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学園祭での講演
昨日は、埼玉県にある昌平高等学校という学校の学園祭イベントとして講演を行いました。秋晴れの気持ちよい日に、エネルギーに満ち溢れた高校生に囲まれ楽しい時間を過ごすことができました。その講演でもお伝えしましたが、学生の時は自分の中でコレをしているときは最高に楽しい!と思えることを見つけ、それに没頭することもよいと思います。今はその先に職業というものが見えなかったとしても、大人になり社会人となるとき、没頭していた時に得た知識や経験が生かせる未来がやってくる可能性は十分あるのです。時間は、過去から未来へ一方的に流れているものではありません。未来から見た今を生きる、そんな視点を持ってもらえればと願っています。
その高校で、建築家を目指す女子高生からブログを通じこんな質問をもらいました。下記に回答しておきます。コメントをどうもありがとう。未来の女性建築家に期待しています。 ○建築に興味を持ったきっかけは? 日進月歩に進化していく技術・テクノロジーの未来を考えた時、人間にしかできないもの、成し得ないことはなんだろうという疑問にぶち当たりました。そして私が思ったのは「デザイン」することでした。そこから、まずは建築に取り組んでみることにしたのです。 ○私にとって建築とは? 最終的には、私にとっての建築とは、未来を創造することと言えるでしょう。人が未来、どんな建築を求めるかは、未来の人間のありかたと密接に関わっているからです。 ○好きな建築物は? 最近興味を持っていて、今度調査でも行く予定になっているのは、オノヨーコ氏の「Imagine Peace Tower」です。アートと科学を上手く統合させたコンセプチャルな建築物だと思います。 |
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小学生7人
今週月曜日、駒場東大前駅を使いました。日本へ来たばかりの頃、この近くにある留学生会館に半年ほど住んだことがあるため懐かしい場所と言えます。今は用事のあるときしかこなくなっていて、今回も大切な用事ができて出向きました。 それは、トルコからきた小学生7人との打ち合わせです。トルコには「県」というものはなく、国全体を7箇所にわけそれぞれ名前がついています。例えば、僕の出身地であるイズミルであれば、町沿いにあるエーゲ海の名前を基にした「エーゲリージョン」、北の方は黒海を基に「カラデニズリージョン」などです。今回の子供達も、それぞれのリージョンから一人ずつ計7人が、トルコ代表として日本を訪れています。 この7人は、各リージョンにおいて学校で一番成績がよかった子供たちです。彼らは、「ILKYAR」と言う大学の先生達が中心となって活動している小学生教育の応援団体により選ばれています。この団体は、田舎でお金がない家の子供を応援したり、学校の図書館を作ったりしています。2人の子供は宇宙飛行士に、3人は科学者、2人はお医者さんになりたいという夢があるため、リーダの先生から僕に連絡があったのです。 トルコの教育レベルは、それぞれの地域によって違います。田舎に行くと学校のレベルは低くなり、図書館のない学校も珍しくないのが実情です。トルコの子供達は、そういう学校で中学校まで(8年)を送り、その後大工になったり職業に合わせた専門教育を受け、自分の人生、生活を決めていきます。大学に進みたい、という子供達もたくさんいますが、そういうチャンスを手に出来る子供はあまり多くありません。「もっとチャンスがあれば、もっと本を読めたら」。「ILKYAR」は、そういう子供達を応援するため、一生懸命頑張っています。 僕は、子供達と30分しか話すことが出来なかったのですが、みんな積極的で優秀で、彼らの質問や将来の展望を聞いていたら、まるで大人と話をしている気がしました。僕が小学生のころは、ここまでしっかりしていなかったかな。(笑) 子供達の未来のためには、やはり「教育」と同時に「環境」も大切だと痛感しました。目の前には可能性がないように見えても、世界に目をむければたくさんの可能性、夢があるかもしれません。子供達がたくさんの可能性を信じ、自分の未来を自分の手で選び取っていけるよう、すべての大人が手伝っていく意識を持っていきたいものです。そして何より僕ら自身がそういう人生を生きている姿を、彼らに見せていくことが大切なのではないでしょうか。 |
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プラネタリウム番組&ワークショップのお知らせ
ワークショップのお知らせを致します。
僕が監修しましたつくばエキスポセンターのプラネタリウム番組 「タイムマシン〜不思議な夢の時空旅行〜」の上映をきっかけとし、下記の通りワークショップイベントを行うことになりました。この番組とワークショップを通じ、子供達に相対性理論を学びながら、ここに存在する「今」という時間の持つ無限の可能性を捉えてもらいたいと思っています。今年の冬は、主人公の少年航太君と時空を旅してみてはいかがでしょう?番組の上映期間は、12月6日(土)から21年3月1日(日)になります。 ☆☆☆ ワークショップの詳細 ☆☆☆ タイトル 「セルカン博士とタイムマシンについて考えよう」 日 時 12月14日(日) 14時〜16時まで 場 所 つくばエキスポセンター2F宇宙情報センター 対 象 小学生及び保護者(ペアでのみ受け付けます。) 人 数 15組 お申し込み、お問い合わせは下記までお願いします。 http://www.expocenter.or.jp/event/event_kisetsu.html 今回はかなり限られた人数が対象ですので、お早めにお申し込みください。 |
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トルコに行ってきました
いつも忙しくしているから、この夏休みは少しでもゆっくりできたらと思い、久しぶりにトルコに帰りました。真夏のトルコは日本と同じくらい暑いものの湿気がないせいかそれほど苦しくも感じません。夜になると海風が吹き涼しくて気持ちよく過ごせました。
出発前、トルコにいるある先生からメールが届きました。そこには、子供達が造った模型の写真が添付されていました。聞けばこれはATA宇宙エレベーターを想像した子供の作品だそうです。ただし、この子供達は、父親が戦争でなくなっ子供や両親に捨てられた子供で、みんな孤児院で生活しています。今回、彼らのためのチャリティイベントを依頼され、僕は喜んで出席することにしました。 イベントには、70人以上の小学生が来てくれました。トルコの小学生とは、久々に一緒に過ごしましたが、日本の小学生より自由でカジュアルな彼らは、なかなか黙って座っていられず、1時間の予定だった講演が3時間もかかり、質問もつきませんでした。ちょっと話してみると全員宇宙飛行士を目指しているそうです。(笑)セルカンおじさんも、彼らに負けては居られないと思いがんばりましたが、やはり子供の力にはかないません。子供達の持つ無限の力を、未来を描こうとする強い気持ちを生かす環境を、僕ら大人は作っていく責任があると感じました。 このブログを最初から読んでくれている人はよく覚えていると思いますが、僕の従兄弟の子であるチェムちゃんがたまに紹介されています。今回のトルコでは彼と会えなかったけど、彼のお母さんから写真が届きました。プールが怖くて、入りたくないとごねているところだそうです。(笑)子供の成長はあっという間で、ずいぶん大きくなっているけれど、プールがコワイんだね、チェムちゃん。ぽっこりお腹が浮き袋になって沈まないから心配ないだろうと、セルカンおじさんは思うけどね。(笑) トルコでの夏休みを終え日本に戻ったら大学もすぐ始まり、また忙しい毎日ですが、10月から進めたい研究で出会う新しい人との出会いや経験を楽しみにしています。 |
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和歌山大学での講義
大変忙しい毎日で、すっかり更新が遅れてしまい、すみません!!
先日、和歌山大学で講演を行いました。新設された観光学部の学生を中心とし、たくさんの方が聴講に訪れてくれました。 近年、景色が美しいということだけでは観光の目的とならないことから、せっかくの自然の環境を破壊し、莫大な資金を投入し、観光事業は展開されてきました。今、その施設には、観光客も訪れることがなくなり、メンテナンスも行き届かず、まるで時を止めてしまったかのように、その場所に取り残されています。 これからの観光が目指すものとは何か。それは集客だけを目的とした環境事業の提案だけでなく、地球の未来というものを見据えた上での、教育、人材育成、観光のあり方であることが重要となってくるでしょう。それには、お互いの共通項を見つけ合うことではなく、お互いの違いを知り、理解し、尊敬し合うことが基本となります。 お互いの国に、今にいたる過去という歴史があり、そして、今から始まる未来があります。これからの未来は、今を生きる人々の手に託されている。そんな緊張感持ちながら、学び、経験する機会を持って欲しいと思っています。 そして、多くの自然という遺産に恵まれた和歌山から、いままでにない観光のありかたが提案されることを楽しみにしています。僕自身も、それに何かしらの貢献ができればとても光栄なことです。 その後、学会のためスペインへ。今回はなぜか!母親と一緒です。「セルカンはやせたから、たくさんチーズとサラミを持ってきたよー。」と笑う母。絶句する僕。。。お母さん、僕は言いましたよね!?朝食付きでヒルトンに泊まるんだと!!僕は、多分太って帰国すると思います。母はどこまでも逞しいですね。笑 |