2009.11.2

土曜プレミアム
『新美味しんぼPART3
 海原雄山VS究極七人のサムライ!』

フジテレビの土曜プレミアムの人気シリーズ『新美味しんぼ』の第3弾が放送!
会社の経費を使いすぎだと告発された山岡士郎(松岡昌宏)は総務部に異動、さらには、総務部を一日でクビになり、社員食堂へ。士郎、大ピンチ!!
そして、今回の「究極のメニュー」と「至高のメニュー」の対決のテーマは「牛肉」。
勝敗の行方は?

<2009年11月14日(土) 21時〜23時10分放送>


 人気シリーズ『新美味しんぼ』第3弾が、土曜プレミアム『新美味しんぼPART3 海原雄山VS究極七人のサムライ!』として2009年11月14日(土)に放送される<21時〜23時10分>。
 第1弾、第2弾に引き続き、東西新聞の「究極のメニュー」の担当者として、実の父親である海原雄山(松平健)と対峙する山岡士郎役にTOKIOの松岡昌宏、士郎と一緒に「究極のメニュー」を担当する同僚の栗田ゆう子を優香が演じる。

 第3弾では、大阪支局から東西新聞文化部に異動になった男の指摘で、「究極のメニュー」作りに会社の経費を使いすぎだと人事局長に告発された士郎は総務部に異動になる。さらには、総務部を一日でクビになり、社員食堂に異動となる。社員のためにおいしいランチに腕を振るう士郎だが…。そして、今回も山岡士郎率いる東西新聞の「究極のメニュー」と海原雄山率いる「至高のメニュー」の対決。今回の対決のテーマは「牛肉」。果たして、勝敗の行方は?

出演者のコメント

◆山岡士郎 … 松岡昌宏

 山岡士郎のキャラは、東西新聞の文化部の記者で料理好きで、海原雄山の息子だということを背負っているのですが、自然なゆえにつかみどころがなく、料理に真剣に取り組む姿が演じる上で勝負です。2年のブランクは感じないですね。共演者のお芝居に返すだけで、あんまりお芝居していないかも(笑)。
 久々の松平健さんの雄山は眼力が衰えることなくすごく、雄山が降りてきています。雄山とのせりふの掛け合いで、『美味しんぼ』だと実感します。松平さんの眼力にちょっとたじろぐ自分もいますが…なんせ、暴れん坊将軍ですよ(笑)。山岡士郎という役になりきり、自分の父だと、かみしめながら演じています。
 山岡士郎にとって、母親がポイントで、自分の母親を守れなかったという思いがあります。雄山のせいで母を失ったという憎しみ、男として雄山を許せない気持ちがあります。もちろん、父として、すごいという気持ちもあると思いますが、愛と憎しみは紙一重だと思います。
 ゆう子みたいな女性がいたら最高ですね。母であり、彼女であり、マネージャーであり…もし、ゆう子みたいな女性が実際にいたら離さないです(笑)。
 今回は「牛肉対決」ですが、ふだん、牛肉で食べるのは内臓ばかりで、たまにヒレを食べるぐらい。そんなに牛肉は食べないです。北海道出身なので、ラムで育って、豚、鳥…です。牛肉のいろんな部位を食べるようになったのは、事務所に入ってからです。
 第3弾の放送では、実の親子の男同士の闘い、新たな対決に期待してください。

◆栗田ゆう子 … 優香

 2年ぶりの『美味しんぼ』の収録で、ゆう子ってどんな感じだったかなと思っていましたが、士郎さんや東西新聞文化部のみんなと会うと『美味しんぼ』だなと意識します。楽しく演じさせていただいております。
 私個人としては、士郎さんはほっとけないタイプ(笑)。表現は不器用ですが、料理にはまっすぐで、そのギャップが女性にはたまらないと思います。ゆう子も士郎さんにもっと自分のことを見てほしいのだけど、そっけないところも好きなようです(笑)。士郎さんの心の奥の優しさを知っていますから。
 今回は「牛肉対決」がメインですが、牛肉は大好きです。特に焼肉が好きです。
 今回もおいしいものがたくさん出てきて、テンポがよいので、家族そろって、肩の力を抜いて、見ていただきたいと思います。

◆佐々山金造 … 田中義剛

 セリフを覚えること、そして、佐々山金造という人物を演じるのに苦労しましたが、すごく、いい経験をさせてもらいました。自分とは正反対の性格の佐々山金造でした(笑)。でも、夢見る男という設定は、同じかな。私の場合は、夢を夢では終らせない、しつこさはありますけどね(笑)。勝負は、あきらめた時点で負けなんです。あきらめない限り、終わりはない! こんな感じで、いつもいろんなことに臨んでいます。現場では、皆さんを引っ張り、ムードメーカーだった松岡君。以前にも増して、いい男になっていました。

◆平月啓一 … TETSUYA<EXILE>

 『美味しんぼ』は子供のころからよく見ていたマンガだったので、すごく光栄です。初めての個人での活動ということで緊張もありましたが、現場の雰囲気がすごく良くて、うまく役に入れたと思います。
 寿司屋の主人、平月を演じさせてもらったのですが、若くして自分の店を持った努力家で寿司一筋、寿司においてはものすごくプライドを持った男が海原雄山に罵倒され、その逆境を山岡たちと共に、どん底から這い上がっていく心情を表現できたらと思い、一生懸命やらせていただきました。

あらすじ

 東西新聞は「究極のメニュー」を発表し、帝都新聞の「至高のメニュー」と対抗している。「究極のメニュー」の責任者は東西新聞・文化部の山岡士郎(松岡昌宏)。対する「至高のメニュー」の総指揮を執るのは海原雄山(松平健)。雄山は士郎の実の父親で、二人には確執があり、対立している。
 山岡は、米国特使のドワイト氏をもてなす晩さん会で、雄山の「至高のメニュー」にまたもや敗れる。社主の大原(神山繁)に敗北を怒られる山岡だが、反省している様子はない。
 大阪支局から文化部に五十嵐洋之(松尾諭)という男が配属されてきた。五十嵐は会社の金でくだらないことをしていると、「究極のメニュー」に敵意を持っている。
 東西グラフの二木まり子(上原さくら)から北海道の噴火湾で最高のウニがあがったとの連絡があり、文化部の面々は北海道に出張することになった。五十嵐も文化部の経費無駄遣いの実態を暴くため、ついていく。
 士郎がウニを食べに北海道に行ったのは、わけがあった。寿司屋「平月」の若き主人・平月啓一(TETSUYA<EXILE>)がお店で出したウニを海原雄山から罵倒され、悩んだ平月が士郎に相談を求めたのだ。
 夜の宴会で、五十嵐をまたもや怒らせた士郎は外に飛び出した五十嵐を探しに行く。橋の上から飛び降りようとする男を五十嵐と勘違いした士郎は、男を羽交い絞めにする。
 男は生キャラメルの事業に失敗した佐々山金造(田中義剛)という男だった。ハチミツ入りの生キャラメルを作りたいが、ミツバチが世界的に大量失踪している影響で、ミツバチがいなくて困っているという。だが、士郎のアイデアで、佐々山は苦境を脱する。
 士郎は総務部に異動することになった。だが、総務部長が人事局長の氷岩(浅野和之)に「どうしてウチにあんな男を回したんですか」と詰め寄る。各部署の部長や社員も士郎を引き受けるのは嫌だと抵抗する。
 士郎は一日で、総務部から異動し、社員食堂に異動となる。士郎は余り物を使って、のり巻きを作る。だが、パリで修行した社員食堂のコック長の相川(ベンガル)は、「究極のメニュー」で活躍していた士郎にライバル心を持っている。士郎はコック長のソースを批判し、「本物の味を教えてあげます」と言い、新人コックの大里(仲里依紗)を連れ、翌朝、牧場に行き、しぼりたての牛乳で、バターと生クリームを作る。ゆう子もついて行く。
 コック長は士郎の作った料理のソースを一口なめ、その完ぺきさに舌を巻く。コック長に仲間として認められた士郎は、社員のためのランチに腕を振るう。
 寿司屋「平月」。主人の平月啓一が雄山に2種類のウニを出し、雄山にようやく認められる。だが、士郎の入れ知恵だと気づいた雄山は士郎を罵倒する。
 店を出た雄山は、男に出刃包丁で刺されそうになったが、士郎が助ける。その男は川地(小林隆)といい、かつて雄山に料理を酷評され、そのうわさが広がり、店が開店休業中で、雄山を憎んでいた。士郎は川地を東西新聞の社員食堂のコックに誘う。
 コック長、大里、川地…文化部を離れた士郎は、「究極のメニュー」作りで、ゆう子が頼りにできる人間を社内に集めたのだ。士郎を文化部から追い出す原因を作った五十嵐も士郎のすごさに気づき、手伝いを申し出る。
 士郎に異動の辞令が出る。人事局長の氷岩によると、異動の理由は、社員食堂の料理の味が抜群によくなったが、材料費に金をかけすぎだからだという。
 文化部に戻った士郎に社主の大原が、横浜開港150周年で「究極のメニュー」と「至高のメニュー」の対決が決定したことを伝える。テーマは「牛肉対決」。士郎はコック長、大里、川地、割烹料理屋の「岡星」の主人・岡星精一(益岡徹)、平月、五十嵐、そして、ゆう子を率い、雄山率いる「至高のメニュー」と対決する。果たして、勝敗の行方は?

スタッフ

企画
熊谷 剛
原作
「美味しんぼ」(小学館・刊)
作・雁屋 哲
画・花咲アキラ
脚本
樫田正剛
プロデューサー
三宅川敬輔(オー・エル・エム)
企画協力プロデューサー
戸塚弘道(レン・コミュニケーションズ)
大村 信(小学館)
監督
浜本正機
共同監督
冨塚博司
制作
フジテレビ
オー・エル・エム

2009年10月30日発行「パブペパ No.09-264」 フジテレビ広報部
※掲載情報は発行時のものです。放送日時や出演者等変更になる場合がありますので当日の番組表でご確認ください。