります。観月本人も、いつか自分はサザエを演じるのではないかと思っていたと言うほどのハマリ役で、満を持しての出演となります。その他、マスオ役筒井道隆波平役片岡鶴太郎フネ役竹下景子ノリスケ役田中裕二(爆笑問題)タイコ役白石美帆三河屋のサブロウ役勝俣州和などが出演。カツオ、ワカメ、タラオ(タラちゃん)役は、300人近くの子供たちの中から厳しいオーディションによって、アニメキャラクターをほうふつとさせる3人が選ばれました。もちろん、猫のタマもオーディションで厳選されたこだわりの一匹。出演者のみなさんそれぞれが、役作りを工夫されており、まさにアニメから飛び出てきたようなアニメファンを裏切らない、サザエさんファミリーが誕生しました。
 また、スペシャルゲストとして、子供たちに大人気のお笑い芸人のオードリーや、アニメで“サザエ”と“波平”の声優を務める、加藤みどり永井一郎がドラマのどこかに出演します。 

 演出は、『Dr.コトー診療所』や『薔薇のない花屋』など、ドラマ史上に残る数々のヒューマンドラマを手がけてきた中江功(フジテレビドラマ制作センター)が務めます。また、プロデューサーにはアニメの実写化で好評をいただいた『テレビアニメ放送15周年記念ドラマ ちびまる子ちゃん』のプロデュースも務めた浅野澄美(FCC)。今回もアニメキャラクターやセットなどを徹底的に分析、研究し、制作に臨んでいます。作品作りに対して徹底したこだわりを持つスタッフ陣が、究極のホームドラマ『サザエさん』をどのように作り上げていくのかも楽しみなところです。

 11月15日(日)18時30分〜20時54分、アニメと合わせて2時間30分のスペシャル版でお送りするホームドラマの決定版! ぜひご家族そろってご覧ください。

【キャストコメント】

観月ありさ … フグ田サザエ

観月ありさ

「国民的に有名な『サザエさん』をやらせていただけることはとても光栄です。周りからも“サザエさんの実写版があるなら、ありちゃんだよね”と言われていたので、この話をいただいたときは“ついに来たか”と思いました(笑)。この風ぼうになっても違和感がなかったです。アニメの良さを残しながら、実写の中での演技を追求していきたいです。最近は、家族みんなで一緒に食卓を囲む家庭が少なくなってきたと思うので、磯野家を見ているとすごくいいことだなってあらためて思います。家族で共有の時間を持つことはすてきなことなので、そんな『サザエさん』の魅力をお伝えできたらと思っています。」

筒井道隆 … フグ田マスオ

筒井道隆

「昔から見ていた『サザエさん』に出演できて光栄です。自分にマスオさんのイメージがばっちりあるのでそのイメージから大きく外れないようにすることを気をつけています。昔から知っているイメージを壊さないように、楽しい一家のイメージが出ればいいなと思い演じてます。サザエさんみたいな家族って、今は少ないのですが日本人にとっていい形なんじゃないかと思います。よき日本のモデルみたいなものがなくなってきているので、そういう部分を伝えられればいいですね。」

片岡鶴太郎 … 磯野波平

片岡鶴太郎

「波平は昭和の良き時代のお父さんということで、実際に扮装をして、波平のセリフを言っていると違和感がなくて自然に波平になっている感じです。演じているという感覚があまりないんですよね。われながら波平は自分でもハマリ役だと思っています。(アニメで波平さんの声優を務める)永井一郎さんの声を意識しました。永井さんもドラマに出演されているので、撮影現場でお会いしたときに“ばかも〜ん!”を伝授していただきました」

竹下景子 … 磯野フネ

竹下景子

「波平のテンションについていくのが大変です(笑)。アニメに続いて実写版が放送されますが、見終わった時におフネさんって誰が演じていたかしらと言っていただけたら本望です。元気なサザエと優しい子どもたちに囲まれて撮影は楽しいので、子供たちに“おばあちゃん”と呼ばれても“はいはい”と答えるようにしています(笑)」

荒井健太郎 … 磯野カツオ

荒井健太郎

「カツオ役は僕遊ぶのが大好きなところだと思います。ひとつだけカツオと違うところは、僕は成績が優秀なところです(笑)」

鍋本凪々美 … 磯野ワカメ

鍋本凪々美

「大好きなワカメちゃん役に決まってとってもうれしいです。遊ぶことが大好きなところが似ていると思います。収録もとても楽しくて、波平さんが優しいです!」

庄司龍成 … フグ田タラオ

庄司龍成

「タラちゃんはとてもかわいいし、演じられてよかったです。みんな見てください。」

田中裕二(爆笑問題) … 波野ノリスケ

田中裕二(爆笑問題)

「まさか自分が出演するとは想像もしていませんでした。ノリスケさんはマスコミ関係で少しかっこいいイメージですね。遊び人で適当な感じで自由に生きている雰囲気があるので好きなキャラクターです。あまりモノマネになってもよくないし、かけ離れても違うので、不自然にならない程度に演じています。」

白石美帆 … 波野タイコ

白石美帆

「子供のころから見ていた『サザエさん』に出演が決まってとてもうれしかったです。タイコさんはゆったりしている感じ。妊婦の役ですがかわいいイクラちゃんを想像しながら、座り方、しぐさ、歩き方を意識しました。あのイクラちゃんを産むんだと思ったら幸せに満ちて神秘的な感じがしました。」

勝俣州和 … サブロウ

勝俣州和

「演じている感じがしなくて、そのまま自然と磯野家に入り込んでしまった感じがしました。きっと、(ドラマを)見る人もサザエさん一家と同じ街の住人になれるんじゃないでしょうか。サザエさん一家って近くにいたら幸せだなと思うような家族なんですよね。家族とか大切なものがいっぱい詰まっていると思うのでぜひ見てください。」

スタッフコメント

プロデューサー : 浅野澄美(FCC)

「長谷川町子美術館、アニメスタッフのみなさんのお力をお借りして、ドラマのキャスト、スタッフみんなで、とにかくアニメに忠実であることを心がけて作りました。視聴者のみなさんに“サザエさん一家は生きてるんだね!”と思っていただけたらうれしいです。家族愛、夫婦愛、親子愛、いろんな愛ががたっぷり詰まっていますので、ぜひこのほっこりしたドラマを楽しみにしてください」

監督 : 中江 功(フジテレビドラマセンター)

「歴史、知名度とともに驚異的な『サザエさん』ですが、原作が4コマ漫画であり、そしてその4コマ漫画から出てきたものがこんなに長く続いているのはすごいことだと思います。アニメとか漫画というより、『サザエさん』というひとつのジャンルに挑戦する気持ちです。これだけのキャストにそろっていただきましたので、このキャストでしかできない、唯一無二の財産ができればと思っています。世の中いろんなことがありますが、この2時間半だけは他のことを考えず幸せになるようなドラマを作りたいです」

ドラマの物語

第1話「カラーテレビがやってきた!」

第1話「カラーテレビがやってきた!」より第1話「カラーテレビがやってきた!」より  「カツオ! 待ちなさい!」ある日曜の朝、サザエがいたずらをしたカツオを追いかけ大騒ぎの磯野家。そんなところへ電気屋がやってきた。待ちに待ったカラーテレビを届けに来たのだ。カラーテレビに色鮮やかな映像が映し出されると、アポロの月面着陸が見られると沸き上がる磯野家。
「バカモ〜ン!」ある日のこと、波平の怒鳴り声が磯野家に響いた。カツオが届いたばかりのカラーテレビをうっかり壊してしまったのだ。カツオは、波平に怒られた上に、サザエに「落ち着きがない、うっかり、おっちょこちょい。通信簿にもいつも書かれているでしょ」とさんざん小言をもらう。「姉さんだって書かれていたくせに」と悔しがるカツオは、サザエの通信簿を探すことにする。でも、なかなか見つからないので、こっそりサザエの日常を観察して通信簿をつけることに…。

第2話「磯野家大戦争!」

第2話「磯野家大戦争!」より第2話「磯野家大戦争!」より  「ええー!? 母さんが!?」ある日の夜、磯野家ではフネが車の免許を取ると言い出したことで大騒ぎになっていた。サザエやマスオは反対するが、波平は大賛成で応援すると言う。慌てたサザエだが、実は、これはフネをあきらめさせる波平の作戦だということがわかり一安心。ところが翌日、フネが教習所の入学を決めたと聞き、さすがの波平も反対する。「女だてらに、免許なんていらないって言っとるんだ!」波平とフネが言い合いになっていたところへ、「女だてらってどういうこと!?」サザエとワカメが踏み込んできた。「男なんてホントに勝手なんだから」というサザエの言葉に、マスオとカツオが加勢する。お互い不満が爆発し、「男なんて」「女なんて」と双方意見は真っ二つ。ついには、「たいした仕事もしとらんくせに。いったい誰のおかげで暮らしてると思っとるんだ」との波平のひと言に、サザエたちは怒り心頭。それならばと、女性陣はストライキをすることに。赤鉢巻き姿にのぼりを立てたサザエたちはストライキを決行。その朝から男性陣は家事一切を自分たちでやらねばならなくなってしまい…。

第3話「磯野家にようこそ!」

第3話「磯野家にようこそ!」より第3話「磯野家にようこそ!」より  「あら? 誰の写真かしら…」 ある日、磯野家の茶の間では、サザエが掃除の合間に見つけた思い出のアルバムを広げ、赤ちゃんのころの子供たちの写真を見ながら思い出話に花が咲いていた。しかし、ワカメは、自分だけお父さん(波平)と一緒に撮った写真が少ないことを気にしていた。さらに、「ワカメは末っ子で甘ったれなもんだから」とフネが友達と電話で話をしている会話を偶然聞いてしまい落ち込んでしまう。気になったサザエとカツオは、ワカメを励まそうとするが裏目に出てしまい困っていた。そんなとき、ノリスケと身重のタイコが訪ねてくる。ノリスケが急に出張することになったので、不在の間、タイコは磯野家に泊まることになったのだ。そこでピンときたサザエは、ワカメの自信を取り戻すために、タイコと生まれてくる赤ちゃんの世話をするよう提案する。ワカメは、張り切って赤ちゃんのお世話の練習を始めるが、なかなかうまくできずに音を上げてしまう。そんなとき、突然タイコが産気づき…。

アニメの概要

■「ワカメの七五三」 ※新作

ワカメの七五三の着物を虫干ししながら昔のことを思い出す一家。ところがワカメは七五三の着物を新調してもらえないことでふてくされていた。ワカメは、その着物が年代物でとても立派なものなので、フネにどうしたのかと尋ねると・・・。

■「磯野家のアルバム」

40年間で磯野家の生活もちょっとずつ変化をしています。電化製品や家具をはじめとする生活の移り変わりを、現在の磯野家と比べてお見せします。また、キャラクターの絵柄の変化などもご紹介しつつ、40年間の歩みを振り返ります。

■「サザエ万博へ行く」 ※再放送(S45・6・14放送)

日本初の国際万博へやってきた磯野家。海外の人たちがたくさんいて、更に見たこともないようなハイテクな建物にびっくり。そんな中パビリオンの席に荷物を広げて場所取りをしたタラちゃんを強くしかるサザエとマスオ。ショックを受けたタラちゃんはいなくなってしまい…。


【番組情報】

タイトル

フジテレビ開局50周年記念
アニメ「サザエさん」40周年記念スペシャルドラマ
『サザエさん』

放送時期

2009年11月15日(日)18時30分〜20時54分放送
アニメと合わせて2時間30分

キャスト

  • フグ田サザエ … 観月ありさ
  • フグ田マスオ … 筒井道隆
  • 磯野波平 … 片岡鶴太郎
  • 磯野フネ … 竹下景子
  • 磯野カツオ … 荒井健太郎
  • 磯野ワカメ … 鍋本凪々美
  • フグ田タラオ … 庄司龍成
  • 波野ノリスケ … 田中裕二(爆笑問題)
  • 波野タイコ … 白石美帆
  • サブロウ(三河屋) … 勝俣州和
  • 電気店店員 … オードリー
  • 老紳士  … 永井一郎 (特別出演)
  • 社員 … 加藤みどり(特別出演)

【スタッフ】

原作
長谷川町子
脚本
田中一彦
1話「カラーテレビがやってきた!」
2話「磯野家大戦争!」
水橋文美江
3話「磯野家にようこそ!」
企画
松崎容子(フジテレビ)
プロデュース
浅野澄美(FCC)
『風のガーデン』『優しい時間』『ちびまる子ちゃん』
演出
中江 功(フジテレビ)
『薔薇のない花屋』『Dr.コトー診療所』
制作
フジテレビ
FCC
タマタマ

2009年11月2日発行「パブペパ No.09-268」 フジテレビ広報部
※掲載情報は発行時のものです。放送日時や出演者等変更になる場合がありますので当日の番組表でご確認ください。