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イケシオ初V!やっちゃった“赤面ゴリラポーズ”

<混合ダブルス決勝>第3ゲーム、潮田玲子は相手の強烈なスマッシュに転倒する
<混合ダブルス決勝>第3ゲーム、潮田玲子は相手の強烈なスマッシュに転倒する
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 バドミントンの全日本社会人選手権最終日は11日、千葉県総合SC体育館で行われ、混合ダブルスの「イケシオ」こと池田信太郎(28=日本ユニシス)潮田玲子(25=三洋電機)組は、決勝で平田典靖(25=トナミ運輸)前田美順(23=NEC・SKY)組をフルセットで下して初優勝。ペア結成から4大会目での初タイトルとなった。世界大会での上位進出を目指し、今後はインドネシアの強豪ペアとの合同練習や、外国人の専属コーチを招へいすることを決めた。

 1時間25分の激闘の末、イケシオが初タイトルを手にした。優勝を決めた瞬間、ガッツポーズをしながら跳びはねた潮田は「素直にやった〜という感じ」とキュートな笑顔。池田はうれしさのあまり、しゃがみ込んでコートを手で叩いたが「今、思ったらゴリラみたいだった…。もっと格好いい喜び方があった」と顔を赤らめた。

 決勝の相手は今年4月のアジア選手権3位の平田・前田組だった。1ゲームずつを取り合って迎えた第3ゲーム。17―17となった場面で潮田は「ここまで来たら勝っても負けてもどっちでもいい」と開き直ったという。2度マッチポイントを与えたが、19―20の場面では相手の平田が痛恨のサーブミス。20―21とリードを許しても「初の国内で負けたくないという気持ちが強かった」という池田が鋭いスマッシュを決めて逆転劇につなげた。

 初優勝で勢いに乗るイケシオは、今月22日開幕のヨネックス・オープン・ジャパン(東京体育館)で国際大会本戦初勝利を狙う。現在の池田・潮田組の世界ランキングは178位。世界と対等に戦うべく、関係者によると今月17日から4週間、インドネシアのセティアワン・マリサ組と合同練習を行うことが決定。世界ランクこそ25位だが女子のマリサは北京五輪4位の実力者だ。また、来季以降、海外の強豪国から専任コーチを招へいする計画もあるという。「ジャパンオープンでは1回戦を突破したい」と潮田。3年後のロンドン五輪へ向け、イケシオの長い戦いは始まったばかりだ。

 ◆池田 信太郎(いけだ・しんたろう)1980年(昭55)12月27日、福岡県生まれの28歳。岡垣中―九州国際大付高―筑波大を経て03年に日本ユニシスに入社。05年から筑波大の後輩である坂本修一とペアを組み、06年ヨネックスジャパンオープンで日本人ペアとしては16年ぶりのベスト4。07年の世界選手権で日本男子初の銅メダル、08年全英オープンでは日本男子21年ぶりの3位。1メートル75、68キロ。右利き。趣味は読書、スノーボード。

 ◆潮田 玲子(しおた・れいこ)1983年(昭58)9月30日、福岡県出身の25歳。6歳からバドミントンを始め、九州国際大付では全日本ジュニア選手権シングルスで優勝。三洋電機で小椋久美子とペアを組み05年デンマーク・オープン優勝。07年の世界選手権ベスト4。小椋とのコンビは“オグ・シオ”と呼ばれた。1メートル66、57キロ。

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