小学生7人

今週月曜日、駒場東大前駅を使いました。日本へ来たばかりの頃、この近くにある留学生会館に半年ほど住んだことがあるため懐かしい場所と言えます。今は用事のあるときしかこなくなっていて、今回も大切な用事ができて出向きました。

それは、トルコからきた小学生7人との打ち合わせです。トルコには「県」というものはなく、国全体を7箇所にわけそれぞれ名前がついています。例えば、僕の出身地であるイズミルであれば、町沿いにあるエーゲ海の名前を基にした「エーゲリージョン」、北の方は黒海を基に「カラデニズリージョン」などです。今回の子供達も、それぞれのリージョンから一人ずつ計7人が、トルコ代表として日本を訪れています。

この7人は、各リージョンにおいて学校で一番成績がよかった子供たちです。彼らは、「ILKYAR」と言う大学の先生達が中心となって活動している小学生教育の応援団体により選ばれています。この団体は、田舎でお金がない家の子供を応援したり、学校の図書館を作ったりしています。2人の子供は宇宙飛行士に、3人は科学者、2人はお医者さんになりたいという夢があるため、リーダの先生から僕に連絡があったのです。

トルコの教育レベルは、それぞれの地域によって違います。田舎に行くと学校のレベルは低くなり、図書館のない学校も珍しくないのが実情です。トルコの子供達は、そういう学校で中学校まで(8年)を送り、その後大工になったり職業に合わせた専門教育を受け、自分の人生、生活を決めていきます。大学に進みたい、という子供達もたくさんいますが、そういうチャンスを手に出来る子供はあまり多くありません。「もっとチャンスがあれば、もっと本を読めたら」。「ILKYAR」は、そういう子供達を応援するため、一生懸命頑張っています。

僕は、子供達と30分しか話すことが出来なかったのですが、みんな積極的で優秀で、彼らの質問や将来の展望を聞いていたら、まるで大人と話をしている気がしました。僕が小学生のころは、ここまでしっかりしていなかったかな。(笑)

子供達の未来のためには、やはり「教育」と同時に「環境」も大切だと痛感しました。目の前には可能性がないように見えても、世界に目をむければたくさんの可能性、夢があるかもしれません。子供達がたくさんの可能性を信じ、自分の未来を自分の手で選び取っていけるよう、すべての大人が手伝っていく意識を持っていきたいものです。そして何より僕ら自身がそういう人生を生きている姿を、彼らに見せていくことが大切なのではないでしょうか。
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