県内ニュース

西蔵王公園の芝生広場にタイヤ跡 山形・進入禁止破り何度も旋回

2009年11月11日 08:51
西蔵王公園の芝生広場で見つかったタイヤ跡。被害額は約100万円とみられる=山形市
西蔵王公園の芝生広場で見つかったタイヤ跡。被害額は約100万円とみられる=山形市
 山形市の県営都市公園「西蔵王公園」内の芝生広場で、車両が走行してできた多数のタイヤ跡が見つかり、県村山総合支庁は10日、山形警察署に被害届を提出した。2度にわたって侵入した形跡があり、被害額は合わせて100万円近くになる見通し。

 同支庁によると、同公園の指定管理者である西蔵王公園施設企業共同体の担当者が、6日に約3600平方メートルの範囲でタイヤ跡を確認。さらに8日、別の場所でも約1500平方メートルにわたり多数の跡を見つけた。進入禁止を破った車両が芝生の上を何度も旋回し、5センチほどの深さまで地面を削り取った部分もあった。同公園では、ほぼ毎日、担当者が巡回しており、被害確認日の前日夕方から確認日の朝にかけた犯行とみられる。

 同公園は蔵王山系の豊かな自然環境の中にあり、アスレチック遊具やキャンプ場、バーベキュー広場などを備える。休日には多くの家族連れらでにぎわう憩いの場として広く親しまれている。同支庁都市計画課は「大変残念。部分的に削り取られた芝生の張り直しは、根を定着させるため、来年春を待ってから作業に入ることになるだろう」と話す。当面は、部分的に穴埋めする程度の応急措置にとどめ、タイヤ跡が残った状態はしばらく続くという。

 同支庁管内では、上山市内6カ所の橋に取り付けられた「橋名板」の盗難が9日に見つかったばかり。相次いだ棄損事件を受け、同支庁は公共施設の点検、パトロールを強化することにした。

文字サイズ変更
  • 小
  • 中
  • 大
ふるさとだより
山形県企業データベース
■ニュース特集
■山形新聞から
やましんケータイサイトのアクセス方法はこちらから 朝刊連載小説「三人の二代目」 てれナビのご紹介
■広告企画
■販売から