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水戸の団地で火災、2歳男児と1歳女児が死亡

 13日午後10時半頃、水戸市若宮の県営若宮団地(鉄筋5階建て)5階の会社員山口敏之さん(28)方から出火、約40平方メートルを焼いた。

 消防署員が、山口さんの長男の響也(きょうや)ちゃん(2)と、次女のそらちゃん(1)が玄関付近で倒れているのを見つけたが、2人は収容先の病院で死亡が確認された。水戸署で出火原因を調べている。

 発表によると、出火当時、山口さんは勤務中で、妻の早苗さん(29)は2人を寝かしつけた後、長女(4)と買い物のために外出していたという。同じ団地の男性が「上階の玄関から煙が出ている」と119番。早苗さんにも近所の人が連絡した。響也ちゃんと、そらちゃんは玄関付近まで逃げようとしたとみられる。玄関は施錠されていたという。

 団地に住む50歳代のパート女性は「家族5人で仲良さそうに歩いているのをよく見かけた。本当にかわいい子だった」と肩を落とし、現場に駆けつけた大工男性(60)は「建物から白い煙が上がっていた。2人は救急車で運ばれたが、すでに動いていなかった」と話した。

 現場はJR水戸駅から約2・5キロ離れた団地の一角。

2009年11月14日10時39分  読売新聞)
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